とくていひみつほご

　１０月　３０日

　特定秘密保護法　案　

　まだ案の段階ですが、ほぼこれで決まりでしょう
ねぇ。という悪法案が国会に提出されました。
　法律だけじゃなくって、世の中全てについていえる
ことですが、善悪なんて、アッチからとコッチからでは
１８０度違うから、コッチ側からみたときの悪。

　今でもいくつかの法令により、情報は保護されて
いるんですが、それでは生温いということで、美しい
内閣総理大臣が提出したんですよね。

　機密情報を漏らした公務員らへの罰則がグゥ～ンと
強められています。国会議員も公務員ですから対象です。
　防衛、外交、スパイ活動の防止、テロ防止の４分野で、
情報が漏れた場合に国の安全保障に支障をきたすおそれが
ある情報を「特定秘密」に指定し、漏らした公務員らは
最長で懲役１０年の罰則が科せられる。そういう法律案。

　「知る権利」「報道の自由」などと真っ向から対立
するような法律ですよ。

　東日本大震災の復興特別予算のとき、各省庁が「とに
かくこれは復興に関連する」ってことで、南の島の港を
整備したり、留学生を受け入れる費用に使ったりしま
したよね。

　同じようなことですよ。お役人がやることは。
　それはね。なんでもかんでもコレは「特定秘密」だ。
ってことにして、都合の悪いことはすべて非公開
（隠ぺい）にするのは分かり切っていますよ。

　正当な取材活動まで規制するものではない。と言って
いますが、何が正当なのかを判断するのは　美しい総理
ではないんです。
　
　法を運用するのは現場機関（美しい圧力をかけることは
あるんでしょうがね）なんだよね。警察とか検察とか。
　「あんたのやっていることは　特定秘密保護法　違反に
なるかもしれませんよ。そうすると最長で懲役１０年です。」
って言われたら、多くの人がビビルでしょ？

　私は関係ない。そんな秘密には関与しないし、十分に
自由を享受しているし。って思っている人が殆どでしょ？
　あなたがどう思って行動しているか。ではないんですよ。
こういうことは、＜当局がどう思ったか＞　ですからね。

　現在行われている反原発のデモ（行動）。これに参加
している人に対しても、ある防衛機関が情報集めをしてい
ます（写真撮影等）。
　これが拡大解釈されて、○旗新聞や○日新聞を購読して
いるだけで、監視対象になったり、学校に教育についての
提言や提起をしたり、役所・役場（区役所など）に陳情し
ただけで容疑者扱いになったりする可能性も否定できない。
そういうことをするのが役人ですから。

　現在でも、情報公開を求めても、都合が悪いことについ
ては、真っ黒に塗りつぶされた書類を出してくるだけで、
内容どころか、何の書類なのかも分からない。ってことが
多いとききますしね。

　この法律によると、保護される情報（文書）については、
指定期間が５年間ですが、延長が何度でも可能だし、その
うち３０年ぐらいになると、廃棄対象になってしまうので、
闇から闇ですよ。

　とにかく、長期的にはあらゆる国家機密（情報）が流出
しないようにすることが目的ですが、目の前的には、武器
供与でアメリカが「あんたのところは防衛機密に関して
情報管理が甘いから、新しい戦闘機を売らなぁい。」
って言ってるので、それを手に入れるために法の整備。
ってことですよ。
　アタイからすると、だんだん住みづらい日本になるね。