高槻しろあと歴史館
しろあと歴史館では、毎年その年の「干支」に関する展示があります。今年は「兎」に関する展示を楽しみにして行ってきました。
●昔話「兎と狸」
兎は、野山でみかける身近な存在であったためか、民話や童話に多く登場し、その姿が郷土玩具にも表現されています。
いたずら狸をこらしめる「かちかち山」では、泥舟を狸に勧めて沖に漕ぎ出す場面から、舟に乗る兎の姿が表現されました。
右端
中央
左端
私の時代は、両親から「昔ばなし」を聞かせて貰いましたが、テレビや漫画の世界にいる今の子供たちは知ってるのかな・・・?
●兎と月の伝説
上右:中国では、古来、月には「玉兎(ぎょくと)と呼ばれる兎が棲み、不老長寿の霊薬を作るとされていました。 臼(うす)で薬をつく兎の姿は、日本では餅をつく姿と考えられ、月の陰影の見立てとして「餅つき兎」の意匠が親しまれました。
上左:平安時代後期の武将・坂田金時の幼少期とされる「金太郎」の物語では、熊や猿とともに兎も子分の一員です。まさかりを持つ姿や土俵入りに付き添う姿が見られます。
また、謡曲「竹生島(ちくぶしま)」では、湖面に映る月の情景を、「月の兎も水面を走るようだ」と表現し、「波兎(なみうさぎ)」の意匠が生まれました。
月岡芳年・画
月にまつわる日本と中国の物語を題材にした連作
右:「月百姿 玉兎(ぎょくと)孫悟空」 明治22年(1889)
中国の物語「西遊記」の主人公孫悟空と「玉兎」との戦い
王女と称して誘惑しようとした「玉兎」が正体を現した場面
左:「月百姿 金時山の月」 明治23年(1890)
坂田金時の幼少期の伝説「金太郎」が動物たちと過ごす場面
「玉兎が月に棲み、不老長寿の霊薬を作る」物語は
中国ならではの物語ですね・・・。
しろあと歴史館では、毎年その年の「干支」に関する展示があります。今年は「兎」に関する展示を楽しみにして行ってきました。
●昔話「兎と狸」
兎は、野山でみかける身近な存在であったためか、民話や童話に多く登場し、その姿が郷土玩具にも表現されています。
いたずら狸をこらしめる「かちかち山」では、泥舟を狸に勧めて沖に漕ぎ出す場面から、舟に乗る兎の姿が表現されました。
右端
中央
左端
私の時代は、両親から「昔ばなし」を聞かせて貰いましたが、テレビや漫画の世界にいる今の子供たちは知ってるのかな・・・?
●兎と月の伝説
上右:中国では、古来、月には「玉兎(ぎょくと)と呼ばれる兎が棲み、不老長寿の霊薬を作るとされていました。 臼(うす)で薬をつく兎の姿は、日本では餅をつく姿と考えられ、月の陰影の見立てとして「餅つき兎」の意匠が親しまれました。
上左:平安時代後期の武将・坂田金時の幼少期とされる「金太郎」の物語では、熊や猿とともに兎も子分の一員です。まさかりを持つ姿や土俵入りに付き添う姿が見られます。
また、謡曲「竹生島(ちくぶしま)」では、湖面に映る月の情景を、「月の兎も水面を走るようだ」と表現し、「波兎(なみうさぎ)」の意匠が生まれました。
月岡芳年・画
月にまつわる日本と中国の物語を題材にした連作
右:「月百姿 玉兎(ぎょくと)孫悟空」 明治22年(1889)
中国の物語「西遊記」の主人公孫悟空と「玉兎」との戦い
王女と称して誘惑しようとした「玉兎」が正体を現した場面
左:「月百姿 金時山の月」 明治23年(1890)
坂田金時の幼少期の伝説「金太郎」が動物たちと過ごす場面
「玉兎が月に棲み、不老長寿の霊薬を作る」物語は
中国ならではの物語ですね・・・。
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