十数年ぶりに“ねんざ”してしまった。歩いている時足首を外向きにグニッとやる例の
ヤツである。痛いのなんの、しばらくうめいた後歩けるようにはなったが、翌日も痛く
て歩くのが辛かった。そうすると無意識に痛めた右足をかばうらしく、今度は古傷の
左足のひざが痛み出した。どっちも痛くて歩くのが辛くなると今度は気持ちまで滅入っ
てくる。気持ちが滅入ると仕事に差し支え…みたいに、風が吹けば桶やが儲かる的な負
の連鎖が起きるのである。
このことで思ったのは、やはり体のほんの一部分でも正常に動かなければ、全体に影響
を及ぼすということ。五体満足であることの幸せさを痛感している。
とはいえ、痛いものは痛い。でもそんなこと言ってられない。この自問自答を繰り返し
ているうちに物理的にも怪我は癒えてくるし、精神的にもなんとなくそれが当たり前み
たいになってくる。万全じゃなくても満足できるようになる。
このようなところで例に出して全くもって恐縮だが“五体不満足”の乙武さんもきっと
この境地に辿り着かれたんじゃないだろうか。たかだかねんざと比べるな、と怒られそ
うだが、気の持ちようはきっとそうだと思う。
人が前へ進む時は必ず自分自身を納得(=満足といっても過言ではない)させる必要があ
る。
“不満足という形で満足する”という心得の大切さを、改めて右足首と抜けた毛髪が教
えてくれた。
ヤツである。痛いのなんの、しばらくうめいた後歩けるようにはなったが、翌日も痛く
て歩くのが辛かった。そうすると無意識に痛めた右足をかばうらしく、今度は古傷の
左足のひざが痛み出した。どっちも痛くて歩くのが辛くなると今度は気持ちまで滅入っ
てくる。気持ちが滅入ると仕事に差し支え…みたいに、風が吹けば桶やが儲かる的な負
の連鎖が起きるのである。
このことで思ったのは、やはり体のほんの一部分でも正常に動かなければ、全体に影響
を及ぼすということ。五体満足であることの幸せさを痛感している。
とはいえ、痛いものは痛い。でもそんなこと言ってられない。この自問自答を繰り返し
ているうちに物理的にも怪我は癒えてくるし、精神的にもなんとなくそれが当たり前み
たいになってくる。万全じゃなくても満足できるようになる。
このようなところで例に出して全くもって恐縮だが“五体不満足”の乙武さんもきっと
この境地に辿り着かれたんじゃないだろうか。たかだかねんざと比べるな、と怒られそ
うだが、気の持ちようはきっとそうだと思う。
人が前へ進む時は必ず自分自身を納得(=満足といっても過言ではない)させる必要があ
る。
“不満足という形で満足する”という心得の大切さを、改めて右足首と抜けた毛髪が教
えてくれた。