日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

共感できる表現ふたつ

2007年06月19日 | インポート
行政学者らにいわせると、役人の杓子定規とは「訓練された無能力」のことだという。いったん身につけた原則にこだわり続け、新たな状況の変化に対応できない役人にありがちな行動パターンを、米国の社会学者マートンがそう言い表したのだ

以上、本日の毎日新聞の「余禄」から。

私が体験した、諫早社会保険事務所職員との年金記録に関する電話でのやり取りを思い出して、全くその通りだと共感した。

想定される質問には、マニュアルどおりの答えしか持ち合わせておらず、想定外の事柄に関してはまともに答える事は出来ない人が多いようだ。



毎日新聞の長崎版のページで、「異色の肖像 本島等の軌跡」というのがシリーズで掲載されている。
その中の本日掲載された分(99話)で、

「自民党の政治家は2世、3世ばかり。庶民の苦労を知らず好戦的だ。僕が最も罪深い政治家と思うのが、戦争当時の権力者でありながら再軍備を目指し、改憲を唱えた岸信介・元首相。孫の安倍晋三は祖父の夢を実現したいだけだよ。」

「環境や人権などで付け加えるべき権利や考え方が出てきた。現憲法を死守するだけでは後の世代に「守ればいいのか」と批判されかねない。僕は足りない部分を加え、9条は今のまま残す「加憲」の立場さ」

と、本島等氏の言葉が紹介されていた。
そして、加憲の立場から、
「創価学会は9条改正に反対している。協力を考えるのは当然だよ。宗教や組織の枠を越え手を携えるしか9条を守る道は残っていない」とも。


全く同感である。(家は、浄土真宗だが)
多数決には、多数を結集して対抗するしか方法は無い。



豊田かずき