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にんずうだけ じゃない

2013年10月18日 | Weblog
 10月 18日

 現場作業員のこと。

 JR北海道では保線要員を含め、中堅(中年)
の社員が少ないんだそうですよ。国鉄からJRに
なって、経営の厳しいJR北海道は社員の採用を
控えた時期がありましたからねぇ。

 どんな業界でも同じだと思いますが、技術や
技能などは継承されていくものだから、途切れて
しまうようなことになると、基本的なスキルが
低くなるから、今回のように大事故や故障が連発
する事態ですよ。

 アタイの会社だって、現場は50代~60代が
大半だもの。殆ど下請けさんにお任せですよ。
 いつ大きな故障(人為ミス)が発生してもおか
しくないね。

 
 次は東電、福島原発の現場作業員のこと。
 東電側は「作業員は一定程度の余裕がある。」
といつもの<大丈夫発言>だそうです。
 
 まぁ人数は足りているかもしれませんが、実は
ベテラン作業員が現場を離れている。作業が長期化
するのは確実なんですが、現場指導できる熟達した
作業員が足らなくなる。ってことだそうです。

 それはね。原発作業員の被ばく上限が<年間50ミリ
シーベルトかつ5年間で100ミリシーベルト>という
ことが法令(規則)で決まっているからです。

 ベテランほど危険(技能や技術が必要)な場所に
入っていくし、もちろん作業回数も多いんでしょう
からね。
 そうすると、いくら一般作業員(単純作業やスキル
レベルが低い)を増やしても、それを監督・指導で
きる人が被ばく規制値になってしまえば、原発廃炉
作業はお手上げですよ。
 現場は経験がものをいう。です。

 あと、原発作業員に対するチェック体制が無いに
等しい。ってことも問題ですよ。
 危険な作業ですから、なかなか人が集まらないのに、
採用基準やチェックを厳しくしたら、逃げていく人も
多くなるよね。
 
 外国だと、犯罪歴や思想信条など、作業員(関係者)の
身上調査を徹底していたり、警備も厳しくしているん
ですが、それでも原発敷地内に侵入されています。
 日本では、その日に入場する作業員数や名前も把握
できていない。ってことですよ。

 このあたりはヤッパ日本人の「性善説神話」が生きて
いるんでしょ。
 こんなタイヘンなときは国民一体で対処する。とか、
悪い人はいない、自分から危ないことはしない。ってね。

 そうじゃないでしょ。世界のあちこちで自爆テロが
発生しているし、大金を積まれたら悪いことでも危険な
ことでもやってしまう。そういう奴らもイッパイいます
よ。
 
 なにか重大事故や事態が発生したら、「想定外」で
すませるんでしょうねぇ。
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