工場見学が大好きな小川洋子さん。
今回は大小6社の工場を訪れています。会社の規模としてはグリコを除いていたって小さいのですが、オンリーワンの存在感ある会社ばかりです。
坂本光司さんの「日本で一番大切にしたい会社」の小川洋子バージョンでしょうか。そこは文学者としての視点が文科系の私にも理解しやすいので楽しく読めました。

6社全部紹介したい魅力的な会社ばかりですが今回は2社だけにしておきます。あとは本を読んでください。
今の朝ドラ「舞い上がれ」は東大阪の町工場が舞台ですが、東大阪の町工場は東京大田区と並んで中小企業が林立しているのですが、それぞれの企業は技術力が高くて声をかければどんな部品でも調達できると言われているところです。今回最初に取り上げられたのは株式会社エストロラボという細穴放電加工の会社で屋号は「細穴屋」
ここは家業が町工場という訳ではなく社長が33歳の時に起業を思い立って女性3人でスタートした会社.。起業するまでは社長は青年海外協力隊を目指していたのが病気でとん挫。ここから紆余曲折があって起業に至ります。
仕事は電極から電気エネルギーを加えて火花で穴をあける。穴は基本中の基本で完成品からは見えないところにも様々な穴をあけることが必要で、そこでプラスマイナス100分の2の仕事を請け負っている。ところで機械に材をセットするにはどうしても人の手が必要になる。そこにあるのは熟練。数値化マニュアル化しがたい面があるそうです。今は役員二人従業員6人で男性もいるが、女性が働きやすい職場づくりめざし状況に合わせてシフトを組み直しているとか。起業当時は子育てとの両立が課題だったのが時の経過とともに介護の問題が立ちはだかっているとか。
もう1社は五十畑工業。と言ってもほとんどの人は知らないのでは。私は天気がいいと徘徊老人として近所の公園を彷徨っているのですが、保育園の子どもたちが乳母車を大きくしたようなもので運ばれてきます。これはサンポカーというのですが、それが主力商品。勿論普通のベビーカーも作っていて美智子様が浩宮殿下のために特注で購入したそうです。ベビーカーにつけたバックミラーは美智子さまの要望だったとか。
他にも介護用品も作っていて最近では犬用の車椅子も作っています。
従業員は40:人でなんと自社一貫生産。そのためお客さまの要望を細かく聞いて試作を繰り返す。自社一貫生産だからできます。まあ、要望を聞いて作ってみたけど商売にならなかったものもあるそうですけど。とにかく作ってみると言うことが出来るのが大きな魅力です。
要望に即した多品種少量生産。地に足の着いたコツコツとした商い。一番を目指さず、一定の器で社会貢献する、自分の手の延長上に製品がある。いずれも社長さんの言葉だそうですがいつまでもこの精神を失くさないでほしいものです。
公園でサンポカーを見かけたら応援します❗️
今回は大小6社の工場を訪れています。会社の規模としてはグリコを除いていたって小さいのですが、オンリーワンの存在感ある会社ばかりです。
坂本光司さんの「日本で一番大切にしたい会社」の小川洋子バージョンでしょうか。そこは文学者としての視点が文科系の私にも理解しやすいので楽しく読めました。

6社全部紹介したい魅力的な会社ばかりですが今回は2社だけにしておきます。あとは本を読んでください。
今の朝ドラ「舞い上がれ」は東大阪の町工場が舞台ですが、東大阪の町工場は東京大田区と並んで中小企業が林立しているのですが、それぞれの企業は技術力が高くて声をかければどんな部品でも調達できると言われているところです。今回最初に取り上げられたのは株式会社エストロラボという細穴放電加工の会社で屋号は「細穴屋」
ここは家業が町工場という訳ではなく社長が33歳の時に起業を思い立って女性3人でスタートした会社.。起業するまでは社長は青年海外協力隊を目指していたのが病気でとん挫。ここから紆余曲折があって起業に至ります。
仕事は電極から電気エネルギーを加えて火花で穴をあける。穴は基本中の基本で完成品からは見えないところにも様々な穴をあけることが必要で、そこでプラスマイナス100分の2の仕事を請け負っている。ところで機械に材をセットするにはどうしても人の手が必要になる。そこにあるのは熟練。数値化マニュアル化しがたい面があるそうです。今は役員二人従業員6人で男性もいるが、女性が働きやすい職場づくりめざし状況に合わせてシフトを組み直しているとか。起業当時は子育てとの両立が課題だったのが時の経過とともに介護の問題が立ちはだかっているとか。
もう1社は五十畑工業。と言ってもほとんどの人は知らないのでは。私は天気がいいと徘徊老人として近所の公園を彷徨っているのですが、保育園の子どもたちが乳母車を大きくしたようなもので運ばれてきます。これはサンポカーというのですが、それが主力商品。勿論普通のベビーカーも作っていて美智子様が浩宮殿下のために特注で購入したそうです。ベビーカーにつけたバックミラーは美智子さまの要望だったとか。
他にも介護用品も作っていて最近では犬用の車椅子も作っています。
従業員は40:人でなんと自社一貫生産。そのためお客さまの要望を細かく聞いて試作を繰り返す。自社一貫生産だからできます。まあ、要望を聞いて作ってみたけど商売にならなかったものもあるそうですけど。とにかく作ってみると言うことが出来るのが大きな魅力です。
要望に即した多品種少量生産。地に足の着いたコツコツとした商い。一番を目指さず、一定の器で社会貢献する、自分の手の延長上に製品がある。いずれも社長さんの言葉だそうですがいつまでもこの精神を失くさないでほしいものです。
公園でサンポカーを見かけたら応援します❗️
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