日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

ヒトラーに似た顔の指導者の言いたい放題

2012年12月23日 | インポート
大多数の国民が選んだ政党の、ヒトラーに似た顔の指導者が、テレビ番組で言いたい放題にしゃべりまくっていた。

福島の原発事故に対する持論を展開していたが、いまだにその事故原因は究明されてはいないと言いながら、他の原発の再稼動に関しては積極的に進めるという主旨の発言をしていた。

活断層の存在が、現地調査を実施した学者の多数の見解であるにもかかわらず、日本の産業界におけるエネルギーの安定供給云々という論法で、再稼働を容認するような発言をしている。

また、公務員としての官僚の給料は、民間よりも安いという認識の持ち主であるということもその発言からわかった。

民間はその企業努力によって利益を生み出し、その利益の配分によって相応の給料を支払っている。

公務員はそうではない。

このような間違った認識の持ち主の指導者の下においては、公務員の給料を引き下げて、国家全体の財政負担を軽減するなどというような発想は生まれるはずもなく、旧態依然とした体制は変わるはずもない。

まさに、「勝てば官軍」という言葉を思ってしまう。

与えるべきではなかった人たちに、強大な権力を与えてしまった国民の、選択の誤りを痛感させられるような事柄が、これからは多くある事を覚悟しなければならない。

与える事を選択しなかった人たちにまでその累が及ぶということは、非常に迷惑な話ではあるが、これが多数決という民主主義のルールであるから抗えない。



豊田一喜