僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

先祖は武士

2006-12-08 | Weblog

俺はとにかく怪我の多い人や(った)。
中学生の頃からよう怪我をするようになって、社会人になってからもしばらく
はそれが続いていた。ずっと運動系のクラブ活動をしてたせいもあるけど、怪
我は決まって骨折か強度のねんざ、もしくは強度の打撲のどれかやったな。
そういう大きな怪我の延べ回数だけでも、50回は超えてると思うし、その内
骨折で2回手術をして入院し、頭部打撲でも2回入院してるというスーパー
怪我人。もちろん、その頭部打撲は今の冴えない頭脳や薄い毛髪と無縁
ではない訳で。

最近やっと怪我もしなくなってきたんやけど、武士の一分という映画の宣伝
を見て、俺の怪我の多さに関するエピソードをひとつ思い出したので今日は
それを書くことにします。

俺の何代か前のおじいさんは、高槻城で殿様の横で刀を持って座ってる人
やったらしく、それは専門用語で「○○持ち」というらしいんやけど、名称は
忘れた。たぶん○○はお金でもなければ大福でもないのは確かやろうけど。
まぁとにかく、そんな仕事の方やったので一応身分は武士であり、仕事柄、
人を何人も切ってきたみたいやね。

で、この話がなんで俺の怪我の多さに関係あるのかと言うと、おふくろが、
あんたが怪我が多いのは、その武士の先祖の「ばち」が当たってるからや、
なんてことを言うから。
俺にしてみりゃあ、なんで俺なん?そんなアホな、ちゅう話やねんけど、人一
倍先祖を敬っているおふくろにしてみると、俺みたいなバカ息子は、偉大な
先祖のばちを代わりに受けるくらいがちょうどええと思ってるんやろね。まぁ悔
しいかな、分かるような気もするし。

それは、子供が生まれてからも、たとえばガラスの破片を踏んづけたりとか、
7/23の「蛍」で書いたように、何メートルか下に落下したりという怪我が
あったけど、それは全部子供が側にいて、俺が怪我をしなければきっと子
供が怪我をしてたというものやったから。
先祖はダメ子孫の俺やその子供達を守るために、俺にばちを与えてくれて
いるというふうに捕らえれば納得はできんけど分かるということ。

まぁ、正月も近いことやし、とりあえずご先祖には逆らず、そういうことにしとこ。

ちなみに今もたまに怪我をする。でも種類は昔とは違って、ほとんどが火遊
びによる“やけど”。

俺も一応は武士の末裔やのに、この性の悪さ。そら先祖も「ばち」くらい与
えたくなるわなぁ。