粉飾決算など放漫経営で突然倒産(2003年8月)した佐賀商工共済共同組合をめぐる損害賠償裁判判決で、佐賀県が支払った約4億9千万円を、1996年に県が粉飾を把握していた当時の井本勇知事にその全額負担を求め支払いを命じる画期的な判決が出ました。
判決では前知事に対して重大な過失があることを認めたもので、当時の県の監督権限を厳しく指弾するものとなりました。
今回の訴訟では、商工共済の指導監督官庁である当時の知事だった井本氏個人に賠償責任を負わせることができるかどうかが争点でした。
先日も、佐賀県警察は、電子申請システムに約4億5000万円を支出しながら全く利用されず「廃止する」ことをしました。
佐賀のオンブズマンが訴訟をはじめるといいますが、このことについて、誰も責任をとろうとしません。
公務員として、公金の支出や職務権限の行使について、改めて「襟を正す」ことを求めた判決であります。
写真は、庭先に咲いたヒマワリです。
昨年は小さい背丈でしたが、今年は2㍍を越す高さまで伸びています。
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