玄海原発5㌔圏内の呼子町殿浦西地区の住民に安定ヨウ素剤の説明と配布がされました。
参加者が対象者の3割程度と参加者が少なかったことは気になります。
それ以上に気になるのは、「三歳以下の子どもには避難場所で調剤した液状を服用する」というものです。
「安定ヨウ素剤」は甲状腺ガンの抑制に効果があるといわれています。
特に妊婦や幼児は、放射能の影響を受けやすく早期の服用が重要なのに、「避難場所に届いてから」では遅すぎるのではないでしょうか。
このことを、先日市議会で県の職員に質問したら「5㌔圏内の住民から早期に避難させるので渋滞は起きない」と机上の説明でした。
福島の教訓が活かされていないと反論しました。
子どもや大人は避難前に服用し、3才未満児は遅れて服用では現実を見ないやり方です。
しかも、とても多い避難場所に医師や薬剤師が待機しているのかも疑問です。
こんな現実を見ない安定ヨウ素剤の配布は「再稼働のアリバイづくり」にしかなりません。