こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
7月最初の日曜日………。
といったところで、別に感慨はないんだけど、つい言ってみたかっただけ。
昨夜も雨。
日中は今日も昨日も、ほぼ曇り状態で、時おりは小雨。
湿気だけが横溢。
う~んーーー。
というところで、本題。
一昨日、近所のショッピング・モールにいき、夏のバーゲンの状況を眺めてきました。
ウイークデーということもあり、バーゲン中とは思えないほど、普段と変わらない雰囲気でした。
各ショップの店頭に掲げられている30%OFFとか50%OFFという数字が、何か寂しげな感じで目に入ります。
さらにその上に重ねてタイム・サービスさらに20%OFFなどというショップも。
このところ夏のバーゲンにふさわしくない夏日にも届かない日々が続いているので、なんだか盛り上がりも少ないんでしょうね。
いっそのことバーゲンなんてやめてしまえばいいんでしょうが、さらには、本当ならバーゲンなしでその季節のものが売り切れるのが一番いいんですが、いつしか大半の消費者が、欲しいものを普段の買物で目につけておき、バーゲンになってから購入するというような形になってきていまして、それがもう当たり前になってきています。
バーゲン以前に購入する人は、ほんのひと握りのファッション感度が鋭い人でしかなくて、バーゲンが実際の買物シーズンだとでも言えるような状態になってきています。
昨年でしたか、百貨店や大手のショップで、あまりにも早いバーゲンに危機感を覚え、1週ほど送らせたこともありましたが、その結果はあまり取り立てて良くはなかったのでしょうか、今年はもうそのような声は全然聞かれなくなりました。
そりゃそうでしょ。
自分たちで少しずつ早めながらやってきたことで、それが首を閉め出したので、もう一度遅めに戻すなどということは、あまりにも自分たちの勝手過ぎなわけで、消費者に完全にそっぽを向かれてしまったのは、当たり前のことです。
勝手に自分たちで、消費者無視で踊った結果の果てだということも、もっと自覚したほうがいいですね。
バーゲンを早めるということは、そのときはいいでしょうが、それが後々どんどんじわじわと首を絞め始めるということがやっと昨年あたりに理解されたわけで(じゃなくてもっと前から分かっていたんだけど、手を打てずに今まで来ただけのことですが)、だからといって元に戻そうとしたって、元に戻るまでにはまた今まで以上の年数がかかるわけで、その間辛抱しなくちゃ、どだいそれは無理な話。
やはり時間をかけて、まったく新しい消費対策を練らなければならない時期に来ているように思えます。
あなたならどんな方法を考えられますか?
自分都合の対策ではなくて、お客様都合という視点から考えると、また違った解決方法が生まれる可能性が高いですよ。
それでは次は連載中の『ある学習塾の変身』、今日は第7回目です。
ここからどうぞ。
「今問題集はどういうようなものを作っているんですか?」
本田が聞いた。
「たくさん発行されている中から、私が選んだのは」
と遠藤が話し始めたので、本田は驚いた。
「え、自分のところで作って、やっているんじゃないんだ!」
「今は大手以外は、専門の業者が考えた、それぞれ特色のある問題をいろいろ発行されているので、私どものような小さな塾ではだいたいそういうものの中から、自分たちの教育方針に合ったものを選び、そこから一括で購入しているんです。
高くつきますけど、そこまで考えていると、余計に予算もかかりますしね」
「そうなんですか。私はまた、塾それぞれで考えたものを出しているのかと思っていたんですが、へえ、そうですか。
すみません、話の腰を折って。続けてください」
「ですから私どもでは今使っているのは、このように」
と言って遠藤は、近くの棚にあった問題集を持ってきた。
「薄いテスト集です」
「なるほど、薄いですね。
「薄いと、生徒たちはその1冊をすぐにやり終えることができます。
その度に1冊やったという達成感を味わうことになり、どんどんどんどんつぎへつぎへとやっていこうという意欲がわくんですね」
「その通りでしょうね。その達成感というのは、子どもたちの意欲を考えると、とてもいいことですよね」
「そうなんです。前に進んでちょっと判らないところが出てくると、もう一度その前にやった問題集にもどるんです。もう一度やってみると、もっと理解が深まりますから」
「はい。繰り返しだ大事だということですね」
「ええ。それでも判らないところがあったら、そこで初めて先生にーーわれわれですけど、聞くということになります。そうすることでとても理解が深まります。
これがこの塾独自の個別学習方式なんです」
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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