言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「忘れる前にもう一度食べたくなる味」

2013-01-05 09:52:51 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


今朝も冷たかったですねえ。
7時頃起きようとトイレに立ったのですが、あまりの冷たさにまた寝床に潜り込んでしまいました。
そうして1時間弱、やっと起きだしました。でも冷たさは同じです。
昨日も寒風が身を冷やして寒かったですね。
今朝の最低気温は昨日と同じマイナス3℃でしたが、昨日以上に冷たく感じました。
空は晴れていますが薄い雲も広がっていて、差し込む陽は薄く、それも寒さを感じさせる一因なんでしょうね。

昨日から年始に伺っていますが、そのあとは百貨店に寄ったりして、暗くなってから帰ってきました。
今日も出かけますが、そのあとはまたショッピングセンターに行ってみなさんの様子を眺めてこようと思っています。


「忘れる前にもう一度食べたくなる味」

よく「忘れられない味」とか「忘れた頃に食べたくなる味」などと言われることがありますが、上記のこの言葉は、あるときわたしの奥さんが言った言葉です。

わたしが、あそこの味は忘れた頃に食べたくなるよね、と言うと、上のように「わたしは、忘れる前にもう一度食べたくなる味、よ」と言ったのです。
なるほど。

この言葉は、「忘れた頃に食べたくなる味」と同じ意味合いですが、実感がより感じられます。
忘れた頃に食べたくなる味」は、本当は「忘れる前にもう一度食べたくなる味」なんですよね。

で、思うんですが、お客様が絶えない飲食店は結局、「忘れる前にもう一度食べたくなる味」があるから、なんですね。
忘れた頃に思い出すのではなく、忘れる前にもう一度食べたいから、何度も何度も行くわけです。

あなたのお店にはそういう「忘れる前にもう一度食べたくなる味」はありますか?

とびっきりの味ではなくていいんです。
とびっきりの味は、一度食べるともう満足してしまって、なかなか次もという思いにはなれません。

またおいしかったからもう一度と仮に思って、食べにいくと、前回ほどおいしさを感じることはほとんどありません。
最初の時のインパクトが強すぎて、2回目、3回目になるにつれ、だんだんとその味に舌が慣れてくるのです。
そうなると、おいしさよりも、なんだこの味、という感想が多くなってきます。

それよりも、繁盛店を長く続けるコツは、いつ食べても飽きない味を維持し、ちょっとずつ、お客様には分からないように、時代に“そっと”合わせて進化させていくこと、です。



飲食店以外でも、よくあるのが、わたしの実感としては、雑貨店がよく陥るパターンではないでしょうか。

最初の頃は目新しさがそのインパクトとしてありますが、同じ品揃えを続けていくにつれて、お客様の方が飽きてくるわけです。
ですからそういったお店では、お客様を常に飽きさせないちょっとずつのインパクトがいつも必要になりますが、なかなかそういったバイイングがいつもできるとは限りません。

ですから仕入れ先を常に新しく探すことが必要で、さらにはオリジナリティのある自店専用商品の開発も同時に進めなければ、気まぐれなお客様の心を満足させることができなくなってきてしまいます。

最初は目新しくてお客様が溢れているお店でも、数年経つとひっそりと閉店、というのもよくあることで、それはそのような開発を怠った結果ではないでしょうか。

自分もお店も変化していかなくては、お客様の気まぐれにはついていけません。

厳しいですね。

そうしたことが嫌なら、あなたのテイストに心動かされる人だけが顧客がついてくるようなお店にするべきですね。


それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


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