北海道寿都町(すっつちょう、人口2900人)の片岡春雄町長が突然、原発から出る「核のごみ」受け入れの第1段階の「文献調査」に応募する、と表明(12日)しました。
寿都町は日本海に面し、漁業と水産加工が基幹産業です。降ってわいたような発言に、近隣の自治体首長や漁業関係者が猛反発。鈴木直道知事も「受け入れがたい」と表明する事態になっています。
片岡町長は、「町はどこも財政難。先手を打った」と述べ、文献調査に伴う交付金20億円が欲しいとの意図をあからさまに語っています。
必死で「使用済み核燃料の最終処分場」を探している政府は、財政難で苦しむ地方の市町村に札束で応募させようとしているのです。
人体に危険を及ぼす物を何万年と安全に保管できるか疑問です。
それに、風評被害もあります。
同じようなことが、玄海町や唐津市からそういう首長が出やしないかと思ってしまいます。