喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

2011 喜久家国際ワークキャンプお別れ会1

2011-03-15 | 喜久家の情報
 昨夜、喜久家国際ワークキャンプお別れ会が開かれました。

 2週間をふりかえるメンバーの一言一言は、
実に重みのあるものでした。


リーダーという大役を果たしてくれたちーやん


とても気づかいのあるきのぴー


もの静かだけど芯の強さを感じる韓国のミンジー


別府の立命館太平洋大学に留学している、日本が大好きな台湾のティニー


喜久家国際ワークキャンプお別れ会

2011-03-14 | ブログ
 2週間にわたって活動されてきた喜久家国際ワークキャンプも今夜がお別れ会。
明日、出発です。

 だいぶん慣れてきてこれから、という時に終わり。
そんな感じでしょう。

 夜7時から。
平礒集会所にて。

 涙のお別れ会になりそうです。

喜久家国際ワークキャンプ 大交流会

2011-03-13 | 喜久家の情報
 昨夜、喜久家国際ワークキャンプのメンバーと地域外の人たちとの
大交流会をしました。

 まず最初に、東北・関東巨大地震被災者に全員で黙とうを行いました。
伊方原発の安全性についても話が広がっていきました。

 突然の誘いにもかかわらず、さまざまな方が来てくれました。


 若松進一さんです。
 2週間前に三崎中学校へ講演に来ていただき、
中学生たちの心をあっという間につかみました。
 息子が若松さんにあいさつに来ました。
若松さんいわく
「父ちゃんみたいになりたいか?」
息子「いいえ。」
若松さん「ははは。でも親子は似てくるものよ。」


 双海町の若きリーダー、松本さんです。
 総務省事業の「地域おこし協力隊」を募集するらしく、
その楽しさを参加者にPRしていました。
私が応募したいくらいでした。

 
 大江の伝さんです。ふるさと大江を「どげんかせないけん」と活動しています。
鳥津の民宿道元さんといっしょに来てくれました。
 見上げる伊方町国際交流員ジェサミン。
 昨夏、一緒にアメリカミネソタ州レッドウィングに伊方町の中学生を引率し、
その考え方のすばらしさにふれました。

 
 3時間前、突然のお誘いながら、若松さんとの旧友のよしみで、
めずらしいシラスと小さなイカを手土産にかけつけてくれた木嶋水産社長。
 横でスラスを持っているのは、田村菓子補の三代目。
 三代目もお手製の「金太郎いもタルト」と「浅野さんちのデコポンロール」
を持ってきてくれ、若者たちに喜ばれました。

 
 わざわざ松山からかけつけてくれた伊方のかわいい教え子たち3人。
真紀、明日香、智乃。
その右が湘南のサーファーなっちゃん。
後ろが、まちづくりを研究しているきのぴー。


 右から香港の色男、ポン。
みかんには、ポンの名がつくものがたくさんあります。
デコポン、姫ポン、ポンカン、ポンジュースなど
 韓国のひかえめなミンジー。みかんが実る景色がロマンチックと言ってくれました。
 湘南サーファーなっちゃん。
 三崎の受け入れ農家で意気投合した溜池君。
 左が、ボランティアの魅力に目覚めつつあるうっちー。


 毎年、二名津小学校の全校遠足で、国際ワークキャンプメンバーを受け入れの手助けをしてくれる山根先生。
メンバーは、田舎の子どもたちとのふれあいが、とってもよかったと言っていました。
 まん中は、伊方町のホンモノの行政マン、山口君。
地域づくりを自分のライフワークにしています。こしかけの取組ではないのです。
 左は、木嶋さん。
 この他、八幡浜からYGPリーダーのっくん。
八幡浜が元気なのは、のっくんの力が大きいのです。
そんなのっくんのお話にワークキャンプメンバーたちは、ただただ感心・感動していました。

 
 昨年までの喜久家プロジェクトのスライドショーを見ています。
感動がよみがえってきます。

 喜久家国際ワークキャンプメンバー8名、平礒以外の地域の人たち15名。
総勢25名の大交流会。
 ちなみに平礒の人口が50名なので、
その半分におよぶ人数が平礒以外から集まり、楽しい時間を過ごしました。

 明日は、早くもお別れ会です。

田舎の人の温かさ

2011-03-13 | ブログ
 写真は、浅野モモ子ばあちゃん。
2本の杖をつきながら、ほぼろを背負い今日も農作業に行く。
 その歩く後ろ姿を見ていると、
モモ子おばちゃんの人生を少しだけ垣間見ることができるようです。

 歳は、もう80歳をこえました。
それでもなお、毎日みかん山に作業に行くのです。

 通りすがりに
「おばちゃん、元気やなー」
と声をかけました。

 するとおばちゃんから
「今日は日曜日やけど、仕事かな。
休みないのー。
 がいな地震になっちょるけど、
あんたも気をつけなさいよ。
気をつけてな。」

 温かいです。
こんな相手を気づかう声かけが自然に出てきます。
 おばちゃんの方こそ気をつけなければいけないのに、
こんな声かけをしてくれるのです。

 一人住まいのおばちゃんを、
しっかりと見ていこうと思いました。

                    岬人

東北巨大地震の被害者のために

2011-03-13 | ブログ
 知りあいの國分さんからとても大切なメールが送られてきました。

 ご協力をお願いします。
『関西電力で働いている知りあいからのお願いです。
本日13日午後6時以降、関東の電気の備蓄が底をつきます。
 したがって、中部電力や関西電力からも送電を行います。

 一人一人が少しの節電をするだけで、
関東の方の携帯が充電できて情報を得たり、
病院にいる方が医療機器を使えるようになり救われます。

 こんなことくらいしか私にはできませんが、
祈りたいと思います。』

 アンデスの民話に「ハチドリのひとしずく」があります。
自分にできることから、ぜひ行動していきましょう。
 
 今こそ、日本人が一つになるときです。

                   岬人

愛媛新聞 伊予弁「小さな郷の物語」

2011-03-12 | ブログ
 今日3月12日(土)の愛媛新聞「伊予弁」コーナーに
お願いされていた原稿がのりました。

 題名は、「小さな郷の物語」

 今、平礒喜久家で行われている国際ワークキャンプのことなどを書きました。
 受け入れ農家仲間も広がり、
二名津の村市さん、三崎の溜池さん、大佐田の木野本さん、そして平礒の浅野恒吉さんと
実家の浅野洋海が受け入れています。

 『人口50人足らずの、佐田岬半島伊方町平(ひら)礒(いそ)地区。
昭和の面影が残る石垣とみかんの郷。
人々は、気さくで、ねばり強い。
 過疎化・高齢化の問題が立ちはだかるが、
「故郷をどげやっち守り、受け継いぢいくか。」
という熱い思いを持っている。

 10先の未来予想図を描き、4年前に4軒の農家で、
「喜久家(きくや)プロジェクト」を始めた。
 国内外の若者ボランティアと共に行う郷づくり。
 
 喜久家(きくや)と名づけた古民家の空き家で、若者たちは家族のような生活を送る。
地域の人とは、農作業をしながら、時には道ばたで、時には酒を酌み交わしながら、互いに自分を語り・夢を語る。
 平礒の人たちに喜びと自信が感じられるようになってきた。
 
 これまでに訪れた若者は、外国人が44人、日本人が30人。
 現在2週間行われている国際ワークキャンプでは、
日本・韓国・台湾・香港・ドイツの九人が活動している。

 佐田岬半島の小さな郷の物語は、さわやかな風を受けながら、これからも続いていく。』

 今夜は、地域以外からも仲間が集まり、
大交流会をします。

                   岬人

三崎中学校 「おりづるの旅プロジェクト」

2011-03-11 | ブログ
 三崎中学校の人権教育、中でも平和教育を
「おりづるの旅プロジェクト」と名づけて活動しています。

 写真は、細かな3000羽の折り鶴です。

 この折り鶴は、先日地域の野本さんという女性から贈られたものです。
それには、とてもすてきな物語があったのです。

 

喜久家国際ワークキャンプ 二名津小学校遠足に参加

2011-03-11 | ブログ
 昨日、娘たちが通う二名津小学校の遠足がありました。

 その遠足に、昨年と同じように喜久家国際ワークキャンプのメンバーも参加しました。

 三崎地域で一番高い伽藍山で飯ごう炊飯をして、
しっぽとりやさまざまな活動をして楽しんだようです。

 帰るといなや娘たちが
「お父さん、今日喜久家のお兄さんやお姉さんが遠足に来てくれて
とっても楽しかったんよ。
うちの班には、韓国のミンジーさん。
うちの班には、香港のポンさんとあきこお姉さん。」

 田舎の子どもたちにとって、
若いお兄さんお姉さんは憧れの的。
しかも外国の人ならなおさら、刺激的です。

 人口50人もいない平礒に、
いつも憧れの誰かがいるのです。
それは、子どもたちにとって、大きな影響をおよぼすにちがいありません。

 カラフルな田舎です。

                 岬人

東北三陸沖地震と佐田岬

2011-03-11 | ブログ
 午後3時前から東北地方三陸沖を震源として起こった
大規模な地震。
 
 津波が、家々や畑をのみ込んでいく様子、
おもちゃのように流されていく自動車や船を見た時
映画を観ているような錯覚になりました。
 
 被害にあわれた方々や不安な今を過ごされている方々の安否を
祈るばかりです。

 こちら佐田岬半島にも避難勧告が出され、
消防団員を中心に警戒が続いています。

 大きな被害は今のところでていません。

 そんなおり、松山の知りあいのゆめちゃんや
野村の愛ちゃんから気づかうメールが届きました。
 ありがたいことです。

 三崎の防波門は閉められています。

                  岬人

未来に残したいふるさと岬の風景

2011-03-11 | ブログ
 三崎中学校の子どもたちが、
「未来に残したいふるさと岬の風景」を撮影しています。

 その写真をぜひ地域の人たちにも見ていただきたいということで、
串郵便局、串診療所、三崎郵便局、三崎保健センター、二名津郵便局、田村菓子舗、名取集会所に
展示させてもらっています。

 さまざまな写真を見ていただくために、
定期的にパネルの入れ替えをしています。

 地域の方々からは好評のようです。
「へー、二宮金次郎の像はこの廃校になった学校にまだ残っているじゃなー。」
とか
「これ、うちの近くよ。」
などと話が盛りあがるようです。

 写真は、串診療所に展示させてもらっているものです。
体が元気をなくしている診療所に置くことで、
心から元気をとりもどしてもらいたいと願っています。

愛媛県立高校入学試験

2011-03-10 | ブログ
 昨日、今日と県立入試がありました。

 母校の三崎高校は、
定員60人に対して、36人の受検生。

 少子化が激しく何とかならないものかと。

 生徒数に対して教員数がとても多く、
少人数でのきめこまやかな教育活動が行われています。
 若い先生方が多く、とても生き生きとした雰囲気です。 

 進学にしても、就職にしても自分の希望がほぼかなえられていると聞いています。

 地域と一体となった特徴ある学校づくりを期待しています。
 三崎高校も地域の人たちをどんどん取りこみ、
また地域も三崎高校生の力を期待して、地域づくりにかかわりをもたせていく。

 もう、すべての子どもたちが都会をめざす時代ではないのですから。

                   岬人


喜久家のすてきな仲間

2011-03-09 | 喜久家の情報
 今、喜久家国際ワークキャンプ中です。

 喜久家にはなかなか行けないので、
最近、使い始めたフェイスブックで、メンバーの何人かとやりとりをしています。

 みんな、楽しんで活動してくれているようで、
本当にうれしくなります。

 写真は、6日(日)の写真。
一番右が昨年のリーダー、鈴木恭平君。
 昨年、厚生労働省の事業「田舎で働き隊」
として6ヶ月、活動してくれました。
本当にやる気あふれていて、平礒にとけこみました。
 今回もわざわざ埼玉から様子をみにきてくれて、
励ましやちょっとしたアドバイスもしてくれたようです。

 左から2人目は、
ドイツのカトリーナ。
両親がベトナムなので、とってもきれいなアジア人の顔立ちをしています。
 現在、大阪大学に留学していて、
田舎の高齢化や過疎化について興味があるようです。
それが理由で、今回平礒へ来てみようと考えたようです。
 ドイツでも同じような様子がみられるようで、
そのことを論文にまとめたいと考えています。
 テストのため、ワークキャンプ前半で
大阪に帰ることになりましたが、
これからもメールなどでさまざまな情報交換ができそうです。

 田舎といえども、都会とかわりなく
情報収集や情報交換ができます。
 若松進一さんが、
「情報は、発信するところに集まる」
とよく言われます。

 田舎者もがんばります。
そして、田舎のすばらしさをどんどんお伝えします。

                   岬人

 

 
 

喜久家国際ワークキャンプ誕生会

2011-03-08 | ブログ
 先日の誕生会のもようをダイジェストでごらんください。









 みんな本当、いい顔しています。
 就職など若者をとりまくきびしい様子が取り上げられますが、
ここにいる若者たちは、自分らしさをおもいっきり表現しようと
しています。

 田舎のにぎやかな夜でした。

佐田岬にあるお菓子屋さん田村菓子舗

2011-03-08 | ブログ
 先日の喜久家国際ワークキャンプメンバーの誕生会では、
田村菓子舗三代目からのケーキのプレゼントがありました。
 
 そのことをブログに書いたところ、
三代目からとってもすてきなメッセージが届きました。
紹介します。
 田舎にある小さなお菓子屋さんの夢のある思いにふれてみてください。

『いい笑顔ですね~!!! (三代目)

 いつもご紹介ありがとうございます。
 みんなに食べてもらいたいなあと思ってもっていったのですが、
もって行く前に「3月の誕生日の子たちがおる」と教えてくれたのは洋海くんです。
「お誕生日おめでとう」とプレートがかけてよかった。

 彼らの一生に一回の誕生日が、
喜久家という素敵な場所でたくさんの仲間と当店のケーキで祝ってもらったというのは、
いつまでも記憶に残るでしょうし、
彼らの気持ちをとてもやわらかくしたんではないでしょうか。

 そんなきっかけを作ってくれてるのも、
洋海くんと岬人さんです。ありがとうございます。

 三代目はそんな仕事につけて幸せです。
「地域の特産品を使ったお菓子を通して人と人とをつなぐ」。
 これが、三代目の仕事感、人生観です。
そして、田村菓子舗は三代目の想いを実践するひとつのツールであり、
田村家の祖父から後の子孫やお客様をつないできた大切な伝統・文化です。
その伝統の上に三代目は立たせていただいています。
ありがたいことです。

 次の経営理念は三代目の分身。
先代や先々代とは違う三代目らしい田村菓子舗を作っていきます。
             
【経営理念】
~ お客様にありがとうと言われる田村菓子舗をいつまでも ~
 わたしたちはお菓子を通して人と人との笑顔、そして幸せをつくります
 わたしたちはお菓子を通して地域の人財、文化を発信していきます
 わたしたちはお菓子を通して人と人とをむすぶコミュニティを創ります

 ホームページもやっとリニューアルしましたので
よかったら、お暇なときに見てくださいね。

http://www.unimannya.com/ 』

 どうですか。
すてきでしょ。
 どうか一度、お店に行ってみてください。
そして直接お話をしてみてください。

 「田舎は、人財の宝箱」です。

 写真は、三代目が創作された人気商品
「浅野さんちのデコポンろーる」です。

喜久家国際ワークキャンプで誕生会

2011-03-07 | ブログ
 5日土曜日に、今開催されている
喜久家国際ワークキャンプで3月生まれの合同誕生会がありました。

 なんと4人もいたのです。
そしてケーキのプレゼントをしてくれたのが、
田村菓子舗の3代目よっくんです。

 こんなうれしいこと、サプライズなことを
サラッとしてくれるのがよっくんなのです。

 私の実家をもとにして作ってくれた商品「浅野さんちのデコポンロール」もありました。
 
 「お菓子作りを通して、人を幸せにしていく」
これがよっくんの思い。

 誕生日をむかえる4人には忘れられない誕生会になったと思います。

 この後、朝3時まで喜久家は若者たちの笑い声と
熱い話で盛りあがりました。