生産者米価の「概算金」(農協が農家に支払う内支払い金)が7000円台(60㌔㌘)になっているといいます。
農家には、後日「清算金」という形で、実際の販売価格が上まわった分を支払われますが、あまり期待できません。
これでは、米の生産にかかる費用の半分にも満たず、農家のやる気をなくします。
政府は、暴落の原因を「過剰米」だと言います。
日本人は、そんなに米を食べなくなったのでしょうか。
そうではありません、安倍内閣が「価格は市場にまかせる」との政策をとっているため先安感がでて、投げ売り状態となっているからです。
アメリカでも、生産コストを基準に農家に助成をしています。
何でもアメリカに従う安倍内閣は、ここは見習わないのでしょうか。
安倍内閣は、「農業・農村の所得倍増」を掲げながら、やっていることは、「農民泣かせ」です。こんなことをするから地域が荒廃し、若者が去り、イノシシやサルの住みかになっていくのです。
安倍内閣は、「地方創生」というなら、「米つくって飯が食える農政」にすることではないでしょうか。