僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

杖の力

2010-04-08 | Weblog
「たちあがれ日本」新党なるものができたそうな。
何でも平均年齢約70歳。いくら元気な老人が多いといっても、ちょい歳取り過ぎてない?
という懸念は誰もが抱くと思う。
で、新党がどうだの、にはあまり興味はないが、ネーミングがいいなぁ、と思っていたら
名づけは石原都知事だと聞いて、なるほどと納得してしまった。
分かりやすくてインパクトがあり趣旨も良く分かる。さすがだと思っていたのだが、街の
反応は思ったより冷ややかやったね。
「あの歳では立ち上がれんでしょ」「えっ立ち枯れ?」等から、一番スルドイな、と思っ
たのは、「たちあがろう」ならまだ分かるが、「たちあがれ」なんて政治家のくせに他人
任せに聞こえる、といった意見。
きっとこういうことも凌駕するであろうと、とことん考え抜かれたネーミングなんやろけ
ど、いざ世の中に出てみると作り手の意図とは反した方向に流れてしまう。ホントに製作
とはかように難しいものか、とつくづく感じさせられる。

ネーミングに加えてやはりこの人たちの歳の問題も否応なしについてくる。
歳をとったからといって全てがいけないわけではないのはもちろんである。経験からくる
力量はものすごいものがあるに決まっている。でも歳に勝てない部分があるのも事実であ
る。それは例えば全国民との相互理解。日本の70歳だけを相手にしているのなら、理解で
きるだろうが、20歳そこそこのようやく選挙権を得た人たちの気持ちが果たしてこの人た
ちに分かるのかは甚だ疑問であるし、それに加えて年齢など問題ではない、という若々し
い気持ちを持ってるのだとしたら、その考えかたからして問題だ(若い人の理解という点
のみにおいて)。

俺が政治プロデューサーなら、
「私達は歳をとってるが豊富な経験と若者には負けない気力で少しでも日本国民の役に
立つために12時間位は寝てから働きます。若者方の気持ちは理解しかねるところもあり
ますが、それは歳に免じて許していただきたい」と杖を振り上げてアピールさせるけどね。