3月議会の結果を知らせる「唐津市議会だより」は、議会としての情報発信の一つでもあります。
その「議会だより」について「私たちがしりたいことが書いてない。議会だよりの役割を果たしていないのでは」と党市議団に市民から指摘ありました。
3月議会は、市が発注する公共工事に関して「不正入札事件」が汚職事件に発展し、坂井俊之市長の企業後援会長が逮捕されました。 この企業後援会長が主催する「ゴルフコンペ」に「市長杯」という冠が使われたり、古希の祝いに「坂井俊之」の名前が使われるなど公私混同が明るみになり、市政を揺るがす辞職を求める集会や署名運動と発展しました。
議会最終日の「市長不信任決議案」の審議では「黙って否決」したことで、傍聴席から、市長擁護派の議員に対して激しいヤジが飛び交うなど議会は混乱を招きました。
そのことを一遍の「否決」という記事で済ませている事への指摘の声です。
「議会だより」の編集には、各派から選ばれた委員が、編集作業を行っています。
編集方針は、「議員の議会活動を正確に伝えること」で、市民のみなさんに寄り身近な議会だよりになるようにしています。
日本共産党の志佐治議員と社民党の伊藤一之議員は、「特別委員会の審査結果や坂井市長の不信任決議の採決について詳しく載せるべき」と主張しましたが他の委員から賛同が得られず、詳しい内容の掲載は実現しませんでした。
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写真は、3月議会だよりで、坂井市長の不信任決議案を「否決」とだけ記載されています。