今朝の佐賀新聞は、九電が家庭用電力の固定買い取り価格を11月以降「一㌗7円」で買い取ると報じています。
買い取り制度は、10年前の2009年48円で始まったものですが、大幅引き下げには驚きです。
他電力も9円から7円と引き下げていますが、九電の7円は四電と同じ最低です。
九電は、太陽光発電などを一時的に発電停止にする「出力抑制」を昨年10月から今月までに56回にも実施している全国で唯一本格実施している電力会社です。
契約を結んでいる世帯は、7円で契約を続けるか新電力と売買契約を結ぶかの選択をすることになります。
九電は、来年4月以降に「太陽光の余剰電力を一旦預かる」新制度も始めるとのことです。
九電は、原子力発電コストは「1㌗10.1円」と他発電より安いので「基幹発電」と位置付けていますが、太陽光を「7円」で買うということは「太陽光発電が発電コストは原発より安い」ということを九電が認めたことになります。