たまおのページ

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しかのがい

2023年10月30日 | Weblog
 10月 30日

 鹿の食害。

 こないだの林業ボランティア。作業現場の駐車場に着いたときは太陽が山の
陰になっていて寒かったんです。
 ラジオ体操をして大鎌を持って、みんなで作った杣道を上って作業場所に
着いたら日を遮るものがないので日光が暖かく降り注いできました。
 「あったかいですね」「風も無いし」「作業を始めると動くから暑く感じる
でしょうね」

 作業開始。まずは下草刈りで長く伸びていて、塊って株となっているカヤを
刈っていきました。カヤが群生しているところには動物の塒がいくつもありま
した。外敵から見つかりにくいからね。

 アタイ、草刈りにも慣れてきて、作業スピードも上がってきました。石が
あると鎌で石を叩いてしまい、刃先が潰れることがあるし、下手すると欠け
たりします。

 カヤはススキですが、穂はだいぶ散っていました。葉っぱが薄くて鋭利なの
で顔を切らないようにフェースガードをしての作業でした。フェースガード、
10月から金属製のものからプラスチック製になったんです。金属製より視界が
良いし軽い。
 草を刈って地面がきれいになったら、次はそれなりに成長した杉(植林して
12年)の枝を切る。

 カヤもイヤではありますが、もっと厄介なのはジャケツイバラ(蛇結茨)
です。裁縫の針のような細い棘がたくさんあって、服でも手袋でも突き刺さる
んです。刺さるとすごく痛い。葉っぱとか花はかわいらしいんだけど、この
茨には苦労します。

 昼休憩。汗をかいているので陽射しが心地よい。昼食を食べていた場所の
すぐ近くにあった杉の木。





 根元あたりの皮を鹿に食べられた杉が成長したんです。大きくなった杉は
やられないんですが、幼木は狙われます。
 大きく食べられると杉の皮も再生しないんですよ。こういう木が何本も
あるし、小さい木は枯れてしまったりもします。

 午後の作業も午前と同じ。杉の周りの草を刈って作業しやすいようにして
から杉の枝を切る。
 自分の身長ぐらいまでの枝を切るんですが、鹿に皮を食べられたり体や角で
杉が傷ついたりしないように地上1mぐらいまでは枝を10cmぐらい残して
切る。

 作業中に何度か短い休憩を入れます。そのときにはニュースになった話や
なんでもない会話を楽しみます。
 「こんな作業を1人でやっていたらすぐにイヤになるよな。みんなでやる
からいいんですよね」
 「オレは戦中生まれだよ。体が動くかぎり林業作業するよ」
 「コロナの注射をした次の日はさすがに作業がつらかった」(笑)

 そんなこんなであっという間に作業終了の時間となりました。(^^)/
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