喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛新聞ヤング落書き帳コーナー

2012-03-26 | ブログ
 昨日25日と今日26日の愛媛新聞ヤング落書き帳コーナーに
三崎中学校と被災地気仙沼市立大谷中学校との交流や支援について掲載された。

 この1年間、三崎中学校では、小さくても確実で継続的な支援をめざし取り組んできた。
平和や希望の証しである折鶴を送り続けてきたが、賛同してくれた地域の方の折鶴も合わせると、
1万羽にもなった。
まさに継続の力のすごさを感じる。

 それと一緒にいつもさまざまなカタチでメッセージを添えて。
そして時にはこちらでとれたサツマイモも送ったりもした。

 全く見返りを期待しない支援。
与え続けること。

 昨年末にその大谷中学校からお米が届いた。
津波で壊滅した田んぼを復活させ、育て、収穫したお米。
その取組にこちらが勇気をいただいた。

 3月卒業式前、そのお米を全校でいただいた。
「おいしー。」
ほとんどの子どもたちから自然に出た言葉だった。

 そんな交流の記事が掲載されている。
ぜひご覧いただきたいものだ。

 私たち佐田岬の三崎中学校は、被災地と直接つながることで、
の力強さを肌で感じることができている。

 

春のセンバツ選手宣誓 石巻工業高校

2012-03-26 | ブログ
 全国を感動の気持ちで満たした春のセンバツ選手宣誓。
大きな被害をもたらした被災地宮城県石巻の石巻工業高校野球部主将 阿部翔人君の宣誓。

 
『東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。

被災をされた方々の中には、苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみにくれてい

る方がたくさんいます。

 人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。

 しかし、日本がひとつになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず

大きな幸せが待っていると信じています。

だからこそ、日本中に届けます。

感動、勇気、そして笑顔を。

見せましょう、日本の底力、絆を。

 我々、高校球児ができること、それは、全力で戦いぬき、最後まであきらめないことです。

 今、野球ができることに感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。』
           
                     平成24年3月21日
                     選手代表 宮城県石巻工業高等学校 野球部主将 阿部翔人


 3月11日、伊方総合運動公園テニスコートで双岩中・保内中・愛宕中そして三崎中で練習試合をしていた。
午後2時46分、選手全員が集合し黙祷を捧げた。
その時に確認したことがある。
「今こうしてテニスができることに感謝し、精一杯テニスをしましょう。」
というなげかけをした。

 後日、双岩中の生徒で涙を流したり、翌日の日記にそのことを書いていた子がいたということを聞いた。
本当に純粋な心。
 今の生活に感謝し、今日も部活動をがんばる佐田岬の子どもたちがいる。