日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

雨のために早帰り

2012年12月14日 | インポート
遺跡発掘のアルバイト作業は、午後からの雨のために早帰りになった。

昼休み時間中に雨が降り出したので、午後1時より道具などの片付けと、一部区域へのブルーシートかけにて作業は終了となった。

午後3時半ごろには家に帰り着いたが、とりたててすることもなく台所に行ってみたら、ペットボトル入りの安いワインがテーブルの上にあるのが目に入った。

車を運転して出かけるような予定も無かったので、安ワインをコップに一杯注いで、一気に飲んでみた。

少しすっぱいジュースのような感覚。

コタツに入り、寝転んでテレビを見ていたが、夕食の時間に起こされる午後7時半ごろまで眠っていた。

平穏で幸せな時を過ごせている世の中だけれども、どうも隣国の挙動が芳しくない。

そのようになってくると、国防軍とか核兵器の保有などという主張が肯定されがちな風潮になりがちではあるが、冷静に自国の国力を客観的に見すえなければならないと私は思う。

資源の少ない我が国であり、食糧自給率が40パーセント以下の我が国である。

客観的に見れば、脆弱な国力の日本国ということになろう。

先の戦争の教訓から、そのような学習はしているはずではあるが、忘れかけたり、そのような悲惨な体験をしていないような世代が増えてくると、勇ましい掛け声にはついつい扇動されやすくなるのかもしれない。

合法的な人と人との殺し合いという戦争など絶対に回避しなければならない。

人は生きるために生まれてくるのであって、殺したり殺されたりするために生きているのではない。

折もおり、国政選挙で核兵器の保有を示唆したり、国防軍などという言葉を使ったりするような政党が存在している。

そのような政党が日本の政治を牛耳るようになれば、過去の悪夢が再来する危険性も充分にありうる。

原発や、企業側に有利な雇用状態など、今のようなおかしな日本にしてきた政党が、「日本を取り戻す」などと言っている。

冗談じゃないと言いたいが、忘れやすい国民性ゆえか、そのような政党の支持者が多いらしい。

騙されたうえに騙されるのは、騙される方が愚かなだけである。

12月16日にはその愚かさが試される。


豊田一喜