6日、武藤明美県議や船津健二伊万里元市議らとともに、塚部芳和伊万里市長を訪ねましたので報告します。
訪問の目的は、九州電力玄海原発の危険から住民を守る立場で九電と自治体との「事前了解」「拒否権」など実効性のある協定を求める塚部市長を激励し懇談するためです。
玄海原発から最短で12㌔で全域が30㌔圏内に入る伊万里市は、先月に九電と県内17市町(唐津市、玄海町、伊万里市を除く)が結ぶ、玄海原発事故に備えるとした〝原子力安全協定〟に不参加を表明しました。
理由は、県や玄海町の「立地自治体」が九電と結ぶ「安全協定」並みに「事前了解」などを盛り込んでないことで、実効性がないと「立地自治体」並みの「安全協定」を周辺自治体とも結ぶことを求めています。
塚部市長は、不参加について、「事故が起こってから連絡がある〝協定〟に市民から不安の声があがっている。(不参加は)市民の安全を担保するためで、玄海原発で事故があれば立地地や周辺自治体は運命共同体だ。今の原子力行政に風穴を開けたい」とのべました。
安倍自公政権が進める原発再稼働の狙いに対し、塚部市長は「原発再稼働に舵を切るのはおかしい。新たなエネルギー政策に切り替えるべきです」と話しました。
塚部市長を支持する議会のでは、塚部市長を支持する「決議」をあげるよう調整していることや市民や市外からも応援のメールなどがたくさん寄せられていることが紹介されました。
私は、福井県小浜市の市長が、立地自治体ではないことから「立地自治体並みの安全協定」を求めていることで、議会や市民団体が応援していることを紹介し、連帯すれば「県内自治体が事前了解を含んだ安全協定を結ぶことは可能」になると塚部市長にエールを送りました。