獣道のような参道を登ると稲荷大明神が
ある。
三原城下東町の山にある。
鳥居が三原市内を見下ろしている。
もう一つ、糸崎町の国道沿いに稲荷が
鳥居が三原市内を見下ろしている。
もう一つ、糸崎町の国道沿いに稲荷が
ある。三原市民もほとんど知らないの
ではなかろうか。
そして三原城築城の際に湾に浮かぶ大島
の中にあった稲荷を移転させた大島神社。
大小の島を繋ぎ、海を埋め立てて三原城
は造られた。
現在の市内沼田(渟田)川を渡る。人口河川
だ。江戸時代は一面海。ここは安芸国に
なる。
陸地沿いに行くと、稲荷神社がある。
三原市須波一丁目1番1号。
神社の縁起は不明だが、確実に「鍛冶」
と関係している痕跡が見られる稲荷。
完全に製鉄鍛冶神を祀っている。
カナヤゴさんとも関係が深い事だろう。
古い神社をみる事。読み取る事。
それは、その神社の設置場所に最大の秘密
がある。
その意味を文献史学や考古学だけでなく、
民俗学からも読み解く。
そうすると、見えてくる鉄の歴史がある。
鉄は鐵である。
カネ=鉄の王なり、と書くのが鐵だ。
その由来の土地の流れは、超古代在地王権
とも深く関与している。