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喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ふるさとの風景 ~甘露のころ~ 

2016-10-07 | ふるさと
 十七節気の1つである寒露(かんろ)。
朝晩の冷え込みが増し、草木に宿る露が冷たく感じられる時季。

 秋が深まるにつれ、夕暮れから急激に日が沈んでしまいます。
「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」といわれます。

 若い人たちには分からないかもしれませんが、
釣瓶(つるべ)とは井戸から水を汲み上げる桶(おけ)のこと。

 釣瓶(つるべ)が落ちていくように、夕方の空はあっという間に夜の闇に包まれます。

 部活動後、温かい自分の家へと足早に帰っていく生徒を微笑みながら見送ります。

 ふるさとの甘露のころの風景。

                 岬人(はなんちゅう)
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MATURI 祭りの魅力 ~平成23年二名津の秋祭り~

2016-10-05 | ふるさと


 平成23年10月9日。
 娘たちが、二名津の秋祭りに四つ太鼓をたたかせてもらった。
それは娘たちにとってはもちろん、多くの人たちにとってもうれしいことだった。

 写真は、照れながらも孫娘たちと一緒に写真を撮った父だ。
「じいちゃん、一緒に写真撮ろう。」
という孫娘たちの誘いにどれほどうれしかったことか。

 もともとあまり人前にでるような父ではないのだが、
孫娘たちの晴れ姿を見に来たのだ。
そんな3人の様子を見られることが、私にとっても何よりもうれしいことだ。


 そのようなうれしい気持ちをこめて、
二名津、田村菓子舗の三代目にお礼のメールをしたら、
さらにうれしい返信があったので紹介したい。

『私は今年の祭りの練習はさまざまな予定で数えるほどしか参加できませんでした。
毎日、指導していた村○先輩や山○先輩達には頭がさがります。
みんなそれぞれが自分の役割を認識しチームとして動いていたような気がします。

 若い衆ががんばって唐獅子の頭をふってくれて、
私もそろそろ中堅やと思ってたら先輩にまだ下から数えた方が近い、
まだまだ若手といわれつつ、後輩が増えた喜びをかみしめていました。

 またの区長さん、副区長さんの心遣い、役員さんたち、ごんべクラブとの連携もうまくいってました。
 増○会長かとの打合わせから、段取りまでそれぞれに役割を与え、
あまり目立たず下から支えていました。
さすがでした。

 なにより、岬人さんのように四つ太鼓かついでくれる人たちがあってこそ祭りがなりたちます。
ありがとうございます。

 祭りを通して子ども達と距離感がずっと近くなり嬉しく思っています。
我々も学ぶもの、もらうものたくさんあります。
 昨日はひーちゃんに大丈夫よと慰めてもらったし(笑) 
優しい子ですねо(ж>▽<)y ☆

 岬人さんのお子さん二人はうちの姉のことがお気に入りみたいで、
みんなで最後に会長さんにお願いがありますと声をかけていました。
「もっちゃん、一緒に旅行にいこう。」
と大合唱してたのはほほえましかったですよ。
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。

 子供は地域の大切な宝ですね~(=⌒▽⌒=) 』




 祭りには他の地域行事にはない魅力がある。
 子どもも大人もそれぞれが役割をになっていて、
地域みんなで作りあげていくものだ。
 これこそ、地域づくりの原点。

 今日は、四つ太鼓をかついだ肩や背中が痛い。
でもうれしい痛み。


            岬人(はなんちゅう)
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平成23年二名津秋祭り ~四つ太鼓に乗る娘たち~

2016-10-05 | ふるさと
 平成23年二名津の秋祭り 四つ太鼓に乗る娘たち



 二名津には平成23年2月まで15年間も住んでいたこともあり、
祭りへの参加やお手伝いをさせてもらった。

 息子も過去に唐獅子を踊らせてもらい、
娘たちも2回目の四つ太鼓をたたかせてもらった。

 本来なら男の子が乗るものだが、子どもの数が減り数年前から女の子が乗っている。
変わってみれば、それもまたいいもので、
男の子に比べ愛らしいと評判だ。


 娘たちの乗った四つ太鼓を父親の私もかついだ。
重たい、とにかく重たい。
他の人と肩の高さが合わないため、かなりの重さがのっかかる。

 上では、娘たちが
「それ、がんばれ」
といわんばかりにリズムよく、元気よく太鼓をたたく。

 とてもすてきな思い出ができた。


 小さな小さな秋祭りだが、
地域が一つとなって盛り上げようとする雰囲気がある。
それがとてもあたたかい。

 祭りは、地域に住むすべての人に役割があり、
これが地域づくりの原点だと感じる。


              岬人(はなんちゅう)
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平成24年 二名津秋祭り

2016-10-05 | ふるさと
 平成24年の二名津秋祭りを思い出す。



 天が高い秋空。
今年も二名津のまちに太鼓の音がこだまする。

 小6になる双子の娘たちが、3回目の四ッ太鼓。
今年が最後。
 そして二名津にとっても、子どもがいないので最後の四ッ太鼓になるとか。

 牛鬼と四ッ太鼓の鉢合わせ。
娘たちの四ッ太鼓を下からかつぐ父。
重たい。たまらないくらい重たい。

 両肩には、内出血の大きなあとが残っていた。
でも娘たちを下から支えた思い出は、一生消えることはないだろう。

 来年、また別なカタチで祭りが残ってほしい。
田舎にとって祭りとは、絆のカタチなのだから。


            岬人(はなんちゅう)
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三崎の秋祭りに帰る若者たち

2016-10-04 | ふるさと
 毎年10月9日は、三崎の秋祭り。
昨年は平日だったので、牛鬼や四ツ太鼓の担ぎ手が少ない。

 そんな中、県外に出ている若者たちが何人もいた。
この祭りのために帰ってきたのだ。
 京都、大阪、高知、大分など。

 うれしくなり、声をかける。




 夜、中村さん宅で増川さんと若者たちについて熱く語った。

「自分たちも青年団のころ、今の若者たちに祭りを教えた。
でも一番に伝えたかったのは、ふるさとのすばらしさ。
ふるさとの人、風土、行事など。
そんなすばらしいふるさとを忘れることなく、いつか帰って来て、いっしょにふるさとを盛り上げてほしい。
これが自分がやってきた地域づくり。」


 こんな地域づくりもある。



 増川さんたちがまいた種が、芽を出している。

 人づくりは、地域づくり、そして未来づくり。

                        岬人(はなんちゅう)
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三崎の牛鬼と四ツ太鼓

2016-10-04 | ふるさと
 毎年10月9日(金)は、三崎の秋祭り。

 最近は、祭りを休みの日に合わせて実施することが多いなか、
三崎は昔ながらの期日にこだわっている。
それもまたいい。

 牛鬼をかつぐ、赤く燃える男たち。
 

 四ツ太鼓をかつぐ、輝く男たち。



 そして両方をやぐらにつるし、いざ勝負。


 倒れて、上に乗った四ツ太鼓の勝ち。
盛り上がる男たち。


 

 初めて見る祭りに、あっけにとられる伊方町広報担当の女性。


 平日だったので、担ぎ手が少なくたいへんだった。
見物人も少なかったが、未来に残したい風景だ。

                      岬人(はなんちゅう)

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日本一細長い 四国最西端にある三崎の秋祭り

2016-10-04 | ふるさと
 平成26年10月9日、日本一細長い 四国最西端にある三崎の秋祭り。

 かわいくて清らかなお稚児さん
 

 ゆかいな相撲甚句


 伝統ある五鹿踊り


 小粋な唐獅子


 そして、この年は三崎だけに伝わる四ッ太鼓と牛鬼の掛け合いがなくなり、
30メートル競走を行い、お客さんを楽しませた。

 

 どれもみな未来に残したいふるさとの風景。
 
                      岬人(はなんちゅう)

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三崎秋祭り ~稚児の舞~

2016-10-04 | ふるさと
三崎秋祭り ~稚児の舞~  平成24年




 10月9日、三崎秋祭り。
先の牛鬼と四ッ太鼓の力強い対決。

 これとはうって変わって、かわいく、優美な「稚児の舞」
稚児は、神と私たち人との交信者。

 祭りでは、神を感じる。
私たちは、自然の恵みを得て、生かされている。

 いにしえより、先人たちはそのようなことを感じながら暮らしてきた。

 未来に残したい岬の風景の一つ。

                     岬人
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2012(H24) 三崎秋祭り 牛鬼と四ッ太鼓の対決

2016-10-04 | ふるさと
2012(H24) 三崎秋祭り 牛鬼と四ッ太鼓の対決をどうぞ。




 10月9日は、三崎の秋祭り。
見どころがいくつかあるなかで、
この牛鬼と四ッ太鼓の対決がエキサイティング。

 牛鬼と四ッ太鼓の両方を、やぐらに立てかけ、一気に倒す。
牛鬼の倒れ方で勝敗が決まる。

 いにしえの三崎の人々の勢いが感じられる。

 故郷佐田岬の、未来に残していきたい風景。
 

                       岬人(はなんちゅう)
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三崎の秋祭り 「牛鬼と四ツ太鼓の鉢合わせ」

2016-10-04 | ふるさと
 三崎の秋祭りは、期日が決まっています。
最近は、休みの土・日に合わせるところも多いようですが。

 10月8、9日の三崎秋祭りでは、
江戸初期から続く伝統行事「牛鬼と四ッ太鼓の鉢合わせ」が行われます。

 全長約10mの大きさの胴体に青く塗ったカシラを持つ「牛鬼」と、
四人が太鼓を打つ約10×4mの「四ッ太鼓」が東西に分かれ、
東の住吉様が応援する牛鬼(平家)、
西は義経の四ッ太鼓(源氏)が蹴り上げ合戦をくりひろげます。

 牛鬼は、愛媛県の南予地方に広く分布しています。
ちなみに宇和島藩の城下町宇和島の牛鬼の歴史は、およそ200年と言われています。

 頼山陽は『日本外史』の中で、豊臣秀吉の文禄元年の朝鮮出兵(1592年=文禄1年)の際、
熊本藩主の加藤清正が韓国の慶尚道・晋州にある晋州城攻防戦で「亀甲車」を用いました。

 この話を宇和島藩主の藤堂高虎が宇和島に伝えたのが始まりだ、という説もあります。

 「亀甲車」とは、木製の箱を牛革で包んで、
牛の生首を棒に刺して先につけ、中に兵士が入って戦うものと伝えられています。

 南予地方では、神輿の先がけと家の悪魔祓いの役をするということで、
神社とも仲のいい関係にあります。


 このようなさまざまな秋祭りは、
田舎の宝物です。

                 岬人(はなんちゅう)
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西予市卯之町にある下ノ町ハシエンダ

2016-10-03 | 地域づくり
おもしろい、すてき店をめぐるのが好きだ。
特に最近田舎にもそんな店、カフェができはじめている。

 2年前、以前から気になっていた卯之町にオープンした「下ノ町ハシエンダ」に行ってみたことを思い出す。
 車で走りながら、だいたいの場所を探してみるが、カフェらしき看板が見あたらない。
車を駐車場に置き、歩いて探すことにした。
神社の横をぬけ、少し広い道に出る。
辺りは、普通の家が建ちならんでいる。



 そんな中に少し変わった感じのたたずまい。


 あった。


 看板が小さいので見過ごしてしまいそうな。
でもこれもオーナーの大池さんのこだわり。

 普通の民家の玄関風。
本当にこの中にあるのだろうか?
そんな思いでドアを開けた。

 すると中は、どこからも中庭が見えるとても落ちついた雰囲気。
「どちらの席にでもお座りください。」
というオーナーの声。
 中庭を向いた赤いソファーに腰かける。
ちょうどいい硬さ。
とてもゆったりとできる。




 昼からは少し暑いくらいの天気だったので、グレープソーダを注文した。
おいしい。
のどにすーと入ってくる。



 それからオーナーの大池さんといろいろな話で盛り上がった。

 卯之町にこんな古くて新しいカフェもめずらしい。
豊かな発想と一歩踏み出す勇気を大池さんから感じた。

 私にもふるさと佐田岬でもっと何かできる気がしてきた。


       岬人(はなんちゅう)

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アメリカ、デンバーの小学校 ~Cherry Hills Village Elementary School を訪ねる~

2016-10-03 | 感動
13年前の平成15年度日米国民交流若手教員のアメリカ派遣をふり返る。

9月29日から10月3日までは、州都デンバーでの研修。
10月3日、デンバー郊外にある環境豊かな「Cherry Hills Village Elemetary School」を訪ねた。 


    「welcomeボード 文部省teachersと書かれている」

 コロラド州内でもトップクラスの教育水準をもつ小学校。
裕福な家庭の子どもたちが通うことから、多くの寄付を受けることができ、
恵まれた環境にある。
 子どもたちに学校内を案内してもらって、アメリカでの学校現場の様子を知ることができた。

 先生たちの表情は、明るくてとてもおだやか。


     「授業風景」


     「私たちの紹介」


     「学校説明を聞く」

広い空間があり、ゆったりと過ごせる。


     「小学校の子どもたち」

 子どもたちの目がキラキラしていたのが印象的だった。
教育、人づくりの大切さ。

 整った環境で教育できる、教育が受けられることが理想的。
 貧しく苦学の末とか、家庭環境が厳しかったりとか、逆に教育を受けられる幸せを十分に感じられていないとか、
様々な課題もある。
 大切にしたいことは、学ぶ楽しみや育つ喜びを感じることができるということ。
そんな教育を佐田岬の田舎から進めていきたい。



     「私に一生懸命話をしてくれた子どもたち」

               岬人(はなんちゅう)
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喜久家ブログで最多訪問者

2016-10-03 | ブログ
 先週の喜久家ブログの訪問者が、9月25日での記録をさらに更新した。

 昨日10月1日(土)の訪問者数が、341人。
先週の総訪問者数が、1,920人で過去最多となった。
1日平均275人。

 おもしろい現象だ。

 私の知り合いだけでは、到底それほどの人数はいない。
名前も顔も知らない人たちが見てくれている。



 田舎やふるさとを愛する人、農業に興味ある人、教育を大切に思われている人、
ボランティア活動をはじめ地域づくりを実践されている人、
そして何より国境を越えた、地域を越えた、世代を超えた人と人とのつながりを大切に思われている人。
 



 娘たちも新たな出会いや交流が大好き。

 こんな思いをもった人とつながっていけることがうれしい。
ぜひ一方通行的なものではなく、みなさんからの思いも感じたい。

 未来は明るく、楽しい。


           岬人(はなんちゅう)

 


 
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昭和初めから新聞をとっていた超田舎のわが家  ~新聞のよさ~

2016-10-01 | 社会
 平礒という集落は瀬戸内にあり、本当に小さな小さな集落。
現在は人口約50人。

 ほとんどが柑橘農業をしていて、勤勉な人たちが多い。
それは今も昔も変わらない。

 父から私の曾祖父のことを聞かせてもらった。
「鶴松じいちゃんは、勉強家で、世の中の様子を知ることを重んじていた人だった。
昭和の最初のころから、うちだけが新聞をとっていた。
当時、平礒はもちろんやけど、人口が多い二名津でも数件しか新聞をとっていたところはなかった。
ほんじゃけん、世の中の様子をよう知っちょった。」


 すごいことだ。

 知り合いの新聞記者さんと様々な話をするなかで、
自分の気持ちを見つめ直したり、整理整頓することができた。



1 発信の大切さ
 「情報は、発信するところに集まる」と言われる。
 池に石を投げこむ。それは波紋を作り、周りへ広がっていく。
 そして岸ではね返った波紋は、石を投げこんだ所へ戻ってくる。
  
2 新聞のよさ
  インターネットの発達により、新聞があまり読まれなくなったと聞くことがある。
 でも私は新聞が好き。新聞にしかないすばらしさがある。
 
 ① 情報の宝箱
   インターネットは、自分の興味ある情報を即座に手にすることができる良さがある。
  新聞は、開けばさまざまな活字が目にとまり、さまざまな情報を手にすることができる。
  見出しだけにでも世の中の様子があらわされている。
  政治・経済・社会・地域・投稿・スポーツ芸能など。
  バランスのとれた考え方につながる。

 ② 人の熱が伝わる
   今日の新聞を手にするまでにどれくらい多くの人が関わっていることやら。
  取材をする記者、編集、印刷、配達…
  そんな行程に多くの知り合いがいる。
  その人たちの仕事の結晶。
  それが今日、手にした新聞なのだ。
   新聞というモノの向こう側に人の姿が見える。
  これってあたたかい。そして時には熱い。




 デジタルはもちろん便利。
でもアナログの良さもある。

 人の手が加わるとあたたかい。

                岬人(はなんちゅう)
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