goo blog サービス終了のお知らせ 

ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

リウマチとうまく付き合っていくためには

2024-09-30 10:32:45 | 健康・医療
最近は自己免疫疾患が増えているようで、知人などにもリウマチや膠原病といった話を良く聞きます。

もう亡くなったのですが母がたの叔母さんは50代ぐらいからリウマチに悩まされていました。手指の関節に痛みや変形から始まり、だんだん歩くのも困難になっていきました。かなり昔でしたので、あまり良い治療法もなかったのかもしれません。

近年は治療法の進歩により、リウマチになったとしても仕事や出産といったライフイベントをあきらめる必要がなくなったようです。リウマチは、発症から2年以内に約30%の患者で関節破壊が進行すると言われています。

これは免疫系が自身の関節を攻撃することで起きる炎症が原因です。早期診断と適切な治療により、リウマチの進行を大幅に遅らせることが可能になりました。

近年の治療法では、抗リウマチ薬や生物学的製剤などが用いられ、多くの患者が症状をコントロールしながら活動的な生活を送っています。リウマチを持ちながら仕事を続けるためには、診察時に現状を詳しく医師に伝えることが非常に重要です。

リウマチは症状が個々に異なり、その日によって状態が変わるため、医師に具体的な症状や困っていることを正確に伝える必要があります。医師は患者の生活環境や仕事の内容に応じた治療計画を立てることができます。

適切な治療戦略によって症状の管理がしやすくなり、仕事と治療の両立が可能になるでしょう。診断書には、リウマチの診断結果や治療内容、仕事における配慮が必要な点などが記載されているため、具体的なサポートを受けるための根拠になります。

会社側も従業員が健康的に働けるようにするための環境整備や業務調査を行いやすくなります。リウマチ患者の妊娠・出産はかつては難しいとされていましたが、現在では適切な管理のもと、多くの人が母親になっています。

不安があるからこそ妊娠を希望する場合は主治医と相談し、治療計画を立てることが重要です。現在ではリウマチが結婚や妊娠・出産の障害となることはないようです。

リウマチと共に生きることは確かに挑戦ですが、適切な治療と自己管理、そして周囲のサポートがあれば充実した人生を送ることができます。多くの患者がリウマチとうまく付き合いながら、仕事や家庭生活で輝いています。

今回は治療法については触れませんでしたが、現代の方法をもってしても根治は難かしいのかもしれません。ここでは対症療法をしながらリウマチと付き合っていくという説ですが、難しい自己免疫疾患と言っても、完治するような方法が開発されることを願っています。

2025年7月隕石衝突で地球滅亡説

2024-09-29 10:37:28 | その他
私は若いころ、隕石が衝突する危険性を心配していました。これは6600万年前の地球に大隕石が衝突して、恐竜が絶滅したという話しを聞いたからかもしれません。

しかし科学が進歩し、前もって分かればその軌道をずらすこともできるだろうと、あまり心配していません。

最近2025年7月5日、地球に隕石・小惑星が衝突するという説が、インターネットを中心に広がりつつあるようです。これはノストラダムスの大予言が思い出されますが、今回流布している説の発端は地震の予知夢を漫画に描写し、東日本大地震を予言したという漫画が発端のようです。

もうひとつこの説を後押ししているのが米国の先住民ホピ族の古くからの予言で、青い星が出現したらこの世が終わる、というのがその内容です。それが現在ある日本人が、ホピ族の長に緑の彗星が2025年に衝突すると聞いたという都市伝説に発展しています。

科学者による権威付けもあり、ジュネーブ大学の講師が2025年7月5日に小惑星の破片が衝突し、占い師や予言者は高台に住居を移していると発信しています。まあ何の信憑性もない単なるうわさのようなものですが、隕石衝突の現状を調べた記事を紹介します。

小天体の衝突を防ぐため、各国の専門機関が対策を立てているようです。1990年代にスペースガード(プラネタリーディフェンス)という天体の地球衝突から人類を守るためのプロジェクトが始まっています。

1996年に国際スペースガード財団、日本スペースガード協会が設立されました。プロジェクトの成果もあって、地球に接近する天体(NEO)の発見が急速に増大しています。日本スペースガード協会によると、地球の軌道近くまで接近するNEOは約400個も発見されているようです。

NEOが発見されるとまず軌道を計算します。地球に衝突しそうなのか、衝突の危険はないのかを監視します。そのうえで軌道をそらすことができないか試しています。

たとえば樹脂製の薄膜で作った帆を天体に張って、太陽の光を受けることで推進力として少しずつ軌道をずらしていく実験です。2004年に2029年に地球に近づく直径約340mの小惑星アポフィスが発見されました。

アポフィスは地球に衝突しませんが、各機関は探査を続けています。たとえばNASAは探査機を小惑星に衝突させることで軌道がどれくらい変わるか実験しています。ただし直径が数十mだと大気圏に入るまで観測できない場合があるようです。

たとえばチャリビンスク隕石がそうで、直径17m、重さ約1万トンと推定されていますが、4474棟もの建物が損壊し、1491人が負傷しています。

こうしてみると地球が滅亡しそうな隕石などは避けられそうですが、地震などと同じように天災の一種としてあきらめるべきものもありそうです。

国の健康指針10年ぶりに改訂、筋トレ推奨

2024-09-28 10:37:21 | 健康・医療
健康のために運動が必要なことは、どんなものでも推奨しており確かなことと感じています。

しかし私は1日中パソコンの前に座ったままです。それでも週1回テニススクールに行って90分レッスンを受けています。これだけでは運動していることにならないかもしれませんが、引退してから10年ほどこの状況が続いています。

それでも77歳の現在まで生活習慣病などにはかかっていませんので、それほど問題はないのかもしれません。さて厚生労働省による「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」が10年ぶりに改訂されました。

こども、成人、高齢者のライフステージに分けて推奨事項を示すとともに、有効な運動のひとつとして筋肉トレーニングを挙げたのが特徴のようです。

世界保健機構(WHO)は世界における死亡の危険因子として、高血圧、喫煙、高血糖に次いで身体活動・運動の不足を第4位に位置付けています。ガイドでは、身体活動について成人が1日60分以上(1日8000歩以上の歩行)、高齢者では1日40分以上(1日6000日以上の歩行)を推奨しています。

ただ私は歩くのが極端にきらいで、少し離れた集積場までゴミ出しに行くにも自転車を使っていますので、この達成はとても無理のようです。ただ専門家によると推奨事項は目安であり、個人差を踏まえ強度や量を調節して、できる物から取り組むことが大切としています。

そのうえで全くやらない状態に比べれば、少しでもやった方が健康維持の観点からはるかに良いとしています。スクリーンタイムといわれるテレビ視聴やゲーム、スマートフォンの利用などは減らした方が良いようです。

好きな子供は1日60分以上やっていますが、これは座りすぎに関係します。米国ハーバード大学の看護師を調査した報告によると、テレビの視聴時間が長い看護師の方が糖尿病を発病する割合が高かったとしています。

オーストラリアの研究では、座りすぎると病気になりやすくなり、結果として寿命が短くなるという報告があります。日本のある研究班の会議では30分に一度、3分間の休憩時間をとることにしたそうです。

コーヒーブレークならぬブレークですが、それは健康に良いばかりではなく、仕事の作業効率にもつながります。ただ実行するためには、企業や職域団体、自治体などの理解と取り組みが欠かせないようです。

筋力としても骨に負荷をかけ骨密度を高めていき、足腰の筋力を強化し、筋肉の質を高めていくことが大事です。筋トレを行っている人は、色々な病気に対する発症リスクが10〜17%引きかったとしています。

いまさらですが私に合った筋トレについて調べてみようかとも思っています。

地球温暖化が豪雨を産むメカニズムとは

2024-09-27 10:36:28 | 自然
今年の夏は本当に暑く、毎年最高の暑さを更新しているような気がします。

ただ私はどちらかと言えば暑い方が好きで、少々の暑さは苦にならないと言えそうです。ただ熱中症で搬送される人が増えるなど気を付けるべきことは多そうです。

今年7月は観測史上最も暑い7月となりました。熱中症で救急搬送された人は、7月29日から8月4日の1週間で、1万2272人となっています。

地球温暖化は、二酸化炭素など温室効果ガスの排出が関わっているとされていて、工業化が進められたこの200年ほどの間に、世界の平均気温が1.1℃上がっています。こういったことに対処するために本年7月、京都大学防災研究所に「気候変動適応研究センター」が設立されました。

ここでは温暖化で雨の降り方がどう変わり、豪雨がどのくらい増えるのかを調べています。研究では世界平均気温が2℃上がると、日本の梅雨豪雨の回数は2割ほど増え、4℃上がると豪雨の回数は5割増え、北海道でも梅雨が起きるようになると予測しています。

豪雨が増えるのに大きく影響しているのが、海面水温の上昇です。日本近海では、海面水温が極端に高い「海洋熱波」と呼ばれる現象が発生しています。北日本の海では、去年平年に比べて海面水温が5℃高い現象が起きていて、今年も高い状態が続いています。

温暖化で豪雨の原因となる水蒸気がどんどん増えて、日本各地に流入してくるようです。今年7月、山形県新庄市では24時間で389ミリの雨が降り、平年7月に降る1カ月の雨量の1.8倍にあたります。温暖化で豪雨が増えると、難しくなるのがダムの運用です。

2013年9月、京都府南丹市の日吉ダムでは、台風18号による大雨で水位が23.7mも上昇しました。この水位は洪水の時に想定していた最高水位を超えていました。

また2018年7月の西日本豪雨では、愛媛県のダムがほぼ満水になり、緊急放流されましたが、川が氾濫し5人が命を落としました。特に渇水が起きるようなダムでは、雨を貯めておく必要性と豪雨での放流の両方を考慮した運用が求められます。

地球温暖化による豪雨の増加は、ダムや堤防などハードの整備が不可欠となります。近代治水の以前は、洪水を受け入れていた日本の社会というものがありました。その頃の知恵を近代的な技術で、もう一度復活させる必要があるとしています。

川の近くに遊水池や田んぼを設けたり、地下に雨水をためる施設を作ったり、より安全な場所に引っ越したりと、流域の人たちで治水と防災に取り組み、災害時に備える時代と言えるようです。

私の自宅は水害とは無縁の土地ですが、防災意識は常に必要なのかもしれません。

治療代数百万円高額ガン治療の実際の効果

2024-09-26 10:32:19 | 健康・医療
私は2年ほど前「75歳医療からの卒業」という本を出しました。

簡単に言えば高齢者になると身体のあちこちが傷んできますが、これは治すことはできないのであきらめて医師にかかるのはやめようという内容です。実際私も77歳になりましたが、肺気腫の吸入薬をもらいに月1回クリニックに行っていますので、なかなか卒業は難しいものです。

ただ私はガンになっても治療はせず、痛み止めぐらいにしようと思っていますので、ガン検診は一切行っていません。国立がんセンターの推計によると、生涯のうち日本人の2人に1人が何らかのガンになるとされています。

ガンには正常細胞の偶然の遺伝子異常によるものも多く、いくら日ごろから健康に気を付けてもいてもなる人は発症してしまうというのがガンの本質のようです。

70代の人のスマホ保有率が80%を超えている今、患者は新聞や雑誌などよりも、まずネットで情報収集をしています。しかしネットから得られるガンの情報には、危ういものが多いようです。

またガン治療や抗ガン剤にまつわる従来からの悪いイメージも問題をこじらせてしまっているようです。こうした医療への不信感とも相まって、もっと楽ですごい効果を謳う療法に簡単に吸い寄せられてしまうのかもしれません。

ガン関連の健康情報の中には「免疫力アップ」とうたっているものがよくあります。ガン免疫療法と呼ばれる治療法で、患者の血液から採取した免疫細胞を培養、活性化し、再び患者の体内に戻すというもので、1クール100〜400万円ほどの費用が掛かる高額治療です。

ただしこれもほぼ医学的な根拠のない治療法と言えるとしています。本当に効果と安全性が証明されたガン免疫療法は、ほんの10年ぐらい前に出てきたばかりです。

保険が適用される標準的な治療法よりも、高価な代替治療法や先進治療の方が治療効果があるのではというイメージを素朴に抱いてしまう患者も多いようです。ガンの治療には大きく分けて「標準治療」とそれ以外の「未承認治療」があります。

治療効果が公的に認められた標準治療は、もちろん健康保険が使え、また高額医療制度なども適用されるため、元の治療原価より遥かに低い金額で治療できます。これには標準治療という言葉のイメージもあるのかもしれません。

つまり「並み」の治療法なのではないかと勘違いしてしまいがちなのです。もともと開発にかかった原価を考えたら、標準治療に使われる抗ガン剤のほうが、よほどお金がかかっていると言えます。

結局ガンを発症したら、自由診療など気にせず標準治療を受けるのが、最も効果は高いと言えることは確かでしょう。

ただ私のように高齢者になれば、体への負担の大きい標準治療を受けても放置しても、寿命はさほど変わらないのではと思っています。