喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

三崎の秋祭りに帰る若者たち

2016-10-04 | ふるさと
 毎年10月9日は、三崎の秋祭り。
昨年は平日だったので、牛鬼や四ツ太鼓の担ぎ手が少ない。

 そんな中、県外に出ている若者たちが何人もいた。
この祭りのために帰ってきたのだ。
 京都、大阪、高知、大分など。

 うれしくなり、声をかける。




 夜、中村さん宅で増川さんと若者たちについて熱く語った。

「自分たちも青年団のころ、今の若者たちに祭りを教えた。
でも一番に伝えたかったのは、ふるさとのすばらしさ。
ふるさとの人、風土、行事など。
そんなすばらしいふるさとを忘れることなく、いつか帰って来て、いっしょにふるさとを盛り上げてほしい。
これが自分がやってきた地域づくり。」


 こんな地域づくりもある。



 増川さんたちがまいた種が、芽を出している。

 人づくりは、地域づくり、そして未来づくり。

                        岬人(はなんちゅう)

三崎の牛鬼と四ツ太鼓

2016-10-04 | ふるさと
 毎年10月9日(金)は、三崎の秋祭り。

 最近は、祭りを休みの日に合わせて実施することが多いなか、
三崎は昔ながらの期日にこだわっている。
それもまたいい。

 牛鬼をかつぐ、赤く燃える男たち。
 

 四ツ太鼓をかつぐ、輝く男たち。



 そして両方をやぐらにつるし、いざ勝負。


 倒れて、上に乗った四ツ太鼓の勝ち。
盛り上がる男たち。


 

 初めて見る祭りに、あっけにとられる伊方町広報担当の女性。


 平日だったので、担ぎ手が少なくたいへんだった。
見物人も少なかったが、未来に残したい風景だ。

                      岬人(はなんちゅう)


日本一細長い 四国最西端にある三崎の秋祭り

2016-10-04 | ふるさと
 平成26年10月9日、日本一細長い 四国最西端にある三崎の秋祭り。

 かわいくて清らかなお稚児さん
 

 ゆかいな相撲甚句


 伝統ある五鹿踊り


 小粋な唐獅子


 そして、この年は三崎だけに伝わる四ッ太鼓と牛鬼の掛け合いがなくなり、
30メートル競走を行い、お客さんを楽しませた。

 

 どれもみな未来に残したいふるさとの風景。
 
                      岬人(はなんちゅう)


三崎秋祭り ~稚児の舞~

2016-10-04 | ふるさと
三崎秋祭り ~稚児の舞~  平成24年




 10月9日、三崎秋祭り。
先の牛鬼と四ッ太鼓の力強い対決。

 これとはうって変わって、かわいく、優美な「稚児の舞」
稚児は、神と私たち人との交信者。

 祭りでは、神を感じる。
私たちは、自然の恵みを得て、生かされている。

 いにしえより、先人たちはそのようなことを感じながら暮らしてきた。

 未来に残したい岬の風景の一つ。

                     岬人

2012(H24) 三崎秋祭り 牛鬼と四ッ太鼓の対決

2016-10-04 | ふるさと
2012(H24) 三崎秋祭り 牛鬼と四ッ太鼓の対決をどうぞ。




 10月9日は、三崎の秋祭り。
見どころがいくつかあるなかで、
この牛鬼と四ッ太鼓の対決がエキサイティング。

 牛鬼と四ッ太鼓の両方を、やぐらに立てかけ、一気に倒す。
牛鬼の倒れ方で勝敗が決まる。

 いにしえの三崎の人々の勢いが感じられる。

 故郷佐田岬の、未来に残していきたい風景。
 

                       岬人(はなんちゅう)

三崎の秋祭り 「牛鬼と四ツ太鼓の鉢合わせ」

2016-10-04 | ふるさと
 三崎の秋祭りは、期日が決まっています。
最近は、休みの土・日に合わせるところも多いようですが。

 10月8、9日の三崎秋祭りでは、
江戸初期から続く伝統行事「牛鬼と四ッ太鼓の鉢合わせ」が行われます。

 全長約10mの大きさの胴体に青く塗ったカシラを持つ「牛鬼」と、
四人が太鼓を打つ約10×4mの「四ッ太鼓」が東西に分かれ、
東の住吉様が応援する牛鬼(平家)、
西は義経の四ッ太鼓(源氏)が蹴り上げ合戦をくりひろげます。

 牛鬼は、愛媛県の南予地方に広く分布しています。
ちなみに宇和島藩の城下町宇和島の牛鬼の歴史は、およそ200年と言われています。

 頼山陽は『日本外史』の中で、豊臣秀吉の文禄元年の朝鮮出兵(1592年=文禄1年)の際、
熊本藩主の加藤清正が韓国の慶尚道・晋州にある晋州城攻防戦で「亀甲車」を用いました。

 この話を宇和島藩主の藤堂高虎が宇和島に伝えたのが始まりだ、という説もあります。

 「亀甲車」とは、木製の箱を牛革で包んで、
牛の生首を棒に刺して先につけ、中に兵士が入って戦うものと伝えられています。

 南予地方では、神輿の先がけと家の悪魔祓いの役をするということで、
神社とも仲のいい関係にあります。


 このようなさまざまな秋祭りは、
田舎の宝物です。

                 岬人(はなんちゅう)