12月1日と4日で書いた心霊現象については、大変お騒がせ?しましたが、本日、
プロのカメラマンにその写真を見てもらい、その回答をいただきました。それでは発表
しまーす!
カメラマンいわく、
「シャッター、6秒間開いてるよ。シャッター切れ終わるまでに動いてるから背景が映っ
てるねん」ですと。このあたりデジカメなので詳細な撮影データが全部記録されている
らしく、それを見たらすぐに分かったとのこと。
まぁ、予想していた通り、思ってたよりもシャッタースピードが遅かっただけということやっ
た訳やけど、それでもまだ分からんのが何故俺が一番透けてて、嫁はほんの少し、
娘にいたっては全く透けていないという差ができたのか?ということ。
それも聞いてみたら、誰よりも皆に動くなよと言うてた俺が、一番初めにカメラの方向
へ動き出してるらしい。確かに、3人一緒に写すために3脚にカメラを立てて、俺がリ
モコンでシャッターを切った訳やけど、3人の中でカメラの方に戻る必要があるのは俺
だけで、つまり最初に動く可能性があるのは俺ということになる。
よーく見るとその俺の動きの痕跡があるみたいで、このあたりのプロの眼はさすがにすご
いよな。
じゃあ、次に何で嫁が透けたのか?これは至極単純、俺よりは早く動いていなかった
ものの、娘よりは早く動いていた、ということみたいや。つまり3人の中では娘が一番、
指示通りじっとしていて、親達は我慢が足らんかった、ということ。
結果としてこの写真はやはり心霊現象なんて非科学的なものじゃなく、明らかに物
理的に証明できる撮影状況がもたらした、ただの「変な写真」。どうせ世に出回って
いる心霊写真なんてのもこのたぐいに違いないわけで。
科学で証明できないものは99.9%信じない俺としては、まぁ当然の答えではあった
けれど、“面白味”という点ではつまらないことになってしまったこの騒動?なんか面白
いオチはないものかと考えていたら、ひとつ発見した。
確かに娘はほんとにおっとりしているし、親たちはせっかちまではいかないものの、バタ
バタしている。写真にそういうことが映っていたのは、写真の魅力というものを最もよく
表現していると思う。
「目に見えないものが写る」ということを心霊写真というのなら、今回の写真は心霊
写真だと言われても納得やけどね。