川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

この声に応えよう 「普天間を廃港に!」

2009-12-30 09:05:22 | 政治・社会
09年が過ぎていこうとしています。今年は間接民主主義の方法による初めての政権交代がありました。
 もしかしたら、社会や政治の在り方や仕組みを私たち生活者の視点に立って変えられるかもしれないという希望を国民が持てたことは私たちの成し遂げた大きな一歩だと思われます。諦めることなく社会への関心を深め、言葉を発し、できることをやっていくことが大事です。

 たくさんの宿題が残されたままですが、北朝鮮に閉じ込められた拉致被害者や日本人妻の救出と沖縄の普天間基地の廃港実現は日本国民が力を合わせて全力で取り組まなくてはならない課題です。
 私たちの同胞の命が確実に日々危険にさらされているのです。日本国民が一つになって立ち上がって初めて北朝鮮やアメリカの政府と国民に私たちの意思がただものではないことを伝えられます。苦しみの中にいる人々に希望があることを知らせることもできます。

 今朝は二つの記事を見つけました。

 ①米軍普天間飛行場とキャンプ・シュワブ沿岸部
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/futenma/10.html

 左右をクリックして何枚かの写真を見てください。僕は数年前に初めて沖縄本島を訪ねて佐喜眞美術館の屋上から眺めたことがあるだけで人々の恐怖と苦しみは本当のところ分かってはいません。しかし、少しは想像することができます。

 北朝鮮の独裁政権のやりたい放題や軍拡に暇(いとま)のない中国の現実を見るとき日米安保を直ちに廃棄するという結論には至らないでしょう。沖縄の米軍基地を一掃するわけにもいきません。
 しかし、普天間基地をそのままにしていいという人はいないでしょう。沖縄の県民に耐え忍んでくれというわけにもいきません。グアムか県外にうつしてくれというのは情にも理にもかなったことです。
 ただただ米軍の戦略を重視してキャンプシュワブ付近への移設という「日米合意」を金科玉条とするアメリカの政府や軍部、それに同調する自公両党などの主張はそれこそ日米同盟の基礎を自ら否定するものといわなければなりません。人々の支持と合意のない同盟は砂上の楼閣です。
 
 鳩山内閣と与党三党は知恵を絞って国民の意思を結集し断乎とした姿勢で対米交渉に臨んでほしいものです。

 ②普天間移設:小沢幹事長「下地島」提起 (毎日)

http://mainichi.jp/select/today/news/20091230k0000m010096000c.html

 下地(しもじ)島や伊江島の空港がかねてから候補地の一つとみられていましたが小沢さんが言い始めたとすれば脚光を浴びることでしょう。島の人々や沖縄県民はどう考えるでしょうか。

 下地島空港http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%9C%B0%E5%B3%B6%E7%A9%BA%E6%B8%AF
 
 グアム、関西空港、長崎空港、佐賀空港などなどの名も挙がっています。5月までに政府の方針を決めるとのことです。国外に持っていくのがいいに決まっていると僕は思いますが鳩山さんはまずいと考えているようです。

 新しい年の前半に新政権の統治能力が問われます。

 佐喜眞美術館http://sakima.jp/