喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

MATURI 祭りの魅力 ~平成23年二名津の秋祭り~

2016-10-05 | ふるさと


 平成23年10月9日。
 娘たちが、二名津の秋祭りに四つ太鼓をたたかせてもらった。
それは娘たちにとってはもちろん、多くの人たちにとってもうれしいことだった。

 写真は、照れながらも孫娘たちと一緒に写真を撮った父だ。
「じいちゃん、一緒に写真撮ろう。」
という孫娘たちの誘いにどれほどうれしかったことか。

 もともとあまり人前にでるような父ではないのだが、
孫娘たちの晴れ姿を見に来たのだ。
そんな3人の様子を見られることが、私にとっても何よりもうれしいことだ。


 そのようなうれしい気持ちをこめて、
二名津、田村菓子舗の三代目にお礼のメールをしたら、
さらにうれしい返信があったので紹介したい。

『私は今年の祭りの練習はさまざまな予定で数えるほどしか参加できませんでした。
毎日、指導していた村○先輩や山○先輩達には頭がさがります。
みんなそれぞれが自分の役割を認識しチームとして動いていたような気がします。

 若い衆ががんばって唐獅子の頭をふってくれて、
私もそろそろ中堅やと思ってたら先輩にまだ下から数えた方が近い、
まだまだ若手といわれつつ、後輩が増えた喜びをかみしめていました。

 またの区長さん、副区長さんの心遣い、役員さんたち、ごんべクラブとの連携もうまくいってました。
 増○会長かとの打合わせから、段取りまでそれぞれに役割を与え、
あまり目立たず下から支えていました。
さすがでした。

 なにより、岬人さんのように四つ太鼓かついでくれる人たちがあってこそ祭りがなりたちます。
ありがとうございます。

 祭りを通して子ども達と距離感がずっと近くなり嬉しく思っています。
我々も学ぶもの、もらうものたくさんあります。
 昨日はひーちゃんに大丈夫よと慰めてもらったし(笑) 
優しい子ですねо(ж>▽<)y ☆

 岬人さんのお子さん二人はうちの姉のことがお気に入りみたいで、
みんなで最後に会長さんにお願いがありますと声をかけていました。
「もっちゃん、一緒に旅行にいこう。」
と大合唱してたのはほほえましかったですよ。
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。

 子供は地域の大切な宝ですね~(=⌒▽⌒=) 』




 祭りには他の地域行事にはない魅力がある。
 子どもも大人もそれぞれが役割をになっていて、
地域みんなで作りあげていくものだ。
 これこそ、地域づくりの原点。

 今日は、四つ太鼓をかついだ肩や背中が痛い。
でもうれしい痛み。


            岬人(はなんちゅう)

平成23年二名津秋祭り ~四つ太鼓に乗る娘たち~

2016-10-05 | ふるさと
 平成23年二名津の秋祭り 四つ太鼓に乗る娘たち



 二名津には平成23年2月まで15年間も住んでいたこともあり、
祭りへの参加やお手伝いをさせてもらった。

 息子も過去に唐獅子を踊らせてもらい、
娘たちも2回目の四つ太鼓をたたかせてもらった。

 本来なら男の子が乗るものだが、子どもの数が減り数年前から女の子が乗っている。
変わってみれば、それもまたいいもので、
男の子に比べ愛らしいと評判だ。


 娘たちの乗った四つ太鼓を父親の私もかついだ。
重たい、とにかく重たい。
他の人と肩の高さが合わないため、かなりの重さがのっかかる。

 上では、娘たちが
「それ、がんばれ」
といわんばかりにリズムよく、元気よく太鼓をたたく。

 とてもすてきな思い出ができた。


 小さな小さな秋祭りだが、
地域が一つとなって盛り上げようとする雰囲気がある。
それがとてもあたたかい。

 祭りは、地域に住むすべての人に役割があり、
これが地域づくりの原点だと感じる。


              岬人(はなんちゅう)

平成24年 二名津秋祭り

2016-10-05 | ふるさと
 平成24年の二名津秋祭りを思い出す。



 天が高い秋空。
今年も二名津のまちに太鼓の音がこだまする。

 小6になる双子の娘たちが、3回目の四ッ太鼓。
今年が最後。
 そして二名津にとっても、子どもがいないので最後の四ッ太鼓になるとか。

 牛鬼と四ッ太鼓の鉢合わせ。
娘たちの四ッ太鼓を下からかつぐ父。
重たい。たまらないくらい重たい。

 両肩には、内出血の大きなあとが残っていた。
でも娘たちを下から支えた思い出は、一生消えることはないだろう。

 来年、また別なカタチで祭りが残ってほしい。
田舎にとって祭りとは、絆のカタチなのだから。


            岬人(はなんちゅう)