第3章ー3 都市の交流 交易と戦争
85 猿の神とカカオの土器
猿の神を表し
首には猿の好物カカオの実の装飾が見られる。
メキシコのチアバス州からグアテマラにかけての太平洋岸がカカオの主産地であり、飲料のほか通貨に使われるなど、重要な交易品であった。
80 円筒形土器
体を黒く塗り、動物の頭飾りを被った右側の2人の人物が外交使節を表し、左側の鳥の羽の頭飾りを被った人物が2人を迎えていると推測される。宮殿の外交儀礼が描かれたカカオ飲料用の容器と考えられる。
81 道標
パレンケの中心部と周辺の町をつなぐ道の開通を記念した石彫と考えられる。マヤの各地では、サク・ビフ(白い道)と呼ばれる道が、人々の往来や祭礼の行進に使われたようである。
82 首飾り 83 神の顔型エキセントリック
No82 首飾り
マヤの人々はヒスイとウミギク貝を珍獣した。
ヒスイはグアテマラ南東部のモタグア川流域で産出し、ウミギク貝は太平洋沿岸で採取され、各地に流通した。中央のペンダントはトウモロコシの神か。
No83 神の顔型エキセントリック(両面加工石器)
マヤの人々は、黒曜石やチャートなどで実用の道具以外に祭祀具も制作した。4つの角にみられる人の顔のような造形は、世界の四隅を守る神の姿か。
88 書記の石板 86トニナ石彫171 86トニナ石彫153
No88 書記の石板
耳に通された紙の帯は捕虜、左手の旗状のものや右手に掛けられた布は、儀式用の装束を表すと考えられる。儀式を行う捕虜か、捕虜のような姿で儀式を行う神官とみられる。
No87 トニナ石彫171
球技の場面を描いた石彫であり、中央のゴムボールの上にマヤ文字で西暦727年にあたる年が記されている。右がカラクムル王、左がトニナの王であり、両国の外交関係を象徴するものと考えられる。
No86 トニナ石彫153
マヤ地域南西の辺境トニナには捕虜を描いた石彫が特に多く、好戦的な傾向がうかがえる。褌(ふんどし)の部分に彫られた文字から、トニナの王4(名称不詳)に捕らえられたアフ・チーク・ナフブ(カラクムルの人の意)であることがわかる。
楽しみにしていた「赤い女王」も掲載予定でしたが
掲載したい写真が多いので、次へ続きます。
85 猿の神とカカオの土器
猿の神を表し
首には猿の好物カカオの実の装飾が見られる。
メキシコのチアバス州からグアテマラにかけての太平洋岸がカカオの主産地であり、飲料のほか通貨に使われるなど、重要な交易品であった。
80 円筒形土器
体を黒く塗り、動物の頭飾りを被った右側の2人の人物が外交使節を表し、左側の鳥の羽の頭飾りを被った人物が2人を迎えていると推測される。宮殿の外交儀礼が描かれたカカオ飲料用の容器と考えられる。
81 道標
パレンケの中心部と周辺の町をつなぐ道の開通を記念した石彫と考えられる。マヤの各地では、サク・ビフ(白い道)と呼ばれる道が、人々の往来や祭礼の行進に使われたようである。
82 首飾り 83 神の顔型エキセントリック
No82 首飾り
マヤの人々はヒスイとウミギク貝を珍獣した。
ヒスイはグアテマラ南東部のモタグア川流域で産出し、ウミギク貝は太平洋沿岸で採取され、各地に流通した。中央のペンダントはトウモロコシの神か。
No83 神の顔型エキセントリック(両面加工石器)
マヤの人々は、黒曜石やチャートなどで実用の道具以外に祭祀具も制作した。4つの角にみられる人の顔のような造形は、世界の四隅を守る神の姿か。
88 書記の石板 86トニナ石彫171 86トニナ石彫153
No88 書記の石板
耳に通された紙の帯は捕虜、左手の旗状のものや右手に掛けられた布は、儀式用の装束を表すと考えられる。儀式を行う捕虜か、捕虜のような姿で儀式を行う神官とみられる。
No87 トニナ石彫171
球技の場面を描いた石彫であり、中央のゴムボールの上にマヤ文字で西暦727年にあたる年が記されている。右がカラクムル王、左がトニナの王であり、両国の外交関係を象徴するものと考えられる。
No86 トニナ石彫153
マヤ地域南西の辺境トニナには捕虜を描いた石彫が特に多く、好戦的な傾向がうかがえる。褌(ふんどし)の部分に彫られた文字から、トニナの王4(名称不詳)に捕らえられたアフ・チーク・ナフブ(カラクムルの人の意)であることがわかる。
楽しみにしていた「赤い女王」も掲載予定でしたが
掲載したい写真が多いので、次へ続きます。
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