川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

おかげ様で元気です。

2009-12-24 21:44:46 | 父・家族・自分
 5時前に伊豆から帰りつきました。好天続きでよい「休養」ができました。

 12月21日(月)

 11時過ぎ、癌研有明病院の主治医から恒例の「通知簿」をもらう。

 血液検査にもCT検査にも格別の変化は見られず、右肺に転移したガンは小さくなったままで推移している。脳や肝臓などへの転移も認められない。よかったね、来年も頑張ろう。

 これが西尾先生の言葉。ありがたいことだ。

 05年12月 左肺摘出手術。 07年10月 右肺への転移確認。

 08年4月~8月 抗がん剤治療。

 昨年の抗がん剤治療の効果が続いているということだ。にんにくを食べるようにしているほかは格別のことは何もしていない。あとはこのブログに書いているような毎日だ。付き合ってくれる家族や友人たちに感謝のほかはない。

 新宿から小田急ロマンスカーで伊豆高原の保養所に向かう。4時前には到着。


 22日(火)晴れ 

 伊豆高原の駅から海に出て海岸の遊歩道を蓮着寺まで歩く。ヤマモモとタブの巨木の根に触って精気をもらう。蓮着寺の日蓮の銅像は流罪になった40歳当時の姿だという。先日の新潟での僧侶たちの姿を思い起こす。鐘を撞く。

 蓮着寺のヤマモモhttp://www.geocities.jp/ir5o_kjmt2/kigi/yamamren.htm 

 海洋公園のそばで昼食の後、門脇崎の灯台、つり橋を経て城ガ崎駅まで歩く。今日はよく歩いた。6kmくらい。


 23日(水) 

 8時過ぎに宿を出て、電車・バスを乗り継いで爪木崎へ。スイセン祭りの岬をひとまわりした後、須崎への海岸遊歩道を歩く。台風で傷んでいた道もきれいになっており、快適な歩行。昨日に続いて大島をはじめとする伊豆の島々が美しい。

 細間の段のあたりで会ったサカベさんという方が丘の上の別荘に案内してくれた。ご自分で間伐材を活用して建てたという高床式の家が三棟。これには大いに感心する。森をよみがえらせ川や海を生き返らせるためにも間伐材の活用は喫緊の課題だといわれる。知り合いの社長が間伐材を建材として商品化する取り組みを進めているという。

 勧めてくれるママに客室で弁当を食べながら面白い話に耳を傾けた。父上は旧海軍の天象担当で戦後は海上保安官になり、宗谷の南極派遣の際、気象データーの準備に精根を使い果たしたらしい。このあたりの海図が壁に貼ってある。

 この遊歩道は2~3kmで、やや風もあったが、昨日の疲れをいやしながら歩くにもってこいだった。

 須崎の遊歩道http://www2.tokai.or.jp/younet24310/journey-szh1.html

 4時頃には宿について温泉に入る。

 24日(木)

 快晴無風なので、大室山を歩いて帰ることにする。リフト乗り場に来るとちょうど野焼きが始まったところだった。珍しい風景を眺めながら昇る。

 富士山の眺めがなんとも言いようがない。外輪を一周して「静養」の締めくくりとする。

 大室山からの富士山http://march-drivestation.seesaa.net/upload/detail/image/oomuroyama2-thumbnail2.jpg.html

 歩くのと温泉に入るのとひたすら眠るのとの丸二日間。今回は運転の勤めもなく妻も休養になったのではないか。僕とは違って読書と手芸はあいかわらずだが…。