僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

お墓参り

2006-08-12 | Weblog

今日から15日までお盆休み。今日は久しぶりにおふくろも含めた家族
6人(犬の優を含)全員でお盆恒例の墓参りに出かけた。
かなり特別なケースやと思うねんけど、ウチの先祖の墓はあちこちにちら
ばっていて、毎年4箇所の寺を回る。遠い所では天王寺、近いところで
は、家から徒歩30歩。全部回ると交通事情によっては丸1日かかる場
合もある、一大行事なのだ。

神仏を信じない俺やけど、俺の先祖達が何代にも亘って自分の子供
を大切に育ててきてくれたおかげで今の俺があるということは疑いのない
真実なので、先祖を尊敬するという気持ちは強く持っている。だから、
その感謝の気持ちを忘れない為に数箇所の墓参りにも行き、それを教
えるために子供達も必ず一緒に連れて行く。

毎年、そして今日もまた炎天下の墓参り。おふくろは少々バテ気味やっ
たんんやけど、今日、そうやって育ててきた子供達が、おふくろの手を取
り、歩くのを支えてくれていた。

尊敬する谷川俊太郎さんの詩の一部に、
「僕は自分の生が自分自身の墓石になってくることを願っている」
というくだりがある。

墓参りというのは、何も墓という形が必要な訳じゃなく、墓に何を見て、
何を自分自身に還元するか、それが大切なんだと思う。

今日俺は、自分の母を支えてくれる子供達を見て、涙が止まらなかった。