原子力規制委員会は10日、川内原発を「新規制基準への適合を了承」しました。
次に続く原発として田中委員長は、九電玄海原発3、4号機と高浜原発3、4号機をはあげています。
福島原発事故の教訓を活かし「世界最高水準の規制基準」とのふれこみですが、本当でしょうか。
九電は、再稼働のための工事費に3000億円をつぎ込んでいるので赤字になっている。
川内が動けば200億円の利益が発生すると新聞は報道しています。
「企業の経済活動より人格権が優先される」と断じたのが大飯原発差し止め判決(福井地裁)だったはずです。
福島原発事故から3年半。いまだに13万人という唐津市の人口よりも多い方が放射能の被害におびえて故郷に帰れずにいます。
人類と原発は共存できません。
まず、玄海1号機を廃炉を決定し、廃炉に伴う技術や廃棄物の処分方法は決まっていません。
いずれ多くの原発は、廃炉の時期を迎えます。
「廃炉技術先進原発」として位置づけ、玄海に多くの技術者がくるようにすれば、再稼働への雇用よりも「廃炉での雇用」が増えるといわれていますし、社会に貢献する先進技術の原発として名誉ある地位を占めると思うのであります。