僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

真贋

2006-05-09 | Weblog
駅前に新しいラーメン屋さんがオープンしてそろそろ半年以上過ぎた。
俺は、ラーメンに目がなくて、新しい店ができたら、必ずというほど行ってみるのよね。この店も例にもれず行ってみたんやけど、感想は“半年もたずに潰れる”やってんな。それが未だに潰れずにあるなんて、俺のラーメン眼?も曇ってきたのかなぁ、と悩んでいる今日この頃。
何で潰れると思ったかというと、その店の“目玉”であるらしいラーメンにくっついてくるノベルティーのくだらなさ。まぁ、味も大したことないんやけどね。
どんなんかというと、そこの名物であるいわゆる激辛ラーメンを15分以内に完食(当然スープも)すると、記念写真を撮って店内に飾ってくれる、というもの。
え?記念写真だけ?店内に飾る?タダになるとか、記念品くれるとか、そんなんやなくて記念写真だけなん?大体が辛口ラーメン食べたくらいで、タダになったところで、そないに嬉しくもないのに、記念写真だけて、アンタ。第一そんなもん店に飾られたら思い切り 恥ずかしいやんか。 小学生でも喜ばんようなあまりのバカバカしさに店員さんにもう一度聞いてみた。
「本当に写真を撮るだけなの?」すると店員さん、「そうです!是非挑戦なさってください!」と、そりゃあこんないいことがあるのに挑戦せんテはないでしょ?みたいな言い方。その日はヨメさんと一緒やったんやけど、二人で顔を見合わせ
て呆れてしもた。でもまぁとにかく店に入った訳やし、俺は自称日本で5本の指に入る辛いもの好きなので、とりあえず、その激辛ラーメンを食べてみることに。
まぁ、この先は当たり前の話やねんけど、俺はそのラーメンをものの5分もかけずに平らげた。たいして辛くもなかったし。言い忘れてたけど、俺は早食いでも、関西学生チャンピォンを破ったことのある実力者なのよねん。するとさっきの店員さんが目を丸くして、えー!?ホントに?すごい!おめでとうございますー!と、寄ってきて、では記念写真をお撮りしまーす!ときた。
あのね、だからそんなものいらないし、嫁さんはまだ食べてるんやから静かにしてくれへんかなーなんてことを言いながら、もううんざりしてた。で、嫁さんが食べ終わった時に店員さんの最後のひと押しが。せっかくですからお写真を。店のあそこに飾らせていただきますから・・・もうどうにもあきれ果てて、とにかく勘定をして店を出た。というのがこのラーメン店での出来事。

ね?もう二十歳を過ぎた店員さんがそんなことを言うてるような店、どう考えても流行る訳がないでしょ?なのに潰れないのよ。なんでか気になるねんなぁ。当然その店にはそれ以来一度も入ってないんやけどひょっとしたら店の中は激辛を15分で食べた人の写真だらけなんちゃうやろか?誰か見てきてくれへんかなぁ。