喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

串地区の鯨塚と石垣

2010-06-26 | ブログ
 最近、地域のウォッチングにはまっています。

 必要なことは、「これ、何?」という好奇心と
「この謎を調べてみよう!」というワクワク心。

 今まで、あたりまえに見ていたものや
目にもとめなかったものが、ずいぶんと輝いて見え始めます。

 これは、地域づくりの原点かもしれません。

 写真は、串地区の海岸にある鯨塚(くじらづか)。
長さ3メートルほどの青石が立てられています。
 さっそく、通りかかった地域のおっちゃんに聞いてみたところ、
「昔、浜に大きな鯨が打ちあげられ、その骨をまつったものと聞いちょる。」
というこたえ。
 それがいつのことで、どれくらいの大きさの鯨なのかなど詳しいことはわかりません。
 でもその時の人々の様子など想像がかきたてられます。
こんな大きな青石をおおぜいで運び、立てたのでしょう。

 自然や生き物を大切にし、敬う気持ちがしのばれます。
佐田岬の人々は、昔から自然と共に生きてきたのです。

 鯨塚の後ろの高い石垣と、とってもよくマッチしていました。

                    岬人(はなんちゅう)