言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

人を育てる要素のない企画

2013-01-15 10:34:56 | 生き残るということ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日は雪らしい雪が降りましたが、ここ前橋ではほとんど積もらず、うっすらと白くなった程度でした。
クルマの上に積もった雪も、夕方にはほとんど消えていきました。
雪の後は雨になったせいですね。
観測的には0センチということですが、関東の南部の方がたくさん降ったようですね。
東京では5年ぶりの大雪だそうで、道路や交通機関が暖混乱していたようで、滑って転んだけが人も数百人も出たということ。
今朝は朝から晴れて、寒い北風が早くも吹いてきました。


今日は1月15日、一昔前まではこの日が成人の日でした。
なぜこの1月15日が成人の日だったのでしょうか。
文献を繙かないと分かりませんが。

今日は本来でしたら桐生商工会議所へお邪魔してのお店の相談の日なんですが、金曜日に延期になり、お休みです。 
でも、今わたしの奥さんが大腿骨亀裂で病院に入院していまして、明日が手術です。
手術と言っても、ピンを二本入れて骨を固定するだけのことらしいですが、本人は心配で心配でしょうがないみたいです。
まあ当事者でないと感じない不安がいっぱいあるんでしょうね。
で、ここ1週間近くは、病院と家との往復です。
お正月気分は、そんなこんなでとっくの昔に吹っ飛んでしまいました。
もちろんみなさんもすでに1月も半月が過ぎ、そんなものはとっくになくなっているでしょうが。


お正月のバーゲンはもうほとんど終わり、やるとしたら、売りつくしの第2弾、第3弾のセールです。
その後はデパートでは、例のギフト解体セールもまた性懲りもなく始めるのでしょうね。

で、ギフト解体セールのお客様たちを見ていると(と言っても直接現場に行ったのはもう3年ほど前のことですが)、暇なお年寄りがほとんどなんです。テレビのニュースなども見ていてもそうなんですが。

彼女(女性が多いもので)たちはほとんどひとりかふたり暮らしなのですが、そんなことはおかまいなしにたくさん、そういったギフトのパックを解体されたものを買い込んでいきます。
いったいそんなにたくさん買い込んでどうするのだろう、と疑問に思います。

彼女たちは、結局それを購入する理由は「安い!」からで、買った後の計画はほとんどありません。
で、その後、自分の息子、娘たちに電話をかけ、こんないいものがたくさんあるから遊びにおいでと誘うための餌にすることも多々あります。
(わたしの昨年亡くなった義母がそうでした)

そうしてもうひとつの理由としては、買物をすることでのストレスの発散ですね。
でも高いものはあまり手を付けたくはない。
で、そうした解体セールが格好の標的になるというわけです。

デパート側としたら、そうした、消費されない、ただの欲求不満のはけ口として購入されようがどうしようが、売れることで利益が得られるわけで、これはいいセールだからもっともっとやろうということになるんでしょうね。

他のセールをしたってなかなか今はヒットしない中で、解体セールは、今や北海道、九州物産展、そして駅弁フェア以外では目玉のセールに成り果てています。

そのためにわざわざ問屋やメーカーも、それを見込んでセットを作るところまでありそうな感じです。
だって普通では考えられないような量が、あのセールでは吐き出されてきますから。


贈答の季節が終わっても、それほど大量にギフトがたくさん在庫されているということは、本来なら許されないバイヤーのバイイングミスですよね。
それが許されて、今やバイヤーの腕の見せ所のような間違った方向に向いているきらいさえ感じられます。

もちろん問屋やメーカーも、そういった名目で余剰商品や期限切れ間近の商品も出してくるということも考えられます。
(わたしがもしそういった担当者なら、デパートに売り込み行きますよ)

そのような、転んでたまたまつかまったのが、落ちていた札束であった、というような棚からぼたもち式のセールでは、バイヤーに先見の明や営業感というものを失わせるものになっていくような気がしてなりません。

しっかりと企画して、それがたとえ失敗であってもそこから何か学べるものがある、というような経験を積んでいくことがあって初めて職業としての営業感が養われていくものではないでしょうか。

ギフト解体セールには、人を育てる要素のない企画だと私は思っています。

自分で消費しきれないものを消費者(特にお年寄り)に買わせて、デパート側はほくほく喜んでいていいのでしょうか?

しっぺ返しはすぐそこに来ているように思います。

きちんとした、消費者に本当に役に立つ商いをしたいものです。



それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


さて、わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所と桐生商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
また関東経済産業局中小企業支援ネットワークという長い名前の専門家登録をしていまして、今年度は数件の案件をまかされました。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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