kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都・八坂の塔が見える夢見坂の「金剛寺 八坂庚申堂」

2019年01月25日 | 健康ハイキング・歴史クラブ・教養講座
建仁寺さんを出て、東大路通りの交差点から「八坂の塔」がある上り坂へ・・・
タイトル名を変更(追記:八坂の塔が見える)しました。(^^ゞ


その坂は、テレビドラマの中でよく見かける京都の風景で
八坂の塔まで約90mの坂でした。

くくり猿

坂道を上がっていくと、猿の手足を縛ってくくりつけているような
「くくり猿」が、軒先に吊るされています。

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)の門前

夢見坂の右に位置する「八坂庚申堂」は
寺伝によれば、平安時代に浄蔵貴所(887年 – 946年)によって建立されたと
伝えられ 、庚申信仰発祥の地日本三庚申と言われています。

※追記
御本尊 青面金剛 (しょうめんこんごう)
本尊さんは、末法の乱れた世の人々を救おうとお釈迦様と阿弥陀様とお薬師様が相談され、その結果、青面金剛となって現れました。青面金剛は人を食う夜叉の姿で現れ、悪人を食らい、善人は食わないと言われています。

夢見坂

名前の由来は、法観寺(八坂の塔のある寺)の開基といわれる聖徳太子が
いつか京都に都が遷るという夢を見たという言い伝えからのようです。


境内には、カラフルな手作りの「くくり猿」が奉納されています。

自らの願い事を叶えるために努力を行う中で、余計な欲望に心を奪われてしまわないように、自らを戒める目的で、くくり猿に欲望をくくりつけておくのだそうです。


八坂庚申堂では、年に6回の「こんにゃく炊き」という行事が行われています。
こんにゃく炊きの言い伝えに、無病息災を願うものですが・・・


これは八坂庚申堂を建立したと言われる浄蔵貴所が、自らの父親の病気を治すためにこんにゃくを捧げたところ、父親の病気が治ったという言い伝えに由来するものだとされ、北の方角を向いて無言のままにこんにゃくを3つ食べると、無病息災で過ごせるようになるとも言われています。

「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿

庚申信仰において、猿(申)は神の使いと考えられ、自分たち人間の悪行を見たり
聞いたり、言わないで欲しいという願いを表現したものだと言われています。

猿が祀られていることから「病気がサル(去る)」「災難がサル(去る)」
「猿結び=縁むすび」などと、ご利益があると話題になっているそうです。


「八坂庚申堂」の門前から、八坂の塔を見ています。

それでは、昼食を頂く湯豆腐のお店で知られる「奥丹」に向かいます。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(kiko) さん へ  (もののはじめのiina)
2019-01-27 11:02:27
(kiko) さん へ (iina)
2019-01-27 09:34:29
京都の八坂庚申堂は、立派なたたずまいです。^^
庚申信仰発祥の地とは、さすがな京都どす。 
  すごい数の「くくり猿」が奉納されています。
八坂系列の祭神は須佐之男命ですから、座間の北向庚申神社の祭神は、猿田毘古神とされています。
https://yaokami.jp/kanagawa/c3290/

民間信仰から起こったものですから、神道や仏教などから沢山な系列があるようです。
https://yaokami.jp/kanagawa/ca/


それにしても、寄生虫のくせに、寄生した方の悪口をいうとは、ケシカラン虫です。
とんでもない虫です。飛ばない虫なのでしょうね・・・("^ω^)

 また、オコシください。

 
返信する
iinaさんへ (kiko)
2019-01-27 12:04:51
庚申信仰には、神道と仏教があって
神道は「猿田彦神」像で
仏教が「青面金剛」像なのですね。

八坂庚申堂は
大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)と並び
日本三庚申の一つで、「日本三庚申」でした。
御本尊は、青面金剛です。

ご指摘のコメント欄を変更しました。(^^ゞ
ご丁寧なコメントを頂き、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
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