喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

東日本大震災応援メッセージを送ろう1

2011-03-22 | ブログ
 四国最西端の三崎中学校では、
「おりづるの旅プロジェクト」という取組をしています。
人権教育、特に平和教育への取組です。

 今回の東日本大震災に関して
ぜひ思いをカタチにうつしたいと考えました。

 えひめグローバルネットワークの竹内よしこ代表から
声をかけていただきつながりをもって、応援メッセージを送ろう思いました。

 子どもたちに、何を、どんな形で伝えるのがいいのか悩みました。
 結果、先日このブログでも紹介したYouTubeを観せて、
子どもたちに自分の思いをまとめてほしいと考えました。

 田村菓子補の三代目のブログを利用させてもらい、 
その参考となるプリントを作りました。

『テレビで報道される被害の大きさ。支援を待つ被災地の人たちの声。
阪神淡路大震災の教訓からなのか、個人からの支援やボランティアなど受け入れも規制される。
しかし今もおにぎり1つしか配給されていない避難場所も・・・。
 何かできることを・・・。そんな気持ちを持たれてる人も少なくないはず。
 言葉ひとつで心が温かくなるのでは。言葉のチカラを信じています。


「僕の全財産を投げ出して救いたい」と、4歳の子供が、貯金箱を割って母親に渡したそうです。中には103円入っていました。子供心の純真さに感銘を受けました。
 日本は一つにまとまってきています。皆さん頑張りましょう。

1)
 ディズニーランドでは、ショップのお菓子なども配給された。
ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど、
その後その子たちが、避難所の子供たちにお菓子を配っていたところ見て感動。
 子供連れは動けない状況だったから、本当にありがたい心配りだった

2)
 外国人から見た地震災害の反応。
 物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、
そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。
 運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。
 この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。

3)
 国連からのコメント
「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」

4)
 一回の青信号で1台しか前に進めない中、譲り合い穏やかに運転している姿に感動した。
 交通が5分以上完全マヒするシーンもあったが、
10時間の間お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。
 日本がますます好きになった。

5)
 昨日の夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、
とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパン配給していた。
 こんな喧噪のなかでも自分にできること見つけて実践している人に感動。
 心温まった。東京も捨てたもんじゃないな。

6)
 韓国人の友達からさっききたメール。
「世界唯一の核被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。津波もくる……
 小さい島国だけど、それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ。」
ちなみに僕いま泣いてる。

 We are the world の曲に合わせて、あのすごい映像と元気の出るメッセージが流れていきます。

思いをカタチに

2011-03-22 | ブログ
 「心は見えないけど、心遣いは見える。」

 「思いは見えないけど、思いやりは見える。」

 「思いをカタチに」

 公共広告機構のコマーシャルがひんぱんに流れています。
人のもどかしさとすばらしさを端的につかんでいます。

1週間の訪問者数 記録更新

2011-03-22 | ブログ
 「千里の道も一歩から」
 「ちりも積もれば、山となる」
 「継続は、力なり」
 「凡時徹底(ぼんじてってい)」
などの故事ことわざが、心にグッとくるような今日この頃。

 喜久家プロジェクトブログを、
「田舎で働き隊」メンバーの、のんちゃん、みきちゃん、恭平君から引きつぎ
489日が経ちました。
 ほぼ毎日更新してきました。

 日記を書いてもなかなか長続きしなかった私にとって、
人生最長の継続です。
 日記は、自分のことや気持ちを自分だけのために記していくもの。
 ブログは、誰かに見せることを前提に記されます。
 田舎やふるさとをPRしたい私にとっては、とってもいい手段ですし、
コメント欄があり、読み手とのキャッチボールができるのがとても刺激的です。

 そのブログも少しずつ訪問者数が増え、
1つの目標数であった、1週間に1400人の訪問者数を超えました。
1419人の過去最高。
1日平均200人以上。

 見ていただいている数人の方の顔は思いうかぶのですが、
200人もの方の顔は、想像できません。
 私の見知らぬ人たちが見ていただいていると思うと、
不思議で、そしてうれしく思います。

 田舎のよさを、ふるさとのよさを
みなさんで感じながら、思いを共有できたらうれしいです。

 ぜひ、言葉のキャッチボールをしましょう。

                         岬人
 

地区総会

2011-03-21 | ブログ
 今朝、7:30から平礒地区の総会がありました。

 年に2回開かれ、今回は
今年度の会計報告と新区長の決定が行われます。

 河野好晴あんちゃんから浅野良一あんちゃんへのバトンタッチです。

 小さい地域に帰ると、こんな総会も身近に感じられます。
地域コミュニティーは、こうやってまわっていくのです。

東北地方太平洋沖地震  ~私たちにいまできること~

2011-03-20 | ブログ
涙があふれてきました。

 東北地方太平洋沖地震を見て、
「自分にできること」を考えぬいた大学生がやったことは、
YOU-TUBEによる映像での呼びかけでした。

 悲しいけど、あきらめずがんばろうという気持ちがわきおこってくるようなものでした。
どうか、見てみてください。
 ブックマークの最後にもはりつけていますのでご覧ください。

 そして、みなさん、自分に今できることをやりましょう。

http://www.youtube.com/watch?v=PLYHC2mMZ7E&feature=player_embedded#at=209

              岬人

ふるき良きアメリカ人

2011-03-20 | ブログ
 平成15年9月から12月までの3ヶ月間。
アメリカ研修をしました。
「日米国民交流若手教員の米国派遣研修」というすばらしい実のある研修です。
私は、全国10名の仲間とともにコロラド州に派遣されました。
ロッキー山脈の麓の自然豊かな美しい所です。

 期間中、現地の中学校で1ヶ月間、研修もしました。
そこで多くのすばらしい人たちと出会いました。

 その一人に、トム・ハワースがいます。
豪快で、やさしく、すべてを包みこむ心の広さが感じられました。
映画で観る「ふるき良きアメリカ人」のような感じの人です。

 そのトムさんから、久しぶりに便りがありました。

『Osamusan Good to hear from you.
I have been wodering about you and your family.
The news from Japan is not good.
Are you OK?
Things here are OK.
We are on Spring break.
I am visiting my sister in New Mexico.
I hope all is well-Tom 』

 キャロルと同じように、
日本で起きた災害を心配してくれていて、
「こちらに来てもいいよ。」
と言ってくれています。

 世界は、思ったより広く
思ったより狭い感じがします。

 情報の発達により、タイムリーにお互いを身近に感じることができます。
 田舎における地域づくりにおいても、情報を上手に使っていくことは
とても必要です。
 「情報は、発信するところに集まる。」
双海町の若松進一さんの言葉です。

                     岬人

東日本大震災を心配して (アメリカコロラド州フォートコリンズからの便り)

2011-03-20 | ブログ
 平成15年9月から12月までの3ヶ月間。
アメリカ研修をしました。
「日米国民交流若手教員の米国派遣研修」というすばらしい実のある研修です。
私は、全国10名の仲間とともにコロラド州に派遣されました。
ロッキー山脈の麓の自然豊かな美しい所です。
 シドニーオリンピック金メダリスト高橋尚子さんが高地トレーニングしていた
ボールダーが1時間ほどのところにあります。

 1ヶ月、中学校教員の家にホームステイする機会もあり、
その後もその家族とはつながりが続いています。

 先日の東日本大地震に対して、
世界も注目し、多くの支援や、祈りをいただいています。
 私がお世話になった家族からもメッセージが届きました。


件名: We are thinking of you and your family
   
『Dear Osamu,
We have been watching the news coverage of the disasters in Japan.
We are so sad and worried.
While we know that you are far from the earthquake epicenter,
we want you to know that if you need to leave Japan for a while,
you and your family are welcome here.
We have plenty of room.

It has been hard to figure out how bad the nuclear problems are there.
The newscasters seem to be guessing.

Please know that we are thinking of you.

  Carol, Scott, and Charlotte』

 簡単に訳すると、
 「日本で起きた災害に対してとても心配しています。
しばらくの間、日本を離れた方がいいのなら、
あなたと家族はいつでもうちに来てください。

 原発の事故に関しては、
くわしい情報が入らず、よくわかりません。

 キャロル、スコット、シャルロットより』

 この便りを見たとき、胸が熱くなりました。
「人と人とのつながりは、時を越え、場所を越えつながるんだなー」
とうれしく思いました。

 被災者のみなさまに、心からお見舞い申し上げます。

                       岬人

 

喜久家メンバーからのお便り (ゆうこちゃんより)

2011-03-20 | 喜久家の情報
 15日、喜久家に来てくれた喜久家メンバー、名古屋のゆうこちゃんから
お便りが届いたので紹介します。

『昨日は本当にありがとうございました。
前日も深夜遅くまで起きていてねむいだろうに、
私たちのために話に来て下さり感謝しています。

 平礒に来るとなんだか心が開放的になります。
それはのんびりとした景色のおかげであったり、
雰囲気であったり、
人のおかげであったりするのですが、
名古屋にいるときのせわしない自分が一気に緩みました。

 教師である先生方、
むちゃくちゃなようで実はしっかりしてそうな脚を引きずっている人、
教師を目指す愛媛大学の3人、
いろいろなこよに挑戦するパン屋さん、
本当に無邪気な双子ちゃん、
様々な人にまた出会えて良かったです^^

 また写真送りますね~』

 心が解きはなたれるということです。
 田舎には、平礒にはそんなもの言わぬ何かがあるんですね。
 人は、目に見えるすてきな所ばかりに集まるのではないようです。
目に見えないすてきな所。

 みなさんの住まれているのもそんな所ではないですか。

                   岬人


台湾からの便り (ゴーより)

2011-03-19 | 喜久家の情報
 1年前、喜久家には台湾の若者3人がいました。
テイ、シュー、そしてゴー。

 喜久家国際ワークキャンプに参加したテイが、
こちらでの生活をとても気に入り、
アルバイターとして友だち2人を連れて帰ってきたのです。

 2人は、一見静かですが、
とてもおもしろくて、周りの人を楽しくさせてくれました。
思い出に残る若者たちでした。

 あれから1年。
突然、ゴーから便りが届きました。
紹介します。


『お久しぶりです、ゴーです。
手紙遅れですみませんでした。
 
 シューから手紙を読んでもらいました。
そちらは問題なくて、本当によっかたですね。
 
 それからもう一年くらい経ちましたね。
 時々そちらの事を思います。
 やっぱりそんな心から、自然に他の人を心配する事は、
今の都市にはなかなかできないです。

 この感じは帰ったばかりの時、
ある事件より深刻に体験しました。
  
 最後に嬉しい事一つ、お知らせです。
皆のおかげで日本語能力試験一級を合格しました。
 
 じゃ、今度はここで終わらせで、皆にもよろしくを伝えてください。

                    
PS.文法やどこか間違えたらすみませんでした。

                        ゴーより 』

 すごいですね。
 ゴーは、英語も上手で、日本語も全然問題ないです。
そんな優秀な若者たちが、国内から、世界から喜久家を訪ねてくれます。

 台湾に行ってみたくなります。
何だか、世界が身近に感じられます。

                     岬人

喜久家国際ワークキャンプをふり返って

2011-03-19 | 喜久家の情報
 喜久家国際ワークキャンプに昨年から参加した
愛媛大学のゆめちゃんからうれしいコメントがありました。

『私にとって、喜久家のワークキャンプは国際ボランティアを通して成長していきたい
と思っている人たちが集まっているので、
色々な話ができ、とても刺激になるから毎年来たいなと思っています。
 また、おさむさんとも教育について、地域の方々と教育や勤労についてのお話もできるので、
私にとっては本当によい機会だと思っています。

 今回のワークキャンプのメンバーと関わることによっても
ボランティア活動をする目的についても考えさせられました。

 今回の学んだことも含め、卒論を書いていけたらなと思っています。

 今回は短い期間でしたがありがとうございました。
また、会えることを楽しみにしています。』

 人との出会いによって、成長していくんですね。

「人は人によりて人となる」です。

                    岬人

祭りの後

2011-03-18 | 喜久家の情報
 先日15日で喜久家国際ワークキャンプが終わりました。
「祭りの後」がとてもさびしく感じるように、
にぎわっていた喜久家が静かになることは、とてもさびしいものです。

 ところがうれしい知らせがありました。
 昨年の喜久家国際ワークキャンプの参加者、
名古屋から侑子ちゃん、愛大生のしずかちゃん、まりこちゃん、ゆめちゃんの4人が
1泊2日で喜久家に来てくれたのです。

 何か不思議でなりません。
「そこまでして来たくなるような場所なのかなー」
 
 夜7時を過ぎて眞矢さんと喜久家を訪ねると、
4人が楽しそうに夕食を作っていました。
実に楽しそうに。
「ああ、いいな~。この雰囲気。」
不便なところが多いけれど、他にはないものがここにはあるようです。

 久しぶりに会った4人と、でも1年前のあの時が一気によみがえり
時の流れを感じさせないこの空間で、楽しい話で盛りあがりました。
 となりの眞矢さんも本当に楽しそうに話をしていました。

 しばらくして、田村菓子舗のよっくんがやって来ました。
ここ最近、よっくんは喜久家の活動に皆勤賞。
大いに盛り上げてくれるのです。
 そこから、また新たなすばらしいつながりができています。

 若者は、すばらしい!

                   岬人

2011喜久家国際ワークキャンプメンバー(ティニー)からのお便り

2011-03-18 | 喜久家の情報
 先日15日に、喜久家国際ワークキャンプが終わりました。
参加者はさて、どんな思いを胸に出発したのでしょう。
もう少し後になって、気づくこともあると思います。
そんな実り多いことをのぞむばかりです。

 今日、別府の立命館太平洋大学に留学している
台湾のティニーからうれしい便りがありました。
紹介します。

『ティ二ーです!いま別府に安全に着きました。
お世話になって、本当にありがとうございました!
この2週間は私にとって一生忘れられない思い出。
(心が暖かくなって、感動しました)

 台湾へ帰る前に、みんなと一緒にもう一度平礒へ行きたいです。
その時もよろしくお願いします!

 家族でぜひ台湾に来てくたざい。』

 うれしいです。
台湾にも親しい友ができました。

 ティニーに聞いて驚いた話があります。
ティニーは今、台湾の師範大学の学生です。
台湾では、教師をめざす人は師範大学に進学するようです。

 「師範大学」とは戦前に日本にもあったものです。
今は、教育大学に名前が変わりました。
 戦前日本は台湾を統治していたので、
日本のふるきなごりが残っているようです。

 残るということは、日本に対して好意的ということでしょう。
ティニーの話に驚くと同時に、
とてもうれしくなりました。

 平礒喜久家の小さな窓から、
世界を覗く(のぞく)ことができています。

                 岬人

四国最西端の中学校の卒業式

2011-03-17 | ブログ
 愛媛県の中学校では、今日が卒業式の学校が多かったと思います。

 ここ、四国最西端の三崎中学校でも卒業式がありました。
かつての串中学校、三崎中学校、二名津中学校が統合しています。
全校が、81名。
卒業生は、31名。

 子ども良し、保護者良し、地域良しなので、
とても厳粛な卒業式となりました。

 卒業式には、さまざまなあいさつがあります。
 もちろん生徒の送辞や答辞は、
具体的で思いも強く多くの涙をさそいます。
三崎中学校でもすばらしい、本当にすばらしい送辞・答辞でした。

 在校生を代表して副会長の女子生徒が送辞を述べました。
やさしく、でも芯の強い内容で、涙をおさえ気丈に述べました。

 それに対して、卒業生を代表して元生徒会長の男子生徒が
思いをこめて、力強く述べました。
 それを聞いていた先ほどの女子生徒が、
顔をくしゃくしゃにして泣いていました。
ジーンときました。

 PTA会長のあいさつが、とってもすばらしかったです。
 生徒と同じ目線にたち、反面大人としての責任をこめた
心に奥深く入ってくるようなものでした。
「何が大切かと言うよりも、
自分が何をしたいかを大切にしていきましょう。」
という言葉が心に残りました。

 こうして、四国最西端の中学校の卒業式は、
大きな感動のもと終わりました。

                岬人

 

 

 

2011喜久家国際ワークキャンプお別れ会 3

2011-03-16 | ブログ

 受け入れ農家の恒さんが、いきなり歌い始めました。 割りばしがマイクがわり。


 受け入れ農家の溜池ファミリー。


 キャンプメンバーへメッセージを送る田村菓子舗のよっくん。よっくんは喜久家プロジェクトの良き理解者です。


 2週間をふり返り、感動と涙の語らいが続きます。


 これからもつながることを思い、アドレス交換をしています。
 韓国のミンジー。 また会いましょう。

                        岬人

2011 喜久家国際ワークキャンプお別れ会2

2011-03-15 | 喜久家の情報

 経験豊富でとても明るいあっこちゃん

 
なっちゃんの涙には、みんなもらい泣きしました。


 日本語をもっと勉強してまた来ますと言ってくれた香港のポン


 あきらめない自分をつかんだうっちー

 
 みんなの一言一言をかみしめました。

 私たちは、みんなを決して忘れません。
岬の郷に新しいさわやかな風を吹かせてくれました。

 また、会いましょう。

「行ってらっしゃい!」