こんにちは浦田関夫です

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再発防止調査委員会は機能していない

2008年02月15日 07時21分04秒 | Weblog
 今日の佐賀新聞では、元総務部長による汚職事件について、GIS九州に便宜を図るために「入札やり直し」をしたと報道しています。

 新聞報道によると、入札責任者だった元総務部長は入札後、GIS九州が落札できない(予定価格を上まわるため)ことに気付き、入札を中止。GIS九州の担当者を部長室に呼び、書類を書き直させ入札をやり直ししたと伝えています。
 だから予定価格の99,6%という価格でGIS九州が落札できたことが明らかになりました。 

 唐津市役所では入札のやり方を「提案型」でやったことは私は聞いたことがありません。なぜ「提案型入札にしたのか」その経緯やどんな提案があったのかも調査が必要です。

 坂井市長は、「事件の調査は警察のすること」と静観(?)のかまえです。
 事件の原因の調査は唐津市独自でもすべきものです。

 市は、「再発防止調査委員会」をたちあげています。しかし、その調査委員会が機能していないことが新聞報道で明らかになりました。

  調査委員会の設置目的は、真相究明であり、再発防止策の具体化であります。

 今回の事件でも、「入札行為」を元総務部長一人でやったわけではありません。関係職員がいました。調査委員会は、この職員に入札の経緯を聞いたのでしょうか。
 
 聞いたのであれば、職員がウソをいっているのか。聞かなかったのであれば、調査委員会の怠慢です。

 どちらにしても、全員協議会で報告がなかったのは調査委員会が機能していないことになります。

 入札を中止し、「書き換える」「やり直し」なんてあってはならない行為です。立ち会った職員は「NO!」といったのでしょうか。そのときの様子を私は聞きたい。

 調査委員会を機能させるためには、外部委員を複数入れ、浄化能力のある運営にすべきです。

 調査委員会は、入札の経緯について警察の調査を待たなくても関係職員に詳しく聞けばその全容は明らかになるはずです。

 職員に「倫理行動基準」を求めるだけなら、中学生に「生徒手帳をよく読みなさい」といってるようなもので、自らの責任を果たすものになっていません。

 追加

 元総務部長が別件で550万円のわいろを受け取った件について坂井市長は「市民のみなさんにお詫びします」とのコメントを出したと報道されていますが今現在、唐津市のHPでの報道はあっていません。

 ここにこにも事件に対する真摯な対応を感じないのは私だけでしょうか。
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