人権同和研修で出張します

　いまから、人権同和審議会の研修で奈良と大阪へ出張します。

　明日はブログはお休みにします。

「中国ギョウザ事件」から食糧自給をみる

　日本は「瑞穂の国」といわれながら、農民には減反をおしつけ食糧輸入大国になってしまっています。

　今回の「中国ギョウザ事件」で、改めて「食糧自給主権」というものを考える機会にしたいと思います。

　中国は人件費などが安いため「開発輸入」で安い農産物が大量に日本に持ち込まれています。
　そのために日本の農家は「農業だけで生活できない」と他に仕事を持ちながらも懸命に農業を維持している農家がほとんどです。（私を含めて）

　農産物（コメも含めて）を市場経済で流通させることは無理があります。
自然相手の農業は工業製品のようにはいきません。

　政府は、「食糧自給主権」を放棄して、「安ければいい」という新自由主義経済を推し進めれば、さらに危険な食糧危機がくることでしょう。

　お金にものをいわせて、農産物を集めてくる時代は終わりにして「食糧時給主権」に転換しなければならないときです。

　消費者も「安ければいい」だけでは「食糧自給」は守れません。

　生産者も「安全なものをよりやすく」生産も必要です。

　何よりも政府が「国の食糧は国内で自給する」施策を実施することではないでしょうか。

　今の政府で実施できるかは疑問ですが……。

岩国市長選挙から地方自治を見る

　岩国市長選挙が来週に日曜日１０日に投票がおこなわれる。

　結果を全国が注目している。それは、最大の争点になっている政府がすすめる米空母艦載機移転を強引にすすめるため擁立された自民前衆議員福田良彦候補と自衛隊は容認するものの米空母艦載機移転には反対している前市長井原勝介候補のどちらを有権者が選択するかです。

　政府は、岩国市がすすめる市庁舎建設に交付金として予算を３２億円つけながら「移転受け入れ反対」を貫く岩国市長に「予算を凍結」して従わせようとしました。

　政府の方針に従わなければムチでたたき、従えばアメを渡すやりかたにみえます。

　こんなやり方は、佐賀県でも古川知事がプルサーマル実施に許可を出す。長崎新幹線を強行するための手法とよく似ています。

　地方の意見が大事にされてこそ国も栄えると思うのですが…。

　井原候補に再度、市長に返り咲きして「地方の意見を発信して欲しい」ものです。