10月 1日
薄熙来(はく・きらい ポー・シーライ)
中国の中級人民法院(地裁=1審)で裁判が
行われていたんですが、こないだ判決が出まし
た。収賄などの罪で無期懲役、政治権利の終身
剥奪、個人財産没収となったそうです。
この事件や人物について知っている人は詳しく、
知らない人は何のことだか分からないでしょうねぇ。
アタイはその中間で、少しは知っているけれど、
中国共産党(裏側の暗闘)については詳しくない
です。
中国の政治裁判イコール共産党の意向。という
ことなので、被告(この場合は薄熙来)が勝てる
わけがないんですよ。
残されている道は罪を認めて、刑を軽くしてもら
うことだけなんです。普通はね。
(政治裁判の場合、裁判官の役目は、共産党が
決めた罪状と罰を、被告に伝える。ことだけです)
薄被告は罪を全面否認して裁判で戦うほうを
選んだんですよ。
そうすると、反省の色が無い。ということで、
罪が重くなります。
結果、判決は「懲役15年から無期懲役」と
予想された範囲の中で、最も重い無期懲役となった
んですよ。
一番軽い懲役15年なら、ほとぼりが冷める
2~3年ぐらい臭いメシを食べていれば、病気療養
などの名目で、仮釈放されることが多いんですが、
無期懲役だと、最低10年間は刑務所の中です。
(といっても、やはり上位の指導者層でしたから、
豪華な独房が与えられるそうですがね)
あと、共産党内の派閥対立が激しいので、もしか
して、薄熙来が所属している「太子党」が優勢に
なれば釈放される。それに望みをかけているのかも
しれませんがね。
中国の場合、通常はこれだけの罪状なら、ほぼ
死刑です。
党内の対立と現体制に不利な情報を握っているし、
低所得者層の支持があるため、死刑にできない。
ということのようです。
中国の指導者層の薄熙来が、現政権に対抗して、
政権が推進しようとしている政策に反することを
やって、そのことではなく贈収賄という別件逮捕
みたいな感じで罪を問われた。
どこの国でも大なり小なり、政治屋や権力者に
不正はつきものですよね。権力闘争に負けると
過去を暴かれて罪に問われる。
それって、中国4000年の歴史だしね。
アタイ、苦笑してしまったのは、中国が公式に
配信した裁判中の写真。
被告の両側にいる法廷の警備員(廷史)に挟まれ
るようにして、小さな薄熙来が立っている。って
写真なんですが、薄熙来の身長は186cmといわ
れているんですよ。
小さく見せようと、長身の廷史を探したのか、
役者でも呼んできたのか、そこまで作為的にやる
のが中国ですよ。(廷史は元バスケットボールの
選手だとのウワサです)
あと薄熙来が、裁判は「公正ではない」「不当だ」
というような発言をした。
ということですが、あんたは指導者層で、今までに
何人も人民を逮捕したり裁判したり、もっとヒドイ
ことをしてきたんでしょ? たぶん。
党が支配していて、自分がやってきたことなのに、
いまさら自分だけは公正な裁判を要求しても、そりゃ
オカシイですよ。
自国の裁判制度に潔く従ったらどうでしょ。です。
(上告して2審=最終審で争うつもりなのかな?)
中国は指導者の実力を見せつけるためには、あら
ゆる手段をとりますからねぇ。
そんな国で生き残るのはタイヘンだと思いますよ。
指導者だからといって、油断をしてたら、アッという
間に地獄行きだね。くわばらクワバラ。
薄熙来(はく・きらい ポー・シーライ)
中国の中級人民法院(地裁=1審)で裁判が
行われていたんですが、こないだ判決が出まし
た。収賄などの罪で無期懲役、政治権利の終身
剥奪、個人財産没収となったそうです。
この事件や人物について知っている人は詳しく、
知らない人は何のことだか分からないでしょうねぇ。
アタイはその中間で、少しは知っているけれど、
中国共産党(裏側の暗闘)については詳しくない
です。
中国の政治裁判イコール共産党の意向。という
ことなので、被告(この場合は薄熙来)が勝てる
わけがないんですよ。
残されている道は罪を認めて、刑を軽くしてもら
うことだけなんです。普通はね。
(政治裁判の場合、裁判官の役目は、共産党が
決めた罪状と罰を、被告に伝える。ことだけです)
薄被告は罪を全面否認して裁判で戦うほうを
選んだんですよ。
そうすると、反省の色が無い。ということで、
罪が重くなります。
結果、判決は「懲役15年から無期懲役」と
予想された範囲の中で、最も重い無期懲役となった
んですよ。
一番軽い懲役15年なら、ほとぼりが冷める
2~3年ぐらい臭いメシを食べていれば、病気療養
などの名目で、仮釈放されることが多いんですが、
無期懲役だと、最低10年間は刑務所の中です。
(といっても、やはり上位の指導者層でしたから、
豪華な独房が与えられるそうですがね)
あと、共産党内の派閥対立が激しいので、もしか
して、薄熙来が所属している「太子党」が優勢に
なれば釈放される。それに望みをかけているのかも
しれませんがね。
中国の場合、通常はこれだけの罪状なら、ほぼ
死刑です。
党内の対立と現体制に不利な情報を握っているし、
低所得者層の支持があるため、死刑にできない。
ということのようです。
中国の指導者層の薄熙来が、現政権に対抗して、
政権が推進しようとしている政策に反することを
やって、そのことではなく贈収賄という別件逮捕
みたいな感じで罪を問われた。
どこの国でも大なり小なり、政治屋や権力者に
不正はつきものですよね。権力闘争に負けると
過去を暴かれて罪に問われる。
それって、中国4000年の歴史だしね。
アタイ、苦笑してしまったのは、中国が公式に
配信した裁判中の写真。
被告の両側にいる法廷の警備員(廷史)に挟まれ
るようにして、小さな薄熙来が立っている。って
写真なんですが、薄熙来の身長は186cmといわ
れているんですよ。
小さく見せようと、長身の廷史を探したのか、
役者でも呼んできたのか、そこまで作為的にやる
のが中国ですよ。(廷史は元バスケットボールの
選手だとのウワサです)
あと薄熙来が、裁判は「公正ではない」「不当だ」
というような発言をした。
ということですが、あんたは指導者層で、今までに
何人も人民を逮捕したり裁判したり、もっとヒドイ
ことをしてきたんでしょ? たぶん。
党が支配していて、自分がやってきたことなのに、
いまさら自分だけは公正な裁判を要求しても、そりゃ
オカシイですよ。
自国の裁判制度に潔く従ったらどうでしょ。です。
(上告して2審=最終審で争うつもりなのかな?)
中国は指導者の実力を見せつけるためには、あら
ゆる手段をとりますからねぇ。
そんな国で生き残るのはタイヘンだと思いますよ。
指導者だからといって、油断をしてたら、アッという
間に地獄行きだね。くわばらクワバラ。