言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

営業日ではなく、営業時間で考えてみる?

2015-07-09 08:28:23 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



昨日も午後から小雨が降り出してきました。
外に出てみるとけっこう蒸し暑かったですね。

予報によると、今度の土日は晴れ間が出るようですね、やっと。

東京では7月に入ってからの晴れ間は合計で24分という短さ。
こちらではもう少しあったように思いますが、それでもすっきりとした晴れ間には最近やはりお目にかかっていないですね。

それに伴って、また夏の野菜の出来が悪くて、高値どまりしています。

今日もまた雨の朝。



さて、本題です。


飲食店ではない個店の営業時間は、だいたい10時から19時までというところが多いと思います。

飲食店では11時から14時まで営業して、中休みをとり、また17時か18時から数時間営業するというところが、地方では多いようです。


ここ数年で飲食店などに伺ってよく耳にするのは、個人で営業している飲食店の夜のお客様が少なくなった、ということです。


「夜のお客様が少なくなって、ひどいときにはゼロというときもあります」
ゼロというのは極端ですが、1日に夜だけでは10数人しか来店客がないというのは、たいていのお店で聞くことです。

で、どうすればまたお客様が来てくれるようになるでしょうか、ということなんです。


はっきり申し上げて、いくら努力をしても思うほどは増えません。

そういう社会構造になってきているからです。

食事に行くのならファミレスか、専門店でもチェーン店というのが多くなってきています。


だいたいにおいて、ウイークデーの夜に外食をすることそのものは減ってきているからです。

そんな中で、あなたのお店にわざわざ来てもらうためには、相当な努力と、他の店にはないメニューや味がなければなりませんし、さらにはそこに大きく立ちはだかる価格の問題もあります。


わたしがそういった相談を受けると、最初に申し上げるのは、じゃあいっそのこと夜の営業はやめてしまいませんか、ということです。

そうすrことで、コストもうんと減るし、もし人を雇っているのなら、その人事コストもなくすことだって可能です。


夜に営業して作り出す少しの営業利益と、そのコストを計算すると、疲れだけが大きく、利益は少々かほぼなし、ということになるはずです。


もうひとつは、これは士業の方がよく言うアドバイスがあります。

「じゃあ、ディナーに使っている食材で、昼間用に割安ランチを作って、その味を知ってもらって、夜にも来てもらうようにしましょう」
ということです。

はっきり言って、これをやるとさらに夜のお客様は減ります。

減らなくても、増えることはありません。


なぜなら、何も高いお金を出してまで、夜に行く必然性がなくなるからです。

テレビでもそういった飲食店の店主の言い分が紹介されますね。

「昼間激安ランチを出して、お店のことを知ってもらうんです」とか言って、昼間に激安ランチを出しているところ。

それで果たしてお客様が増えているんでしょうか。

テレビではそれでお客様が増えたと言っていますが、そう言わないとテレビで紹介した意味がないからです。

テレビは数少ない成功例を、あたかもその例がすべて集客アップに役立っている、というような紹介の仕方をしていますが、あれは確かに成功例が少ないから逆に紹介しやすいわけで、たくさんそういったお店があれば、別に紹介してもしょうがないことです。

少数の特異な例を紹介して、視聴率を上げるため、だけのことです。

それを真に受けていたら、あなたのお店はすぐに閉店の憂き目になってしまいます。


それよりも先ほども言ったように、夜のお客様が極端に少なくなってきたのであれば、そして打つ手もそれほどない場合は、きっぱりと夜の営業を辞めるか、もしくは予約だけの営業に切り替えた方がいいと私は確信しています。

「そんなこと言ったって。今まで来てくれていたお客様もあるのに………」とこれまた必ず主人は逡巡します。

お決まりのコースです。

だから予約制にすれば、ということですよね。

そうすれば資材も人も、それに合わせて調整できます。


予約を取るほどの店じゃないよ、ということも言う方もけっこう多くいます。

じゃあ予約がとれるような料理にすればいいじゃないですか、夜だけでも。

昼間は大衆的なメニューでも、夜は超高級ということだって、あり得るわけです。
ただしあなたの腕がそれに伴っていなければなりませんけど。

ずいぶんと長くなってしまいましたので、この続きは明日ということで、あとは明日に続く。

                              続く



さて、連載中の『ある学習塾の変身』は今日で第11回目ですが、残念ながら今日が最終回です。

ここからどうぞ。


「そうなるとお孫さんにも教えることができますよとか、お孫さんとのコミュニケーションの幅が広がりますよ、ってアピールするんです。
どうせ昼間はここ空いているんでしょ。講師の方も少し増やして、2交代ぐらいにしてまわしていけば、まったく倍の講師人数にしなくてもできると思いますが」

「同じテキストを使うこともできるしーー」

「そうなんですよ。今の設備やテキスト、すべて新しくする必要がないんです。
そのまま利用できて、空き時間をうまく埋めることができるんです。
それが一番のメリットですね。
そのせいで家賃が上がるわけでもないでしょうから」

「面白いですね。青春よ、もう一度ということですね」

「そうです、そうです、青春よもう一度、ですよ。
それができると、家の中でもまた存在感が出るからって、けっこう評判になると思うんですが。
名づけて『オトナ学習塾』開講!」

「いいですね、それ! 前向きに考えてみます」

「それじゃ政治家並の返事ですよ」

「あ、そうか。ぜひやってみます。
本田さん、一緒に企画してくれますか」

「考えてみましょう」

「よかった。これで何とかこの日進塾も新しい方向性で存続どころか、もっと繁盛することができるという見通しがつきました。
ホントにありがとうございました」

「いえ、お役に立てればありがたいです。
ところでもうひとつちょっとしたアイデアがあるんですけどね………」

「え、どんな?」

それはまた違う話だ。

いつか機会があれば、またこの続きも話そうと思う。


                   (いちおう)おわり





それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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