喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

田村菓子舗 リニューアルオープン

2012-03-12 | ブログ


 日頃お世話になっている二名津の田村菓子舗。
ついにリニューアルオープンしました。

 3代目のよっくんから案内をもらっていたので、
喜久家ボランティアのみんなでおじゃましました。

 ものすごく洗練されたおしゃれさがあり、
地域のまちなみアートの先がけになると感じました。

喜久家交流会

2012-03-10 | 喜久家の情報
 釜木の方角から朝日がまぶしくリビングにさしこんでくる。
今日は久しぶりにいい天気。
 
 朝食をすませ、お気に入りの朝風呂に入る。
 ゆったりとつかって耳を澄ませていると、
鳥の鳴き声がにぎやかに聞こえてくる。
なかに鴬の鳴き声も聞こえ、暖かい春がもうすぐそこまで来ていることを感じた。

 昼間は、現在開かれている喜久家国際ワークキャンプのメンバーを連れて、
岬巡りに出かける。
リニューアルオープンした二名津の田村菓子舗にも寄ってみようと思う。

 夕方6時からは、喜久家交流会を開く。
平礒内の若者やそれ以外のところからもさまざまな方が来てくれることになっている。
おそらく20人を超えると思われる。

 楽しい1日になりそうだ。

 ちょうど今、息子が同級生3人といっしょに亀の首という場所に探検に出かけた。
どうやらツリーハウスを作るのが目標らしい。
なかなかおもしろいことを考える子たちだ。
大人は、ただやさしく見守るだけだ。

                        岬人

 

ふるさとを離れるおばあちゃん

2012-03-09 | ブログ
 昨夜、母家で両親と話していたときに、
心に残ることを聞いた。

 母が、昼に二名津診療所に行ったときのこと。
85歳になるおばあちゃんとの話。
その方は、うちの鉄筋コンクリートの家を建てるときに名取の小林建設で働いていた人。
もう43年も前のことだ。
そこには、亡くなった祖母が住み、今は増改築して私たち家族5人が住んで知る。



 久しぶりに会った新部さんというおばあちゃんと母は、なつかしい話にも花が咲いたという。

「私らが鉄筋の家を建てよったときに、色の白いかわいい男の子がおりましたね。
まだ、1歳になっていなかったと思います。
いっぷく休みや昼休みの時に、家で寝かされていたその子をよくあやしたものです。」

 その長男こそ、私なのだ。
私が1歳になる前のできごと。
新部さんたちに抱かれ、あやしてもらったらしいのだ。
知らないとはいえ、うれしい気持ちでいっぱいになった。

おばあちゃんの言葉は続く。
「あの子は、今どこにおりますか?」
とたずねると、
 母が
「その長男は、今結婚して子どもが3人おり、私たちと一緒に平礒に住んでいますで。」

「へー、そうですか。それはうらやましいことですな。
浅野さん、あなたらも幸せですな。今どきなかなかおりませんで。
お嫁さんがえらいですなー。」

「ありがとうございます。新部さんの子どもさんらは?」

「うちは息子が2人おりますが、2人ともよそに住んでいます。
長男が、大阪に来ていっしょに住もうと言いよりますけん、
間もなく名取を出て行きますのよ。」



 母が、そんなやりとりを話してくれた。
聞いていて、複雑な思いがした。
おばあちゃんはずっと住んできたふるさとを85歳になって離れることになる。
どんな思いなのだろう。
息子たちと住める喜び。
ふるさとをはなれる寂しさ。

 ふるさとで住める幸せ。
両親をあわせた7人で住める今の幸せ。
そんなことを改めてかみしめた。

                 岬人 

 
 
 

「のんびり、ゆったり路線バスの旅」 の反響

2012-03-08 | 喜久家の情報
 2月25日(土)、NHK総合番組「のんびり、ゆったり路線バスの旅」の舞台が
佐田岬半島だった。
 俳優の平岳大さんが岬めぐりの路線バスに乗り、
さまざまな出会いと体験をするというもの。

 そのなかの一つに平礒がとりあげられ、
喜久家ボランティアのアメリカのリタとドイツのフレデリック、代表浅野洋海と
交流を深めた。

 平礒に初めてNHKが取材に入った歴史的できごとだった。
全国放送だったため、放送を見たという人も多く、
ごていねいになつかしくて、うれしくてという気持ちで連絡をしてくれた人もいた。

 そして昨日、名古屋の50歳後半のご夫婦から
「会社のリフレッシュ休暇を使って、平礒で柑橘作業のお手伝いをさせてもらうことはできないでしょうか。」
という問い合わせがあった。

 交流人口を増やしていくことで、郷の新しいカタチをつくっていきたいと考えている。
  


朝の時間

2012-03-07 | ブログ
 昨夜は、日頃の寝不足と疲れで10時頃に眠ってしまった。
朝5時に目が覚め、妻と40分ばかりあれこれと話した。

 6時前に朝風呂に入る。
窓の外は、白々と明けていく。
東方の釜木を見ながら、20分ほどゆっくりと体を温めた。

 風呂からあがり、ワイシャツに袖を通す。
6時30分、味噌汁と納豆、漬け物、ウインナーの朝ご飯。
野菜ジュースとコーヒーを飲みながら、ブログを1本。

 さあ、今日も生き生きといこう。


喜久家の夜

2012-03-06 | 喜久家の情報
 喜久家国際ワークキャンプ5日目。
毎日、いろんな出会いがある。



 今日は、かつてのOBフランスのトニーが久しぶりに帰ってきてくれた。
あわせて、相棒だった橋本さん。



 ヤスの知り合いの愛媛大学の学生さんが2人。



 そして、かつてのOG韓国のヘミとアイルランド出身の彼、伊方国際交流員のドラゴ。
 総勢16人の宴となった。



 日本人の方が少ないのだから驚きだ。
向かい合わせて、日本語・英語・韓国語・フランス語などさまざまな言語が飛びかう。
とても四国最西端の人口50人の郷とは思えない様子だった。



 これがとっても楽しい。

 何か新しいものが生まれそうな気がする。



 

本日、「なんよ協働推進フォーラム」

2012-03-04 | 喜久家の情報
 昨年の暮れ、日頃お世話になっている八幡浜ボランティア協会の木村さんから電話があった。
「なんよ協働推進フォーラムで喜久家プロジェクトのことを発表してもらえませんか。」
 くわしく聞いていると、愛媛県ボランティア・市民活動センター、八幡浜市社会福祉協議会、八幡浜ボランティア協議会
が主催する大きなフォーラム。
 
 南予の未来をつくるために、世代や分野をこえて共に地域を考え、課題に取り組もう。
地域を見つめ直し、ネットワークの発展と誰もが安心して暮らせるまちづくりをしていこう、
というすばらしい目的。
  タイトルは、「絆と結! ~ちからを紡ぐまちづくり~」
 
 喜久家プロジェクトは、まだまだ不十分なところが多く迷ったが、
さらなる発展のきっかけになればと思い引き受けた。

 今日、そのフォーラムがJAにしうわ会館で10:30から開かれる。

 このフォーラムの目的やタイトルを聞いたとき、中島みゆきの「糸」という歌を思い描いた。

『なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの 心許(もと)なくて ふるえてた風の中
縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを
人は仕合わせとよびます』

 仕合わせとは、「めぐり合わせ」という意味。
いいめぐり合わせ、悪いめぐり合わせ、そんなすべてのめぐり合わせのなかで
いいめぐり合わせだけを幸せと呼ぶようだ。

 今日のフォーラムが幸せと思える仕合わせになりますように。

喜久家国際ワークキャンプ2012 歓迎会

2012-03-03 | 喜久家の情報


 昨日、集まった喜久家国際ワークキャンプメンバーは、
今日はオリエンテーションや明日八幡浜で開かれる「なんよ協働推進フォーラム」の
展示物制作などをして過ごしたようです。

 夜7時からは、受け入れ農家さんたちとの歓迎会がありました。
大佐田から木野本さん、二名津から村市君、そして浅野たかみつ君家族も交流のために来てくれました。
わが家も子どもたち3人があいさつに行き、1時間ほど世界のあちらこちらのお話を聞かせてもらっていました。



 今回の6人も本当にすばらしいメンバーです。
みんな日本語があいさつ程度はできるので、コミュニケーションもとりやすいようです。

 今日からの作業の割りふりや、楽しみ・気をつけることなどを
農家さんと話していました。
 今日は、久しぶりの良い天気。
佐田岬の空は青く晴れています。



 

喜久家国際ワークキャンプのスタート

2012-03-02 | 喜久家の情報
 いよいよ今日から「喜久家国際ワークキャンプ」が始まりました。
3人の女性が、昼過ぎ2:30に神崎バス停に到着。
弟が迎えに行き、大まかに喜久家のことや国際ワークキャンプのことについて
話をしたようです。

 韓国の女性が一緒ではなかったのですが、
夜8:30着のバスで無事到着したようです。

 みなさんにあいさつに行かなければならないと思っていたのですが、
仕事が立てこんでいて、結局夜11時前に長くならないようあいさつに行きました。

 握手をしながら簡単な自己紹介をしましたが、
相手からもさわやかなあいさつが帰ってきました。
とっても落ちついていて、美人な女性ばかりです。

 そんな彼女たちに、四国の果てまで来ていただいただけで、
ありがたく、胸いっぱいになります。

 3月10日(土)に交流会のお知らせを昨日のブログでしたところ、
今朝早速、私がたよりにしている双海町の松本さんから返信がありました。
「双海町に来ている地域おこし協力隊員といっしょに、
交流会に参加したい。」ということでした。
 その反応の早さにビックリしています。
このネットワークとフットワークこそ、社会教育にとって大切なことです。

 自分の飲食したいものを持ちより行う交流会なので、
気づかいはいりません。
 希望される方は、声をかけてください。