ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は、「EXPERIENCE PRS in JAPAN 2012」のリハーサルがありました。

 

ありました…って普通に書くと、「あ、そうですか」という感じになるのかとは思いますが、

 

いやいや、いきなり山本恭司さんとのセッションから始まるリハーサル。

またしても、両手をべたべたにして、土器作りのろくろを、くるくると(←ろくろ……首)。

セッションというのは、通常のコンサートとは違って、

その場で決まって、その場でやる、という感じになることが多いんですね。

 

「どうも、初めまして。じゃあ、やろうか」的な(笑)。

とはいえ、出演者も多いですし、大きなイベントですから、全てをその場とも行かないので、

今日のように、事前に打ち合わせを兼ねた(簡単な?)リハーサルをすることもよくあるのです。

 

ですが、やはりセッション。

どういう風にやるのかは、今日、決まったわけです(で、もしかしたら明日、また変わるかも(笑))。

「イントロは、キーボードと二人で始めようか」

恭司さんが、こう仰いました。

「あ、はい

「そうだな、ピンクフロイドみたいな感じで、ごわーっと」

「はい、ごわーっと、ですね

 

……僕がピンクフロイドのファンだなんてことは、恭司さんは、おそらく知らないでの発言かと思います。

知っててよかった、ピンクフロイド(笑)。

 

で、一度演奏して、「はい、もういいね。じゃ明日よろしくねー」

リハーサル、正味6分ほどでした(←曲の長さね)。

記念に、写真撮ったりして、後はお茶を飲みながら(←お酒じゃなくてね(笑))、皆で、色々とお話しを。

こちらが、正味50分くらい(笑)。

右から、ベースの鮫島秀樹さん(元ツイスト、ハウンドドッグ他)、ドラムスのそうる透さん(たぶん日本一の仕事量のスタジオ&セッションドラマー)、ギターの山本恭司さん、キーボードの来年も餃子倶楽部会員。

 

そして、この大先輩たちの、さらに大先輩であります、御大・竹田和夫さんこちらのWikipediaのページもご覧ください。本当に、日本のロックの草分け的存在の方です。)が、ご自宅のあるロスアンジェルスから、いらっしゃいました。

凄い方なのに、物腰の柔らかい、優しいオーラに包まれた方でした。(・・・が、泣く子もだまる伝説のスーパーギタリストであることは、ゆめゆめ、忘れてはいけません)

 

まずは恭司さんに残って頂いてのセッション。

曲は、“ブルース”ですよ。もう、決まりはそれだけ。

その場で

「キーは?」

「じゃあAでやりましょうか」

これで、決定。あとは何の打ち合わせもなく、曲が始まり、10分ほどの演奏が終了。

「いいね、じゃあ、明日よろしく。」

 

……ブルース、たいせつねー(笑)。

 

そして、恭司さんが抜けられて、また三人のセッション。

事前に「この曲をやろう」と通達されていた曲は、けっこう激しいジャズのスタンダードの曲でした。

これはこれで、また土器を大量に作って用意していたわけですが、

竹田さん

「あれ、やめて、曲、変えよう。」

「はいっ

 

その場で、指示が出ます。

「ファンクで3コードで。キーはB♭で。」

「はいっ

 

演奏。

 

終了。

 

休憩。

 

「あのさ、さっきの曲やめていい?こんな感じで、別なのやろう。キーはCm。」

「はいっ

 

 

演奏。

 

終了。

 

「これがいいかな」

「どちらでもー」

「じゃ、一応、これで。明日、よろしくね。」

「はいっ、こちらこそー

 

終了(笑)。

 

 

記念撮影

 

そして、皆さんとお疲れ様をした後、僕だけ残って、明後日のKeri Pratherちゃんとの用意を。

 

今度は、Keriちゃんのアコースティック・ギターと歌と、僕のピアノ(&オルガン、エレピ)だけのセッション。

勿論、今日が初めましてだったのですが、とってもいい感じでリハーサルが進みました。

音楽は、誰にとっても、等しく、音楽。

そこに垣根はないですね

 

しかし、Keriちゃん、17歳で、ギターでオリジナル作って、歌って、ギターソロまで自分で弾いちゃうんですからね、凄いですよ。

そして、普段の学校生活も英語だということで、さすが、英語の歌が上手なことといったら。

もう、ネイティブの外国人と、本物の洋楽をやっている気分(いや、そうなんですけれども)。気持ち良かったー。

 

明後日が、めちゃめちゃ楽しみです。

 

というわけで、まずは明日。

 

……実は、明日はまだほかにも2アーティスト(ゴダイゴ(!)の浅野孝巳さん、デヴィッド・リー・ロスバンド(!)のToshiHiketaさん)さんとのセッションもありますが、

こちらのリハーサルは、明日本番前のみ。さてさて、どうなるかー(笑)←笑い事ではないのですが……笑って楽しくやりましょう(笑)。

 

さ、もうすこし土器を作って寝よう(ラーメンの器か)。

 

ではー。



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僕が初めて(意識して)テレビをみた頃、そのテレビの中にいた方が、亡くなりました(ニュースはこちらなど)。

よく、「また、昭和が遠くなった」という言い方をしますが、まさに、そう感じます。

もう、最初の平成生まれの人が24歳なんですよね。

学校に行けば、学生さんたちは、もう皆さん、平成生まれです。

 

でもやっぱり、町中に、ふと子どもの頃の路地と同じような、昭和を感じるくたびれた風景を見つけたり、

古い映画やテレビ番組でみるファッションや、ほんのちょっとした日常の道具なんかに、狂おしいほどの懐かしさを覚えたり、

単なるノスタルジーと切ってしまえばそれまでですが、

でも、大切にしたい、ノスタルジー。

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ノスタルジア(英: nostalgia)またはノスタルジー(仏: nostalgie)とは、

・異郷から故郷を懐かしむこと。同義語に郷愁(きょうしゅう)・望郷(ぼうきょう)など。
・過ぎ去った時代を懐かしむこと。同義語に懐古(かいこ)・追憶(ついおく)など。

と定義される。(Wikipediaより

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まさに、今の世界は、異郷でもあると言えましょう。思い描いた21世紀、「ドラえもん」や映画「2001年宇宙の旅」で夢見た未来が、半分くらいは実現していると思うのですが、

あの憧れの気持ちだけではなく、反対に、失ってしまったもの、失いつつあるものへの憧憬(もしかして、どこか執着心に近い?)ものがあることを感じます。

 

……トシかな(笑)。

 

と思って、それから読んだWikiのこの先が、とても興味深かったので転載しましょう。

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この言葉は1688年にスイスの医学生・ヨハネス・ホウファー (Johannes Hofer:1669-1752) によって新しくつくられた概念である。

2つのギリシャ語(「nostos」:帰郷、および「algos」:心の痛み)を基にして造った合成語で、「故郷へ戻りたいと願うが、二度と目にすることが叶わないかも知れないという恐れを伴う病人の心の痛み」とされた。

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病気だったのか(笑)。

このあと、ヨハネスは精神科医になって、この「ノスタルジア」という病気の症例を多く取り扱い、診断し、研究したそうです。

 

続きを読みましょう。

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とくに18世紀から19世紀にかけて、前線の兵士達に蔓延するノスタルジアの現象は重大な精神病理学の研究対象とされ、その原因や病としての症状が分析された。故郷への想いに満ちたこの現象は、しばしば兵士達の間に伝染するが、隊が優勢な時にはそうでもなく、戦況が不利な場合に多く現れる。軍事的な観点からは、生死を前にして勇気を鼓舞せねばならないときに、故郷を想い見る兵士達のノスタルジアは、後ろ向きのネガティブなものとして戦意の喪失と見なされ、排除されねばならない感情とされた。

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興味深いのは、ここです。

「隊が優勢な時にはそうでもなく、戦況が不利な場合に多く現れる」

 

僕の世代は、まだまだ上り調子の日本に生まれ、僕が20歳の頃、世界的な経済的バブルを迎えました。

まだ学生だったので、別段、バブルといっても、そんなにいい思いをしたわけではありませんが、それでも、思えば、豊かな時代だったと思います。

自分がとか、自分の家が、とかじゃなくて、日本全体が、です。

悩みなんていつだって誰にだってあるものですが、それでも、今のような先の見えない感じではなく(これは、今の日本の経済状況を表す時の一般論としてですが)、

やっぱり、なんとなく、豊かだったように思うのです。

 

大学生の頃、友達の家に行って遊んでいたら、その友達のお父さんが、「おお、ケンちゃん、来てたのか。これで美味しいものでも食べなよ」と、僕にお小遣いをくれたことがありました。

しかも、一万円、しかも、何度も。

証券会社の支店長をしているお父さんでした。

僕は、目を丸くしたものです。でも、その友達が「いいよ、もらっておきなよ」と言う。

今では、ちょっと考えられないですよね(笑)。

こんなことは珍しいことだったのかもしれませんが……、でも、これは現実にあったことです。

バブルとは、こういう時代でした。

(……まあ、思えば、色々と異常だったんだとも思います。だからこそ、はじけた後が大変でしたね。実際、まだその影響が続いているほどですから。)

 

 

ここ数年、特に最近、政治も、なんだか、大変がたついているように見えます。

政治なんて、誰がやっても…というのは、僕は、大きな間違いだと思っています。

 

やっぱり、日本の舵取り、船頭、パイロットですよね。

パイロットがいつもあやふやで、どこへ連れて行かれるのかわからないようでは、怖くもなります。

是非、しっかりした方に、お願いしたいです。

できれば、政党政治ではなくて、直接選挙にしてほしいですけれども…。

その方が、僕たちにも「選んだ責任」をもっと感じていられるし、選ぶときにも、今の何十倍も熱心になると思うのですが、どうでしょう。

選ばれる方だって。

 

なんだか難しいことをつらつらと書きましたが、

これからの日本は、僕たち、そして皆さん、そして、これからの子どもたちが作るのは間違いないのですよ。

ここまで頑張ってこられた昭和を代表する大女優さんの死に際し、なんとなく、思ったことを書いてみました。

 

がんがりましょう。

放浪しながらでも、

とにかく、

つなげていかなくては。

日本を。

僕たち皆の、人生を。

 

で、なんで写真は餃子なのか、

という問題は、ともかく。

 

森さん、長い間、本当にお疲れ様でした。

「時間ですよ」を毎回楽しみにして育った人間がここにも一人おります。

 

ではー。



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最初に緑ちゃん倶楽部関係の業務連絡からさせて下さい。

11月11日の夜23時過ぎに、緑ちゃん倶楽部への入会希望のメールを頂きました、

@(アットマーク)以降、zeus.ne.jpというアドレスから送信してくださったM様。

大変申し訳ありませんが、Windows7のセキュリティ・システムの問題で、こちらからの返信が出来ていないかもしれませんので、

できましたら、何か他のメールアドレスから、再度メールを頂けないでしょうか。

これはプロバイダによって違いがあるようなのでが、おそらく@マーク前に、アンダーバーが使用されていることが原因かと思われます。

お手数をおかけいたしますが、何卒、よろしくお願い致します。

緑ちゃん倶楽部

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今日も天気が良かったような気がするのですが……引きこもり

この週末には、イベント「EXPERIENCE PRS in JAPAN 2012」というのがありまして、

今日は、ようやく、そして唯一、この日に演奏する曲のチェックを、腰を据えてできる日だったのでした。

昨日もノンストップ6時間&廊下でご飯の日でして、明日もがっこーがあり、すると、明後日はもう、リハーサルなのです。

なんとまあ、そのリハーサルも、しょっぱなが山〇恭司さんとのセッションから始まるというではないですか。

考えただけで、なんだか、落ち着かない感じがします。

 

なんたって、僕の師匠のバンド「VOWWOW」の、バンドリーダーですからね。高校生の頃、武道館に観に行っていた方ですし、師匠と一緒に、部屋のポスターの中にいた方ですから。

そんな方と、イベントでのセッションとはいえ、やはり一緒に演奏するというのは、

・・・まあ、もう初めてではないにせよ、毎回、あいたたた……、なわけですよ。

どこが、というわけではないのですが(笑)。

 

その後も、いくつかリハーサルがあったり、……無かったり(笑)。

というのも、当日の音合わせだけで、もう本番というセッションも実は半分くらいあるんです。

これまたえらいことですねえ。

 

しかも今回は、前もって譜面のようなものは、ほとんど配布されず、

メールで曲名とキーが教えられるだけで、「あとは、自分でやっておいてねー。いい感じに、よろしくねー」的な(笑)。

 

ある意味、もえますが

 

あ、萌え、ではないです(わかってるよ)、

 

まあ、気を楽にして、がんばるんばですな、これは。

 

しかもね、今回は、楽器メーカー、コルグさん主催のイベントということで、

僕は、コルグの新製品、KRONOSKROMEという、二台のシンセを使って演奏することがマストになっているのです。

 

しかしね、いちおう僕もお伺いしてみたわけですよ、昨夜。

 

「あのう、ミニモーグとかは使ってはダメ……ですよね?」

 

「はい(^^;)、今回は、クロノスとクロームで、どこまでできるか!でお願いします。」

 

「ですよねー

 

いや、いいシンセなんですよ、勿論。コルグさんの最新のシンセですから。

僕も、最初に買ったシンセもコルグ製でしたし、その後のデビューからは、

コルグさんに“エンドースメント”といって、楽器の提供をして頂いていましたし。

勿論、自分でも買ってますけれども。

 

そんなこともあるにはあるのですが、実は、このKRONOSとKROMEは、僕、持ってないんですね。

なので、使い方を少しは知っておかないとライブでは困る。

というわけで、先週、どーんと送られてきたのです。二台。

しかし、色々とありましたので、なかなか広げられずにいたのですが、

ようやく、今日、部屋にセッティングできました

……もう、明日には片づけなければならないのですが(笑)。

 

さて、この新しいお友達(ライブが終わったら、帰っていっちゃうんですけどね(笑))と、

この週末、沢山勉強して、沢山、楽しみたいと思います。

主に、16日がソロアーティストの方が出演される日らしく、僕たちサポートメンバーの出番はこちらがメインとなるようです。山本恭司さん、竹田和夫さん、浅野孝巳さん、Toshi Haketaさんのサポートで演奏します。簡単にお名前を並べてますけどね、えらいこっちゃ、ですよ。

主に、バンドがメインになる17日も、僕は2アーティスト、Keri Pretherさんという17歳のギタリストのサポートと(これは、僕とKeriさん2人だけのセッションになります。お会いするのが楽しみです)、なんと13歳の超絶ギタリスト(!)、山岸竜之介くんのサポートで出演します(こちらは、ベースの鮫島さんも一緒です)。

新しい出会いと、発見が、沢山ありそうなこの週末。

ご新規様と仲良く、元気に、はりきってまいりたいと思います。

 

KRONOSのエレピの音、かなりいいですよー。

 これ、返しちゃうの、残念だなあ(←買えよっ(笑))

 

「ご飯食べさせたら、太って玄関から出れくなりました」って言おうかな。

ライブに持っていけないか

 

ではー。



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昨日の日曜日は、がっこーの体験入学がありました。

高校生の方達に、体験的にレッスンを受けて頂いて、進路選びの参考にして頂く日なわけですね。

僕たち、講師も、それから補助員(卒業生が学校に残って、数年間職員として僕たちのお手伝いをしてくれるんです)や、アルバイト的にお手伝いに来てくれる学生さんたちも、皆さん、なんだかいつもの日とは違って、少しウキウキというか、楽しい日なのです。

なんといっても、高校生の皆さんにとって、音楽だけの専門の学校~ずらっと並んだスタジオとか、沢山の楽器とか、豊富なアンプなどの機材とか、それから、僕たちのようなミュージシャンが「こんにちはー」とかいいながらウロウロしてたりとか(笑)、普段の学校生活ではあまり馴染みがないであろうことが、ある空間なわけです。

小声で「すげー……」とか言って、スタジオに入ってくる学生さんたちの、なんとも、初々しくて、かわいい事(笑)。

 

だから、僕たちもみんな、どうしても頬が緩むのです。

そして、みんなのうきうきが、伝染するのです(笑)。

 

嬉しいことがありました。

この夏に、一人の高校三年生の女の子が、体験入学に来てくれました。

その日、僕が担当していたのは、作曲やアレンジを学ぶ専門コースの体験入学でした(僕は、キーボードのコースと、状況により、両方とも担当するのです)。

彼女は、5名ほどの知らない学生さんの中に入って、パソコンとキーボードを前に、最初は少し固い表情だったのですが(そりゃあ誰だって緊張するでしょうね)、

レッスンが始まり、パソコンに不慣れな彼女は、どうしていいものか、と少し困った様子に見えましたので、

僕が、「ねえ、今から、一緒に曲を作ってみない?」と持ちかけますと、

「えー、今ですか?そんなことできるんですか?」と半信半疑。

きけば、ピアノはもう14年もやっているのだとか。

でも、コードとかパソコンとかは全然わからなくて、バンドもやったことがないとのこと。

でも、音楽が大好きで、できれば音楽の学校に入って勉強したいと思ってる、と言いました。

 

一緒にドラムを打ち込み、目の前でピアノを弾き、ベースを打ち込みました。

時折触ってもらいながらも、「こんな風にできていくんだよ」と、僕がちょっと説明しながら、さっと、その場で出来る程度の簡単な曲にしていったんです(時間は、1時間ほどしかなかったので)。

そして、仕上げに、と思って、ストリングスを入れたんですね。オーケストラっぽいイメージで、音色は少し豪華な感じで、アドリブではありましたが、

でもメロディーは、そうですねえ、「宮崎アニメの久石さんなんちゃって」みたいな、少し切ないような感じになってたのかな。

そしたら彼女、それを聞いて、声を上げて「すごい!すごい!」と言ったんです。

横にいる彼女の顔を見ますと、目がキラキラ輝いていて、なんだか、少しウルウルしていたようでもあり……。

そして、せきを切ったように、「私、こういう風な音楽が作れるようになりたいんです!」

そして、ニコニコして、色々と自分の好きな音楽の話や、将来の夢を話してくれ始めたんです。

 

嬉しいですねえ・・・僕も、ちょっと泣きそうでした

 

コンピュータールームでの授業が終わって、待合になっていたスタジオに戻りますと、

付き添いでいらしていた保護者のお母さんと、学校の職員氏が話をしておりました。

 

職員氏が僕を見つけると、「あ、川村せんせー。こちら、〇〇さんのお母さんなのですが……授業中の娘さんの様子、どうだったでしょうかと」

お母さん、気になるんですねえ

 

僕は正直に「ピアノのスキルがあるのは勿論アドバンテージですが、それよりも何よりも、……彼女は音楽が大好きなんですねえ。沢山、お話ししてくれましたよ」

と言いますと、

「そうなんですよね。家でも、音楽の話だけは、楽しそうにするんです。でも、他は全然で(笑)」

 

そうなんだ(笑)。でも、思春期の女の子ですからね。そんなものなのかもしれませんよね。でも、理解があるのかな、と思ったら。

 

「実は、音楽の学校に来させることには、父親が猛烈に反対してまして。」

「(あらら)そうでしたか」

「そんな、不安定なこと、仕事になんかならないだろう、と」

「(ごもっと)……いや、まあ、そうですよねえ。お気持ちはわかります。」

「そして、いえね、私は、まだ理解があるんですけれども」

とおっしゃる。

 

「なら、お母さんは味方になってあげてくださいね。あんなに音楽が好きなのですから、その気持ちだけは、どうか、理解してあげて下さい。」

「そうですね」

と、その日は、別れました。

 

その一か月ほど後の、また別な体験入学の日。

もう、体験授業も終わりまで、あと10分という時間に、……その彼女が、来たんです。

「あれ?どうしたの?」と聞くと、

「もう一度、授業を受けてみたかったんです。」

と。他の用事があったのか、もう、授業自体はほとんどできなかったんですが、せっかく来てくれたのですし、とお話しをしました。

すると。

 

「母にも反対されてるんです」

 

「え?」

 

ということで、彼女は、非常に困っておりました。

僕も、家庭のことまでは立ち入れません。

ただ、お話しを聞いてあげることと、「わかるよ。好きなこと、やりたいよねえ」と、理解をしてあげることしかできませんでした。

 

確か、その日は、最後に、ちょっとした講師のライブがあったのかな(ライブは、ある日と、ない日があるんです)。

僕も、他の先生たちと一緒に、ピアノを弾きました。

彼女も、その日は一人で来ていたようで、最後までライブを見てくれて、帰ってゆきました。

 

他の先生とも、「来てくれるといいですけどね」とお話ししておりましたが、

職員先生などのお話しを伺いますと、

「特に昨年の3・11以降、こういう芸術系の学校は、親御さんが敬遠するというか、そういうケースが増えているんですよ。もっと、医療系とか、技術系とか、分かりやすくいえば、ああいった震災の時でも役に立つことを教える学科に、行かせたがる傾向があるようなんですよ」

とのこと。なるほどなあ…。親の気持ち、なのかなあ。

 

そして昨日。

やはり、もうあと15分ほどで終わり、という時間に、

「川村せんせー、もう一名様、お願いします」と補助員くんに付き添われてきたのは、……彼女でした。

 

「あっ、こんにちはー!」

 

もうね、彼女、ニコニコしてるんですよ。嬉しそうなんですよ(笑)。

 

僕は「どうなったの?」と聞きますと、

 

「はい、私、来年から来ます!よろしくお願い致します!」

「おおお!!じゃあ、親御さん、理解してくれたの?」

「はい!」

「良かったねー!」

 

……これも、親心なのかな(笑)。

 

「コースはどこ?」

「ミュージックアーティストコースです」(←主に作曲とアレンジを勉強するコースです)

「そっかー!今年は、僕が受け持ってるコースだよ。とか言って、来年、また僕が受け持つかはわからないんだけどね。毎年変わるから。……って、別に僕じゃなくてもいいか(笑)」

と冗談っぽく言いましたら、

「いえ、川村先生に習いたいんです。」

と、真顔に。

 

……

 

トロトロトロ(←僕が溶ける音)。

 

 

嬉しい話ですよ。

あっ、別に、高校生の女の子にこんなこと言ってもらったのが嬉しい、って話のじゃないんですよ(いや、勿論嬉しくないはずはないですが(笑)、それより)。

「あと、コースは違うけど、キーボードの授業も、是非取ってね。」

というと、「はい、是非!キーボードもやりたいんです。私、両方、やりたいんです。」と。

 

こういう、夢に満ちあふれた気持ちに触れられるってことが、嬉しいんですよ

とろけちゃうんですよ。

 

まあ、融けてたら、先生、務まらないので、再合成しましょう。

 

 

えいっ

 

早く人間になりたーい(←わかる人は同世代(笑))。

 

来年の楽しみが、一つ増えました

 

ではー。



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はいー、本日、緑ちゃん倶楽部12月のレッスンカレンダーを公開させて頂きました。

そして、すでに沢山のレッスンのお申込みを頂いております。

レッスンを始められて、僅か数か月で、もう、かなり自由にぱっぱってコードを押さえられるようになられちゃった方、

なんと、安全地帯さんの曲の耳コピができるようになっちゃった方、

ピアノ経験が全然なかったのに、一人で何分も両手でピアノが弾けるようになっちゃった方もいらっしゃいます。

勿論これは、物凄く頑張られた方々の例ですが、

それでも、全ての皆さんが、どなたも確実に始める前よりも弾けるようになられているのですから、凄いです。嬉しいです。

 

勿論ね、ぜーんぜん、ゆっくりでいいんです。

子どもが、コンクールにでるとか、音大を目指すとか、そういうのとは違うんですからね。

とにかく、日々の生活の中に、ちょっとでも音楽をそえる、リラックスして自分の手で音楽を楽しむ、

そんな時間を持っていただくことが大切なのですよ。

 

そして、もっともっと「音楽って、いいねえ。楽しいねえ。」って思っていただければ、もう、それで大成功なのですよ。

きっかけであり、永遠の、目標ですね。ずっとずっと、一生、音楽を好きでい続けてもらうこと。

そんな“ちから”を、心と、そして、身体に、またちょっと加えてもらう事

 

是非是非、一緒に楽しみましょう。

 

あ、「ピアノ、ないし。キーボードも、ないし」という方。

大丈夫です。

 

動物が好きな方で、「でも……家では飼ってないんだよね」という方でも、

たまにでも動物園に行かれたら、

「いやー、動物はいいねえ。かわいいねえ」と和むことができるでしょう。

動物園での散歩が、日常から離れた、きっと楽しいひと時になるでしょう。

そして、「私はやっぱり動物が好きだなー」って改めて思うことができたりしますよね。

緑ちゃん倶楽部のレッスンも、そんな感じでいいんじゃないかな、って思っているんです

 

また、今回の「ブルーノート完全試合達成記念」キャンペーンで、新規に入会を希望してくださっている方も沢山いらして下さいまして、本当に、嬉しい限りです。

どうもありがとうございます

 

勿論、僕と皆さま、お一人おひとり繋がりが基本ではあるのですが、

こうして音楽好きの沢山の人が集まるというのは、きっととっても楽しいことで、また、ここから思いもかけないような縁が生まれたり、

僕や、皆さまのアイデアで、いろんなことができるんじゃないかな、って思います。

一度きりの人生、大好きな音楽で、いい体験を、楽しい体験を、一緒にしましょうね

どうぞよろしくお願い致します。

 

緑ちゃん倶楽部

info@midorichanclub.com

 

メルマガの感想や、プレゼントの曲の感想なども、こちらのコメント欄でも、また、メールで直接でも、是非、お寄せください。楽しみにしております(←やっぱり反応が頂けると励みになりますねー)。

勿論、レッスンの際に、直接、伺わせて頂いても結構ですよー

(勿論、全然強制でもなんでもありませんので、どうか、お気楽な感じでお願いします。)

 

ボンゴレが美味しい季節ですー

200グラムとか、食べられちゃいます(←食べ過ぎだと思うけど、止まらない(笑))。

 

ではー。



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今日は最高にいいお天気でしたねー

……が、今日はこもって、緑ちゃん倶楽部のメールマガジン「みどり通信」を書いておりました。

一週間前の今日は、ブルノートの2日目でした。最終日を前にした、まんじりとした夜の感じを思い出します。

一転、今日は客観的に、解説なぞ書いているわけですから。たった一週間で、こうも違うものかと思いますが、これぞ、人生の醍醐味ですよね。毎週、何が起こるかわからないし、来週の気持ちなんて、今週には想像もつかない、というね。

“今”を生きているんですねえ。(絵文字いみふ)

さてさて、そんなわけで、今回のみどり通信は、先日ちらっとこちらでも予告しましたが「特別企画!ブルーノート東京スペシャル」としまして、ブルーノートで演奏した曲、全曲解説を書いてみました(一度しか演奏しなかった曲も、しっかり解説させていただきましたよ)。

 

せっかくですからね、まだ緑ちゃん倶楽部にご入会されていない方にも、ほんのちょっと、一曲分だけ、おすそ分け

……こんな感じで書かせて頂きました。

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2.「なにもないイス」

 いちいち曲に、「これは名バラードです」とか書いていますと、全曲になりますので、そこは省略させて頂きますが、・・・えー、名バラードです(笑)。アルバムを初めて聴いた時から、とても印象的で、泣きそうな気分になったのを覚えています。特に、Aメロの4小節目の、Dm7からDm6の響き。これには、本当にやられました。コード一つの響きで、こんなにも心がギュっとなるなんて。

 今回のライブでは、曲を通して、柔らいパッドを使いました。最初は、CDと同じような、オーケストラの生弦の音を用意していったのですが、リハーサル二日目に、「CDよりも、暗く、静かな、包み込むようなムードが欲しい」という要望が玉置さんからでまして、続いて、「・・・ケン、あの音は?ほら、あのパッド」「はい、これですね」という感じで、すぐに決定。このパッドは、ヤマハのMOTIF XSに入っているアナログパッドのカットオフ(フリーケンシー)を下げて、より柔らかく、作った音色です。これは、僕も(たぶん玉置さんも)お気に入りで、安全地帯さんライブでも、アコースティックコーナーでよく使っておりました。「完全復活コンサート」でも「夏の終わりのハーモニー」や「ほゝえみ」で使ったと思います(正確には、今回、リハーサル中に作りましたので、まったく同じではありませんが、同じパッチから作った音です。)

中間部、転調前のセクションの子どもの声のSEは、ライブでは、タイミングを合わせて、PAさんがCDプレーヤーで出してました。あの声、実は、玉置さんのマネージャーの山下さんのお子さんが、玉置さんの飼い犬のチェリーちゃんと遊んでいる声なのです。よく聴くと、「おいで、おいで」って言っています。でも、あの曲に入って、あのコードの上で聴くと、これがなんとも泣けるんですよね。これも、センスですよね。

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勿論、緑ちゃん倶楽部にご入会頂きますと、全曲分、全16652文字(原稿用紙41枚分(笑))、すぐにお読みいただけますー

今回は、ブルーノートで実際に使った音色で弾いた曲のプレゼントもございます(いつも、一曲づつ、プレゼントはあるんですよ)。

 

これを機に、いかがでしょうかー。ご入会、お待ちしております。

今だけ「ブルーノート完全試合達成記念」として、これまでのみどり通信も、曲も、どどんと一気にプレゼントさせて頂きますよ

 

といいますか、僕、今回のライブで、改めて、音楽の素晴らしさ、楽しさ、面白さを思い知らされました。

こんな僕でも、玉置さんと、松田さんと一緒に、あんなに素晴らしい音楽を作ることができました。

そこに、微力ながら、でも、確かに、たずさわれたのです。

 

音楽って、聴くだけでも楽しいですが、自分の手で作り出せたら、もう、何百倍も、何千倍も楽しいものです。

この楽しさを、喜びを、沢山の方と、わかちあいたいのです。

一人でも多くの皆さんに、自分で音を作り出す、楽器を弾く楽しさを、そして、だれかと一緒に音楽をするワクワクさを、沢山知って、感じて頂きたいと思うのです。

その為の、緑ちゃん倶楽部で、ありたいと思っています

 

お申し込みは、こちらまで、

「緑ちゃん倶楽部 入会フォーム希望」とお書き頂き、

緑ちゃん倶楽部

info@midorichanclub.com

まで、どうぞー。メールは24時間、受付けております

 

さあて、昨日、今日と、書き物をずいぶんしましたので(今日はプレゼント曲の録音はしましたが)、

今からピアノの練習をしましょう。

わあい、弾くぞー

 

 

さあさあ

 

この人が、

 

……ぷ、の誘惑に負けるまで、どれだけ頑張れるのか(笑)。

 

ではー。



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「僕の田舎の、北海道から送ってきたんだ。よかったら食べて。」

と、先日のブルーノートのリハーサルの時に、松田さんから頂いた、じゃがいも。

 

見るからに、美味しそうな、ピカピカのじゃがいも。

松田さんのお気遣いも、嬉しくて。

 

今朝、蒸かして、頂きました。

バターと、ちょっとだけお醤油と。

めっちゃめちゃ、美味しかった…

 

そして、今日は、キーボードマガジンの年末号に掲載される「バイヤーズ・ガイド」の為の執筆をしておりました。

バイヤーズ・ガイドというのは、キーボードなどの機材を買いたい方が、その参考にするためのものなのですが、今回、僕は二つの機材のレビューを依頼されております。

そのうちの一つが、ハモンドの「ステージキーボード SK2」。

ハモンドオルガンに、さらにピアノやエレピなどの音色も使えるようになっているものなのですが、これがなかなかに面白くてですね、

原稿書かなきゃいけないのに、かなりの時間を弾いて楽しんでしまっておりました(笑)。

でも、どうにか、夕方には書き上げて、編集部に送信。

 

そして、そのあとは、やはり次号のキーボードマガジンの、こちらは僕の連載「ケン坊のシンセサイザーレストラン」の為の音源作り。

こちらも締切が今週末だったものですから、とにかく今日中に終わらせなければ、でした。

こちらも、どうにか先ほど録り終えて、編集部に送信。

ミニモーグなどを使って録ったのですが、すぐさま「それにしても、音が太いですねえ」と編集さんから返信を頂いて、

……ちょっとご満悦(笑)。

 

……なのですが、昨日、持ち出したミニレスリーの調子がいまいちになってしまって、ちょっとへこんでみたり。

講義で、ちょっと調子に乗って爆音で鳴らし過ぎたのかもしれません。ごめんよ、ミニレスリー

 

さて、ライブの告知です。

ORIENTAL BOUNDSさんの、レコ発ライブに参加させて頂きます。

2nd ALBUM 「TWO BOUND」レコ発東名阪LIVE

場 所:高円寺Show Boat
日 時:2012年11月27日(火) 19:00開場 / 19:30開演
料 金:未定
出 演:ORIENTAL BOUNDS / ノーズライディング and more
問合せ:ShowBoat 03-3337-5745

(ライブは東名阪とありますが、僕は、東京公演のみの出演となります)

まさにこの日が、僕も7曲で参加させて頂いたセカンドアルバム「TWO BOUNDS」の発売日ということ。

楽しみですー

 

---------------

今しがた、YAHOOを見ましたら、「ものまね荒牧陽〇、休養発表」というニュースがありました。

実は彼女とは、三年(もう四年かな)ほど前のKinKiKi〇sさんのツアーで初めて会って、丸々半年、一緒だったことがありました(ツアーには、彼女はコーラスとして参加してました)。

当時、僕が毎日持ち歩いて、皆に「楽しいよお」と宣伝しまくっていたデジタル一眼カメラに、彼女もすっかりはまって、その後、今でもD40を持ち歩いて写真を撮っているという話を、マネージャーさんからも聞いていました。実はこのマネージャー氏、高橋〇典くんやPool〇itBoysのサポート時代に、本当に良く一緒に仕事をしていた方で(当時は制作をやっていました)、こちらも僕はよく知っておりまして、彼から「荒牧に『カメラ好きなんだなあ』って聞いたら、『川村ケンさんって方から教えてもらったんですよ』、って言ったからビックリしたよ」、とわざわざメールを、もらったりしておりました。

そんなこともあって、最近も、時折メールをしておりました。彼女は、KinKiさんのツアーの時も、今も、相変わらずとても「いいやつ」で、本当にこんなにも売れっ子になっても飾らなくて、謙虚な人なのです。ついこの夏明けにもメールでやり取りをして、「お互いがんばろうなー」と言っていたので、このニュースには、ちょっと固まりました。

ボーカリストが「声が出ない」という現実に直面した時の苦しみ、恐怖は、僕たち楽器のプレイヤーの想像を絶するものがあると、常々思っています。

それでも、人前に出なければならない。期待に応えないとならない。

しかし、生身の体の事ですから、無理な時は、無理なんですよね。

それを、無理やり、色々な手を使って、どうにかこなして。

……それは結果、身体をまたさらにいじめることになって、無理は何倍にもなって、また身体を痛めつける。

それでいて、気持ちをしっかり持ち続けるなんて、どんなに強靭な精神力をもった人にでも酷なことだと思います。

 

テレビで見る度に、彼女が華やかな世界で成功して生き生きとしているのが本当に嬉しくて、心から応援していました。

……が、同時に、相当なハードな歌い方をしているのを見て、

「大丈夫かな」

とも心配していました。

本当に凄いし、上手だけれど、

……本来の自分でない誰かになりきって歌う姿は……。

……そして、要求は、いつも厳しく、そして、どんどんエスカレートしますからね。

 

勿論、その道でプロになった以上、それをやるしかないのですが、

でも、僕は、あの「いいやつ」の彼女が、楽しく歌っているのを見たいし、そういう話を聞きたいです。

とにかく、(できることなら年末までと言わず……)一刻も早く休んで、また、本来の、自分のやりたかった歌を歌える身体と、いつも元気で明るく、ハツラツとした、彼女らしい心と笑顔を取り戻してほしいです。

 

一杯休んで、元気になったら、今度は、自分のこと一番に大切にして、またちょっとだけがんばろうー、まきー

 

ではー。



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どうもですー。

S足学園音大でのハモンド講義、無事に終了いたしましたー。

昨夜も、ついつい、「これも、これも」とCDを選んでいたりしてすっかり遅くなってしまったのですが、なんとも楽しい時間でした

 

高校生の時に、心の底から「うわわあぁ、この音、なんて気持ちいいんだ!」って、ドキドキしながら何度も何度も繰り返して聴いた、ハモンド・オルガンの音色。

「こんなに気持ちのいい音が、この世にあるのか!」

とまで、思ったんですよ。

 

子どものころ、ピアノが嫌いだった話は何度も書いていますが(今は超大好きですケンども(笑))、

改めて考えてみますと、高校生の時にハモンドの音色に出会っていなければ、

その後、こんなにも鍵盤楽器に対して憧れたり、シンパシーを感じることはなかったかもしれません。

勿論、シンセの音色(特にアナログシンセ)にも、同じように、……ほぼ餃子やラーメン並みに、「たまらない!たまらない!」という位好きなわけですが、

やはりまず、このハモンド・オルガンの音色に対する恋慕の気持ちが強くあったように思います。

 

恋慕。

うん、そうですね…。

ほんと、恋だったんだと思います。

 

今日も、講義の最後の5分くらいを使わせて頂いて、学生さんの前で僕のサイトを開いて、海月の写真を制作過程から見て頂いたんです。

「皆さんにも、大好きな憧れの楽器がきっとありますよね。まだの方は、是非それを見つけて、十年、二十年かかってもよいので、いつか、その“本物”を手にしてください。それを一つの目標に、頑張って下さい

ってお話しさせて頂いたんです。

僕自身、初めてその音に憧れた高校生の頃からしますと、25年以上経って、やっと本物を手に入れることができたのですから、

まだまだ、未来ある学生の皆さんには、いくらでもチャンスはあるわけです。

なんなら、もしかしたら2~3年で手に入るかもしれません。

 

……まあ、そこまで欲しいと思えば、ですけれどね

 

例えば、ハモンドなら……この200kg以上もある、古い楽器を(笑)。

木造の家だと、床が抜ける可能性もありますので、実際、そのあたりも要注意なんです。

二階に置いたハモンドが、床を突き破って一階に落ちた、なんて、冗談みたいですが、考えると恐ろしいですよ

 

……壊れちゃいますから、せっかくのハモンドが

 

そっちかよ(笑)。

 

 

えー、結局ね、選びに選んだCDたち、やっぱり、その十分の一も聴いてもらえなかったです。

お話も、帰りのクルマの中で、「しまった。あの話してないぞ。……う、あれもだ」と、次々に、し損ねたハモンドの話が浮かんできて、

思わず、じんわりと涙を浮かべた、という(ほんとか?)。

デモンストレーションにちょっと弾きましたが、もっと色々な奏法も聴いてもらいたかったなー。

リングモジュレーターも持っていけばよかった…。

 

ほんと、あと3回くらいはあっても良かったなー(そんなにマニアックな話に付き合ってくれるかな(笑)?)。

ってか、曲とか、じっくり聴くの考えたら、なんなら……通年の授業でもいいんじゃないかな(笑)。

 

「ハモンド・オルガン研究(実習・講義) 毎週〇曜日 120分

 

超マニアックな構造の話から、まつわる歴史的な逸話とか、毎回、著名なプレイヤーを一人ずつを(みっちり(笑))取り上げて、聴きまって、奏法なんかを研究する。

……うん、ジョン・ロードとかキース・エマーソンとかだと、三~四回に分けたりしないとダメだな。

時折、ゲスト・ミュージシャンなんかをお呼びしてね、ハモンド並べて、セッションもしたりして。

学生さんにも参加してもらってもいいですねえ。

課題は、ハモンドで曲を作りなさい、とか。いかにグリスをかっこよくキメられるかが、実技テストだったり(笑)。

 

うん、僕が、受けたい(笑)。

 

学長さーん

 

……ともあれ、とっても楽しい時間でした。

参加して下さった大勢の学生の皆さん、どうもありがとうございました。

また、是非ー

 

ではー。



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果物で、お好きなものはなんでしょう。

 

・あればいつでも食べるよ、というくらいのもの。でも好きなもの。

・たまに、どうしても食べたくなるくらい好きなもの

・見ると、もう食べずにはいられなくなるもの

・毎日でも食べたいもの

 

さてさて、いかがでしょう

 

僕は、マンゴーが大好きでした。

確か、中学生の時にシンガポールで食べたのが強烈に美味しくて、それ以来だったように思うのですが、

やはり、南の島で食べる南国の果物は美味しい。

 

ウニいくら丼は、やっぱり北海道が美味しい、

もつ鍋は、博多で食べるとうまさ倍増、というような。

食材そのものは、今や世界中どこでだって手に入るにしても、

よく言っていますが、やはり、「その土地の空気と一緒に食べる」のが美味しいように思います。

 

で、そのマンゴーなのですが、そのどこだかの島で食べたものは、本当に甘くてジューシーで美味しくて、

しかも、いくら食べても無くならないくらいあって。

 

なのに、僕はいつまでも種を口から出さず。

マンゴーの種はそれなりに大きいので(小さくなった鰹節くらいあります)、

口に入れると、パンパンになる。

 

 

あの「棒が一本あったとさー はっぱかな」の、絵描き歌の最後のコックさんのようになる。

 

その姿が印象に残っているのか、母親は、今でも僕に会うと

「ほんとにマンゴーの種が好きだったわよね、いつまでも口から出さなくて。おかしかった。」と言うのですが、

 

……別に、種が好きだったわけではありませんからね(笑)。

 

といって、日本ではそれなりのお値段もするので、そうそう好き放題食べるわけにもいかないというか、

あれは、お安いのをバクバク食べるから美味しいというか。

ナイフでサイの目になったようなやつを、うやうやしく食べるのは、

……ちょっとなんだか、あの海パン一丁で、べちゃべちゃになりながら頬張った美味しいマンゴーとは違う食べ物のような気がするのですよ。

 

スイカなんかも、かぶりついて、ベチャベチャになりながら食べるのが好きですねえ

オレンジなんかもそうかなー。

ぶどうもだなー。

手や服の汚れとかを気にしないで、がっしがし食べたいのです。

 

その点、バナナは、……優等生じゃないでしょうか

どこでどう食べても、そんなに、食べ感が変わらないというか。

もともと、べちゃべちゃになりながら食べるものでもなさそうですし(笑)。

あの皮は、良く出来た優れものですよね。

 

あと好きなのはー、びわ。

それから、やっぱり、あんず。

 

では、答を。

・あればいつでも食べるよ、というくらいのもの。でも好きなもの。

これは、なんでも。ドリアンだって食べます。

バナナやりんごなんかは、このあたりかな。

 

・たまに、どうしても食べたくなるくらい好きなもの

ここに、マンゴー。

あと、スイカ、あんず、ぶどう、みかんなど。

 

・見ると、もう食べずにはいられなくなるもの

メロンー。

あとね、ランブータン。これほんとに、大好きなんです。

日本では冷凍輸入のものしか食べられないのが残念(冷凍のは、味があんまり無いー)。

ライチなんかも。

 

・毎日でも食べたいもの

……ぎ、餃子?

 

果物じゃない

 

いや、さっき食べたので、また食べたくなってるの(笑)。

 

 

さて、明日はS足学園音大で、ハモンド・オルガンの講義ですー

学校にあるハモンドに加え、先日のブルーノートで使ったオルガン・セットも持ち込んで、音色の比較したりしつつ、

……適度なマニアックさを目標に、楽しくおしゃべりしてきます。

 

僕の適度が、一般にどのくらいかは、難しいところかもしれませんが(笑)。

 

ではー。



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間奏……あ、これじゃ、曲中のソロのことか。

……そうじゃなくて(笑)、

乾燥させた“干しエノキ”なるものを、頂きました

 

なんでも、生のエノキよりも、13倍も身体に良い成分が増幅されているのだとか(その他のケン索結果)。

 

食感はコリコリとしていて、なんだか、ホシイカみたい。

 

ホシイカが欲しいかくコ:彡?

 

なんつって(笑)。

 

干しエノキが欲しいか

 

……アントニオエノキ。

 

アントニオホシエノキ。

 

ダイヤモンド☆(ホシ)ユカイさん。

 

……結婚式(披露宴か)でピアノ弾いたなー

 

あの時、直前で、「ケンちゃん、ブルースハープ、キー間違ってもってきちゃったから、半音下げて弾いてくれる?(笑)」って。

もう、料理そっちのけで、コード譜面書き直した覚えがありますねえ。

で、一生ケン命ピアノ弾いたら、

ユカイさんの親せきのおばさんらしき方が、「キヨシちゃーん!もっと何か弾いてー」って僕に叫んだんです。

 

……キヨシちゃんって誰ですか(笑)。

 

あとから、レッドウォーリアーズのベースの方と勘違いされていたと知りましたが(“ベース”の方ですぜー)、

僕も僕で、「はいはーい」とか振り返ったのを懐かしく思い出します。

 

……ホシエノキで。

 

とおいなー(笑)。

 

今日は、緑ちゃん倶楽部で、朝10時から、夜22時半まで、休憩はちょっとずつありましたが、トータル9時間のレッスン。

先日のブルーノートでは、もう、本当に各回に、緑ちゃん倶楽部の会員様をちらほらとお見受けすることができて、なんだか、安心させて頂きました。

とっても嬉しかったです。どうもありがとうございました

 

ただ、あの場で、「せんせー!」と呼ばれてしまうのは……、恥ずかしいやら、照れくさいやら、イカんとも(笑)。

いや、まあ、でも、「はいはーい」って振り返りますけどね、やっぱり(笑)。

 

明日もがっこーですなー。

こちらもね、来年2月の卒業公演に向けて、

がくせーさんたちの演奏レッスンも、いよいよ佳境にさしかかってきているわけです・

冬休みがありますから、結構あっという間に本番になっちゃうんです。

まあ、そこは勿論、リハから10日間で本番、とかってことはありませんけどね(笑)、

でも、がくせーさんたちにとっては、三か月あっても、足りない位、大変なんだと思いますよ。

なんとか、少しでもサポートしてあげたいものです。

 

音楽で楽しい思いをしたら、音楽がもっともっと好きになって、もっともっと楽しくなるはずですから。

 

これ、教師としての仕事がうんぬん、というより、

 

どちらかと言いますと、

 

単なる、

 

……誘導なんですけどね(おいでおいでー。どっぷりおいでー(笑))。

 

ではー。



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昨夜は、興奮のうちに帰り着いたにも関わらず、ほとんど倒れるようにして眠ってしまいました。

リハーサルの初日が10月25日、そして、ブルーノート最終日が11月4日。

初めて玉置さん、松田さんと三人で音を出してから、全ての公演が終わるまで、わずか10日間の出来事でした。

しかし、一生忘れることのないであろうほど、その色(ブルーかな、やはり)は濃く、ぎっしりと粒子の詰まった日々でした。

 

実を言いますと、この10日間に、完全な徹夜が二回、

それ以外にも、2~3時間の睡眠しか取れなかった日がほとんどでした。

一番眠れた日でも、5時間程度だったでしょうか。

 

僕は、食べるのと同じくらい寝るのが大好きですし、

そもそも寝不足は、プレイにとっても良い事などないのは良く分かっておりますので、

これは、寝る時間を意識して削ったわけではなく、

やはり、

 

……眠れなかった、んですね。

 

今まで、色々なアーティストさんと、それは気の張る公演も、それなりに経験させて頂いたと思うのですが、

こんなに、連日に渡って眠りが浅い日々が続いたのは、初めてのことでした。

 

ギター、ベース、ドラム、そのどれもがいない。これだけでも土器が三つ四つ、ごろごろ。

といってまた、自分のピアノ(キーボード)一人だけでもない。つまり、全てにおいて、きちんとした連携が必要。これまた、土器が5~6個、ごろごろ。

そして、歌うのは、あの玉置さん。

 

と、これだけの土器条件が揃っていても、リハーサル初日前までは、それなりに眠れてたんですね。

でも、これが、(普通は楽になるはずの)リハーサル初日を終えてから本番までが、余計に眠れなくなった、という、実に特殊な日々でした。

 

なぜこんなに、直前まで土器が沢山出土したのか。

 

その理由は、これに尽きるでしょう。

やはり、玉置さんという、本当に常人離れした、その存在そのものが“音楽の塊”である、“正真正銘の天才”と一緒にプレイするのだということ。

 ……もうね、あえて変な風に誤解されないことを信じて、かつ、心からの愛情を込めてこの言葉を使わせて頂くのですが、本当に音楽の才能の“バケモノ”である玉置さん。

作曲者として、そして、歌い手として、表現者として、こんなにも圧倒的な力と、高いクオリティと、そして尽きないエネルギーを持った人が、はたして他にどれだけいるでしょうか。

しかも、これまではあった安全地帯さんという、4人のまさに“安全地帯”がそこには無く(なんかうまい事言ったか(笑))、

“むき出しの玉置さん”に対し、松田さんと僕の音という、二人のキーボーディストの音だけで向き合うということ。

 

白と黒の鍵盤だけを武器に(・・・もちろん、武器じゃないですが)。

 

これぞ、ドン・キホーテ。

 

あ、何でも売ってる、という意味じゃなくてね(笑)。

 

その日が確実にやってくることが現実であることが信じられないくらい、

土器が大量出土するわけですよ、昼にもですが、特に夜に(←楽器に触っていない時間、という意味です)。

 

かくして、結果はご覧になられた、お聴きになられた通り。

 

 

玉置さんに乗り、松田さんにおぶさり、

一緒に、決して力をぶつけるのではなく、力を合わせ、音楽を作る、音楽にする。

当たり前のように、ただ、これだけで良かった。

 

ただ、この当たり前が、簡単ではないのも事実。

ですが、今回、これが、この10日間の間に、生まれ、そして、ほぼ完全な形で実現出来たことは喜びでした。

 

レコーディングではディレクターやアレンジにも参加していて、玉置さんと過ごす時間がとても長いスタッフの松井ちゃんにして、

本番初日の1stステージが終わった時に「お二人には……何も言うことがありません。素晴らしかったです。」と。

 

まったくの暗闇の中での手さぐりの中で始まったリハーサル。

初日が終わり、色々な問題が噴出し(これ、ほんと(笑)。ケン築現場の例えで言えば、“建てている場所が違った”というような事態でした(笑))、

「おわー、どうなるのか」という、出土した土器が、さらに粉々になっているような状態から、

……完全復元。というか、見たこともないような新しいものが出土したような感じだった、本番初日。

 

まさに、感動でした。

そして、最終三日目の2ndステージまで、この感動は、見事にバランスをとりきり、連続しました。

素晴らしいゲストの方々を含め、誰ひとり、音でケンカをするようなシーンはありませんでした。

ミュージシャン同士の音によるバトル、なんて表現もあるように、音楽にはこういう火花散らすような戦いもあり、時にそれが面白いのも事実です。

ですが、全て方の音が、玉置さんと、寄り添い、融け合い、見事に、消化……じゃない(笑)、昇華されていたように感じました。

 

 

それでも、土器の出土は止まりませんでした。

その場、その場、で色々なことが決まっていく。

 

例えを挙げましょう。

 

二日目の1stステージには、桃乃未琴さんこと、平岡恵子さんがいらっしゃっいましたが、いらっしゃることを僕たちが知ったは、本番前日。

そして、このバージョンは、キーが途中で女性キーに変わるもので、これは、本番当日になって、初めて音を合わせたものでした。

 

同じく二日目の2ndステージには、押尾コータローさんがいらっしゃり、僕は一緒に「嘲笑」というバラードを演奏しましたが、

これなどは、当日のリハーサルもありませんでした。押尾さんがいらしたのは、本番30分ほど前。

玉置さんを交えて「じゃあ、押尾くんとケンでやってみる?押尾くんのギターにケンが、そこはかとなく音を添えるイメージで。」

こんな口頭での打ち合わせだけで、もう本番だったのです。

 

また、今回、「純情」という、本公演でもひとつの目玉ともなったでありましょう玉置さんの新曲がありました(何度聴いても、毎回泣けてしまう、凄まじい曲です)。

この曲では、僕が途中、ピアニカを使うシーンがありました。

あれは、ブルーノート本番前日の昼間に、玉置さんのお家に集まった時の、確か松井ちゃんのふとしたアイデアがきっかけでして(それまでのリハーサルでは、まだ、音色が決まっていませんでした)、

一応、その後のスタジオで音出しだけはしてみましたが、あとは、本番当日にブルーノートで、初めて玉置さんの前で演奏したものなのです。

 

「あ、いいね!めちゃめちゃいいよ!」

 

はい、決定(笑)。勿論、その時も、その一度しか演奏してません。

そのまま、その2時間後には、本番でした(その間、ピアニカはステージに置いたまま。……「練習しろよ」という話もありますが、その余裕もなかったのかな)。

あとは、毎回、一度ずつ弾いた(吹いた)ので、計6回、演奏したのでした(今回、“ピアニカは本体を揺らすと音も揺れる”という、トレモロのかけ方を、三日目で発見しました。原理的には間違っていると思いますが、気分的にはそうでした(笑))。

今回、生まれて初めて、ピアニカを人前でちゃんと弾き(……吹き?)たように思います。

ちなみにこのピアニカは、柑橘系二人組のツアーの時に、プレゼントとしてヤマハさんから頂いていたものでした。あれから7年ほど経って、ようやく、活躍させてあげられました。しかも最高の場で。良かったですー。

 

……あと、小さなことで言えば、曲順は、毎日変わりましたしね。

まさか、の曲順変更もありましたし(笑)。

 

 

とまあ、こんな感じで、本当に土器土器だらけで、もう、なんなら売るほどの土器がありましたが、

 

……今朝起きたら、一つも無くなっており(少し寂しくもありますが)、

今日は、いつもの月曜日のように、がっこーへ行き、6時間の連続授業の合間に、また廊下でお弁当を食べておりました。

 

今日は、機材の写真をいくつかアップしましたが、そうですねー、忘れないうちに、曲ごとに、どの楽器で、何を考えてプレイをしたのか、解説でもしたいですね。

……そうだ、緑ちゃん倶楽部のメルマガでやりましょうか。そろそろ、今月のメルマガ配信の時期ですしね

いかがでしょうー。

 

ってか、音色の話とか始めると、まーた、マニアックなものになるかもしれませんケンども(笑)。

 

(勿論、緑ちゃん倶楽部では会員さま、ぞくぞく募集中ですよー。「入会希望」とお書き添えの上 info@midorichanclub.com までメールをどうぞー。←しっかり宣伝)。

 

今回のブルーノートでの三日間公演、ワンステージずつ6公演全てが、思い出深く、一生忘れることのない宝ものになりました。

本当に、どうもありがとうございました。

 

 

土器はすっかり見えなくなりましたが、三日間、ここから見た、お客さんの皆さまの笑顔、涙が、まだ目に焼き付いて忘れられません

 

ではー。



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皆さん、どうもありがとうございました。

おかげさまで、ブルーノート三日間、全六公演、無事に終了いたしました。

最高の三日間、最高の六公演でした。

今はただただ、感謝の気持ちで一杯です。

本当にありがとうございました。

なにもかもが、素晴らしかったです。

 

 

何度でも言っちゃう。

本当に、本当に、素晴らしい時間を、ありがとうございました

 

ではー。



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ブルーノート、二日目、最高のうちに、終了いたしました。

ありがとうございます

 

ここまで、4公演、一応、ステージにいる立場の僕が言うのもアレですが、

本当に素晴らしいステージが続いていると思います。

 

 

なんといっても、玉置さんの、凄さ。

 

これはもう、昨日、そして今日、どの公演にご参加された方も、改めてズドンと体感されたことではないでしょうか。

 

まだ明日がありますし、詳しくは、書きません、書けません。

っていうか、書こうと思っても、書ききれるものでもなさそうです。

 

あの声の素晴らしさを、あの歌の凄まじさを、

考えてみれば、言葉になんて、出来るわけはないのです。

 

だからこその、歌。

 

「歌えばわかる」

 

と、玉置さんはよく仰います。

「言葉を連ねなくても、歌えば、伝わる」

きっと、こういうことだと思います。

 

一緒に演奏していて、こういうことか、と思います。

何度も何度も、納得するのです。

 

そして、

「とんでもないものを、今、聴いているんだ」

はたと、そう意識して、

ゾクゾク、

するのです。

 

明日の最終日、残り2公演。

またどうか、最高の夜になりますよう。

 

いえ、当然、なるとは思いますが(笑)、

 

またきっと、予想を超えてくるんでしょうね。

 

終わってしまうのが今から少しだけ寂しいですが、

でも、だからこそ、楽しみです。

 

明日、会場でお会いできる皆様、どうぞよろしくお願い致します。

一緒に、最高の、本物の歌を、体験しましょう。

 

 

最高のご飯と、共に。

 

いや、本当に美味しいんですよ、ブルーノートのご飯(笑)。

 

ではー。



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ありがとうございました!

最高に最高に楽しかったです!

やっぱりライブはいいですねー\(^o^)/!

 

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し、しまったあ

カメラを持って帰ってくるのを忘れたあー。

……というわけで、写真は、また明日にでもー

 

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それにしても、ブルーノート東京、とっても素敵な空間でした。

僕は、今日初めてだったのですが、会場を見させて頂いて、思わず「うわあ」と声が出てしまったくらい、感激しましたよ。

あんな素敵な空間で、最高のシンガーと、最高のミュージシャンと一緒にライブが出来て、

それをあんなにも素晴らしいお客さんたちに観て、聴いて頂けるるなんて、本当に幸せなことです。

ステージの上からの景色も、音も、空気も、何もかもが気持ち良くて、僕にとっても、心地の良い、極上の時間でした。

 

いやあー、もう、……ねえ

勿論、まだ詳しくは書きませんし、書けませんが(曲名は勿論、演出等、公演内容すべてに関するネタバレは、公演が終わるまでは、コメント欄でもどうかお控え頂きますよう、ご協力をお願いいたします(^-^)/)

とにかく、最高でしたよ。

明日も、本当に楽しみです。

 

お越しになる皆さま、どうぞお楽しみにです

 

いつもなら「腹ごしらえしてきて下さいねー」とかいうところですが、

ブルーノートは、ご飯も美味しいので、

どうぞ、ご参加される皆さま、明日は、

 

お腹を空かしていらして下さいませー(笑)。

 

ではー。



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いよいよ明日からとなりました、玉置浩二さんのソロライブinブルーノート東京

玉置さんも「実は初めてなんだ」という、一日二回公演。

しかも、それを三日間連続。

そして、ライブのサポートメンバーがキーボーディスト二人だけ、というのも、おそらく初ですよね。

これ、どれも僕にとっても初のことです

 

今日は、午前中から玉置さんのお家で、打ち合わせ。

「やっぱりさ、こういうのって、メールとかじゃなくて、会って直接伝えた方がいいじゃない?」

ということでの集まりでしたが、それだけじゃない、本当に素晴らしい音楽を沢山聴いちゃいました。

しかも、僕、たまたまですが、玉置さんの目の前50㎝くらいのところに座っちゃったのです。

 

相撲で言うところの、砂かぶり。

ボクシングなら、リングサイド。

野球でいうならバックネット。

 

いや、比べると、どれも遠いなー。

本当に、手を半分伸ばせば届くような距離、もう、そこにいるだけで体温がそのまま伝わってくるような距離で、

歌を、ギターを、まさに浴びるように、何曲も何曲も、聴かせて頂きました。

 

「はいはいっ、先生!感想です!」

 

 

……はい、川村君、どうぞ

 

 

「気持ち良かったですー

 

 

……そりゃあそうだ

 

 

なんという声、そして歌でしょう。

 

前にも書きましたが、

歌うというのは、昔は、本当に選ばれた人にだけ許された、神に仕える者の神聖な行為でした。

 

そういうことを、思い出す、そんな歌でした。

 

途中、

 

 

どういうわけか、

 

 

本当に偶然に、

 

 

「全国酒飲み音頭」も歌われてましたが

 

(いや、本当に、話の流れから、僕のブログとは関係なくですよ(笑)。たまたま、「ブルーノートだと、お客さんはお酒飲んでるんだよね」ということからお酒の話になったので、歌われたのです。それにしても、これまた、お上手でー。)

 

 

いやはや、しっかりとお仕事ではありましたが、同時に、とても楽しい午前のひと時でした

 

その後、松田さんと二人だけで、確認作業の為に、スタジオへ。

勿論、まだまだこれからも変更はあるとは思いますが、

まずは明日の初日を迎えるにあたって、僕たちも出来ることを精一杯やりましょう、という作業でした。

玉置さんも、一生懸命(本当に一生懸命)、この三日間の公演の事を考えておられますからね。

これは、先日のリハーサル、そして、今日の打ち合わせ、さらにはメールからも、とても強く感じます。

(あ、勿論ですが、安全地帯さんのことも考えておられますよ←僕も安全地帯ファンの一人としても嬉しいですー。)

 

さてさて、泣いても笑っても、いよいよ明日、初日を迎えます。

一生忘れることのない、三日間になることでしょう。

 

どの公演も、一本一本、それぞれに素晴らしいものになるでしょう。

 

もう

 

できることならば、

 

 

僕も、観たいです。

客席で、一杯飲みながら(笑)。

 

 

皆さん、いいなー(笑)。

 

いえ、僕も負けじと楽しみますよー

 

 

それでは、ブルーノートででお会いできる皆様、どうぞよろしくお願い致します

 

ではー。



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