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千代田区長選挙 都知事支援圧勝

2017-02-07 10:41:09 | 時事
今年の夏の東京都議会選挙の前哨戦ともいわれた千代田区長選挙が終わりました。

この選挙は小池都知事と自民党都連幹部との代理戦争とかいわれ、区長の選挙の割には注目が集まっていました。もともと都知事が支援する現職候補が優勢と思っていましたが、私としてはどの程度の差をつけて勝つのかが注目点でしたが、3倍以上の差をつけた圧勝でした。

この区長は75歳という高齢で、すでに4期やっていますのでもう少し若い人が出ないのかと思っていました。

小池都知事は就任以来、活発な活動を続けおおいに都民に支持されていたようです。ただ私は、今までのやり方はややパフォーマンスが過剰すぎるような気もします。

色々なことを公開し問題点を指摘すると、マスコミもこれを大きく取り上げていました。結果的には、オリンピック開催地の問題のように、当初の候補地に落ち着きましたが、この一連の流れでどの程度コスト削減になるのか、やや疑問のような気もします。

都知事は東京大改革を掲げていますが、今まで恒例となっていたおかしな部分を治すだけでもかなりの進展といえそうです。

このやり方を見ていると、前大阪市長の橋下氏を思い出します。彼は大阪を変革すると言って、大阪都構想を打ち出しかなり強引に進めていきました。知事などの首長はそれなりの権力と力を持っていますので、こういったしっかりしたビジョンを示すと、それを支持するというのが大きな流れのような気がします。この流れに乗って維新の会を国政まで参加したというのは、やややりすぎのような気もしますが、すごいことと思っています。

たぶんこういったタイプの政治家が日本には少ないのかもしれません。この橋下氏の個人政党的な意味合いを持つ維新の会が、これからどういう活動を行えるのか別な興味もありますが、どこかの政党に吸収されると予想しています。

さて今回の区長選挙では、都知事支持の候補者が16,300票獲得したのに対し、自民支持候補は4,700票あまりでした。これは自民党支持者もまとめ切れていなかったということになります。

これだけ小池都知事の支持が多いのであれば、都議会議員選には小池派が過半数になるような手を打ってくるということになります。このまま都知事が今のやり方を続けていけば、よほどの失態が出ない限り過半数を確保できそうな気がします。

しかし今は都知事対自民都連という分かりやすい構図になっており、いわばやっつける強い相手が存在しています。これが崩れて小池都知事がやりやすい体制になったのちが、本当の都知事としての力量が試されるのかもしれません。

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