ごっとさんのブログ

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PCやスマホによる「VDT症候群」

2020-01-10 10:29:11 | その他
現代の仕事にパソコンは不可欠で、画面をにらみながらの作業で目の疲れや肩こり、ストレスがかかってくるようです。これを「VDT症候群」とよびますが、VDTとは画像表示装置を指します。

パソコンやタブレット、スマートフォンといった情報機器を長時間使うことで、目や身体、精神に負荷を与え悪影響を及ぼすことをVDT症候群と呼んでいます。

私が現役のころは、最後の時期にパソコンが普及しはじめましたが、まだ実験ノートがメインでそのデータをパソコンに入力するといった時代でした。主な仕事は実験という事になりますので、あまりパソコンの前に長時間という事はありませんでした。

むしろ退職後の現在の方が、このブログの入力やネタ探し、内職の特許の仕事、ネット囲碁などでパソコンに向かっている時間は長くなっています。

VDT症候群の症状としては、目が眼精疲労や視力低下、ドライアイなどで、身体は首や肩、腰のこり・痛み、頭痛などが上げられ、精神的にはイライラや不安、抑うつ状態などがあげられます。

目が疲れる、目が痛い、目が充血するという症状が続くときは「眼精疲労」が疑われます。また画面に集中していると、まばたきの回数が少なくなります。まばたきには眼球の表面を涙液で潤す働きがあり、これが少なくなると涙液が蒸発し、目が乾燥して「ドライアイ」となり角膜に傷や障害を生じやすくなります。

ドライアイの初期症状として、眼精疲労が認められることがあります。パソコンを長時間使用する人は、適度な休息をとることが大切で、眼精疲労には特効薬はありませんが、ビタミン剤の配合された点眼薬が有効である場合もあるようです。

パソコンなどの情報機器を使った作業の特徴は「拘束性」にあります。画面の表示を見るために頭や目の位置はほぼ固定され、キーボードの入力で手や腕の位置も限られ、身体の動きが極端に制限されるからです。

こうした姿勢を長く続けていると、くびから肩の筋肉が緊張し血行不良を招き肩こりが生じます。さらに肩こりが続くと「緊張型頭痛」も起きやすくなるようです。予防策としては、一般的に1時間に1回ストレッチ体操をすることが望ましいとされています。

こういったことを防ぐために厚生労働省が2019年に「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」をまとめていますが、それほど新しい内容ではないようです。

こういった症状などは個人差が大きいと思われますが、幸い私はここに書いた症状などは出ていません。パソコンに向かっているとはいえそれほど集中していないのかもしれませんが、こういった問題に注意することも必要なようです。