社会保険庁の、ずさんな年金処理にはあきれてしまうばかりだ。
内部で発行された冊子には、「集めた資金(年金資金)はいくらでもあるから、なんにでも使いたいだけ使える。基金とか施設を造り、その管理組織を作れば、退職者の就職先(天下り先)はいくらでも確保できる。」というようなことが書かれているとテレビで報じていた。
国民から、老後の生活の安定のためにという名目で集めたお金だが、払うのは後のことだから使えるだけ使っておこうということらしい。
いかにして働く事を少なくするかというような協約を、社会保険庁の労働組合は文書にしていた。
キーボードによる入力作業は、最高でも1日に10,000タッチ以内とするというような内容だ。
10,000タッチというのは、最近の熟練したパソコンスクールの指導員であれば、1時間もかからないで入力してしまう作業量だという事を、テレビの実験で紹介していた。
まともな作業者であれば、1時間足らずで入力してしまうような内容の量を、8時間もかけて念入りに入力したのだから、さぞかしきちんとした正確な入力成果が残されているのだろうと思いきや、かなりずさんな内容が次々と報道されている。
社会保険庁を解体するなどと無責任な事を言っている現政権だが、まず成すべきは、年金の記録を正当なものに修復することを早急にすることではないのか。
そのような事をうやむやにしたままで社会保険庁を解体して、証拠を隠滅したり、責任の所在を闇に葬らせたりしてはならない。
心配になったので、自分の分と妻の分の年金納付記録を、諫早の社会保険事務所に電話で問い合わせていたら、翌日には「被保険者記録照会回答票」という書類が封書で届いていた。
若い頃には、厚生年金と国民年金を行ったり来たりして、引越しも何回かしていたので、正当な記録になっているかどうかを確認しておきたかった。
その記録によれば、厚生年金の方は所属していた会社名が表示してあったが、国民年金の方は自治体名が表示してあった。
以前は、国民年金の徴収は、住所地の市区町村で行っていた。
若い頃、他県に住んでいた時に、国民年金に加入していた時期があったが、その期間は、事業所/市区町村名の欄の所に、現在住んでいる「雲仙市」の表示がなされていた。
他にもいくつか疑問点があったので、土曜日に、諫早社会保険事務所に電話をしてみた。
通常であれば役所は休みのはずだが、さすがに国民的批判を受けている時期だけに、総務課の職員が応対してくれた。
疑問点その1(私)
厚生年金に最初に加入した頃の事業所名が、機械での印字ではなく、手書きで書かれているのはなぜか?
回答(職員)
検索画面には表示されないので、他の記録から見つけて手書きで書いた。
私
それでは、検索できるような電子データとしての入力が成されていないという事か?
職員
・・・・・・・・そういうことになりますかね。
(テレビ報道にあるように、このような事例も入力ミスと言えるのではないだろうか。)
疑問点その2(私)
国民年金の被保険者対象月数より、納付済月数の方が少ないが、その詳細な内訳はどのようになっているのか?
回答(職員)
国民年金の保険料が、昭和54年1月から3月までの3ヶ月間、納付されていません。
私
その時期には、印字してある雲仙市ではなく他県に住んでいたが、表示は雲仙市となっている。どうしてか?
職員
少し待ってください。
(しばらくしてから)
国民年金課の職員に聞いたところ、国民年金では、現在住んでいる自治体名の表示になるという事です。
私
それでは、その時期にはどこの自治体で国民年金の保険料を納めていたのか確認をしたいので、未納付の期間の自治体名はどこになっていますか?
職員
・ ・・・・・・。
その頃、どこに住んでいたか教えてもらえませんか?
私
そちらの方から、国民年金の未納の期間が、過去に3ヶ月あると明言されたのですから、どこの自治体に住んでいた頃に未納なのかというデータを把握しているというのは当然の事なのではないですか?
職員
もし、納付したという事であれば、「異議申立書」を提出して頂ければ詳細について調べる事は出来ますが。
要するに、過去において、国民年金の保険料をどこの自治体で納めていたかのデータは、諫早社会保険事務所では把握できていないということのようだ。
それから、1時間近く堂々巡りの話は続いたが、その度に上司の指示を受けていたらしく、「少しお待ちください。」が何回も入った。
結論として、その未納の期間はどこの自治体に納めていたのかの詳細を調べて、文書にして後日送ってもらうという事にした。
このように、年金記録のデータ問題は、他人事ではない事を体験した。
豊田かずき
内部で発行された冊子には、「集めた資金(年金資金)はいくらでもあるから、なんにでも使いたいだけ使える。基金とか施設を造り、その管理組織を作れば、退職者の就職先(天下り先)はいくらでも確保できる。」というようなことが書かれているとテレビで報じていた。
国民から、老後の生活の安定のためにという名目で集めたお金だが、払うのは後のことだから使えるだけ使っておこうということらしい。
いかにして働く事を少なくするかというような協約を、社会保険庁の労働組合は文書にしていた。
キーボードによる入力作業は、最高でも1日に10,000タッチ以内とするというような内容だ。
10,000タッチというのは、最近の熟練したパソコンスクールの指導員であれば、1時間もかからないで入力してしまう作業量だという事を、テレビの実験で紹介していた。
まともな作業者であれば、1時間足らずで入力してしまうような内容の量を、8時間もかけて念入りに入力したのだから、さぞかしきちんとした正確な入力成果が残されているのだろうと思いきや、かなりずさんな内容が次々と報道されている。
社会保険庁を解体するなどと無責任な事を言っている現政権だが、まず成すべきは、年金の記録を正当なものに修復することを早急にすることではないのか。
そのような事をうやむやにしたままで社会保険庁を解体して、証拠を隠滅したり、責任の所在を闇に葬らせたりしてはならない。
心配になったので、自分の分と妻の分の年金納付記録を、諫早の社会保険事務所に電話で問い合わせていたら、翌日には「被保険者記録照会回答票」という書類が封書で届いていた。
若い頃には、厚生年金と国民年金を行ったり来たりして、引越しも何回かしていたので、正当な記録になっているかどうかを確認しておきたかった。
その記録によれば、厚生年金の方は所属していた会社名が表示してあったが、国民年金の方は自治体名が表示してあった。
以前は、国民年金の徴収は、住所地の市区町村で行っていた。
若い頃、他県に住んでいた時に、国民年金に加入していた時期があったが、その期間は、事業所/市区町村名の欄の所に、現在住んでいる「雲仙市」の表示がなされていた。
他にもいくつか疑問点があったので、土曜日に、諫早社会保険事務所に電話をしてみた。
通常であれば役所は休みのはずだが、さすがに国民的批判を受けている時期だけに、総務課の職員が応対してくれた。
疑問点その1(私)
厚生年金に最初に加入した頃の事業所名が、機械での印字ではなく、手書きで書かれているのはなぜか?
回答(職員)
検索画面には表示されないので、他の記録から見つけて手書きで書いた。
私
それでは、検索できるような電子データとしての入力が成されていないという事か?
職員
・・・・・・・・そういうことになりますかね。
(テレビ報道にあるように、このような事例も入力ミスと言えるのではないだろうか。)
疑問点その2(私)
国民年金の被保険者対象月数より、納付済月数の方が少ないが、その詳細な内訳はどのようになっているのか?
回答(職員)
国民年金の保険料が、昭和54年1月から3月までの3ヶ月間、納付されていません。
私
その時期には、印字してある雲仙市ではなく他県に住んでいたが、表示は雲仙市となっている。どうしてか?
職員
少し待ってください。
(しばらくしてから)
国民年金課の職員に聞いたところ、国民年金では、現在住んでいる自治体名の表示になるという事です。
私
それでは、その時期にはどこの自治体で国民年金の保険料を納めていたのか確認をしたいので、未納付の期間の自治体名はどこになっていますか?
職員
・ ・・・・・・。
その頃、どこに住んでいたか教えてもらえませんか?
私
そちらの方から、国民年金の未納の期間が、過去に3ヶ月あると明言されたのですから、どこの自治体に住んでいた頃に未納なのかというデータを把握しているというのは当然の事なのではないですか?
職員
もし、納付したという事であれば、「異議申立書」を提出して頂ければ詳細について調べる事は出来ますが。
要するに、過去において、国民年金の保険料をどこの自治体で納めていたかのデータは、諫早社会保険事務所では把握できていないということのようだ。
それから、1時間近く堂々巡りの話は続いたが、その度に上司の指示を受けていたらしく、「少しお待ちください。」が何回も入った。
結論として、その未納の期間はどこの自治体に納めていたのかの詳細を調べて、文書にして後日送ってもらうという事にした。
このように、年金記録のデータ問題は、他人事ではない事を体験した。
豊田かずき