フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

たまにはヒッキーを返上してみよう・・・

2007年10月06日 | 極めて日常茶飯事

 休みというと、近所のスーパーとホームセンターへ行く以外家から一歩も出ない、半ヒッキーなワタクシ。「3日あるんだから1日くらいは外へ出てみようか・・・」と呟いた私に、同僚Gちゃんは「ぶっ」と吹き出した。「2日は引きこもるつもりなんだ・・・」そのとーりでございます・・・。
 で、外へ出るぞ!と決心した本日。ここに引っ越してからずーっと一度は行ってみたいと思いつつ、出不精のため8年間行かなかったのですが、やっと重い腰をあげました。
 普通電車でのこのこと向かった先は「ごんぎつねのふる里」こと、新美南吉の故郷。「ごんぎつね」に登場する兵十さんが、うなぎをとった矢勝川。この堤防は彼岸花の名所なのだ。彼岸花は好きな花だ。堤防が真っ赤な絨緞になるほどだと聞いていたので、見たいとずーっと思っていたのだ。それに、「ごんぎつね」は一番好きな童話でもある。好き、というとちょっと違うかな・・・。読むと号泣。最後を思い出すだけで胸にウッとこみ上げる、悲しい物語だ・・・。ごんが可哀そうで愛おしくて、福井弁で言うと「かわいー」なのだ!出身が福井の母が伯母たちと話していると出てくる言葉なのだが、いわゆる「可愛い」という意味ではなく、こどもや年下の相手が、けなげだとか、可哀そうで愛おしいという、「可哀そう」というニュアンスが入る言葉なのだ。
 というわけで、日焼けしそうないい天気の中、半袖で出かけました。
 
 今週雨の日があったので、ちょっと色褪せていました。多分先週の週末がいちばんきれいだったんじゃないかな。
       
 白い彼岸花も一部植えられていました。でもやっぱ、白より赤だよね。
 その後「新美南吉記念館」へ行き、ちょうど今月は「ごんぎつね」の10分くらいの人形アニメを上映していたので、他に誰もいない(途中で女の子が1人入ってきたけど)上映室で見て、ごんが死んで、兵十が「ごん~~」と号泣するところでやはりぐっときて目がうるんでしまった・・・。今思い出しただけでうるうるきちゃったぞ!ああ、なんでこんなにこの話に弱いんだ・・・。

 駅に戻ってさらに知多半田駅まで移動。今日明日は半田山車まつりなのだ。山車にはすべて、からくり人形が乗っている。前に住んでいた岩倉市も、山車というと、江戸時代から守ってきたからくり山車だった。高山には負けないぜ!(生まれも育ちも名古屋だけど、岩倉には就職してから8年住んでいたので、第二の故郷という愛着がある・・・)今住んでいるところも今日明日はからくり山車が出る祭りがあるのだが、いつでも見られると思って、未だに行ったことがない・・・。
 半田市は駅前がとても整備されていた・・・。名鉄の駅からJR駅にかけてと市役所まで、全面歩行者天国で楽ちんびっしり屋台も並んで、久しぶりに祭りに来た~!って感じ。山車が揃い踏みしてのからくり人形の演技には時間的に間に合わなかったので、9代目玉屋庄兵衛さんのからくり人形実演へ。行列していて結局40分待ちで見学できた。
   
   
 弓曳き童子。矢を射たあとの得意そうな表情(ちょっと首を傾げて顎を上げただけで、そう見えるのだ。芸が細かいぜ!)がラブリー
 その後、広場から出てきた山車を見物。若者は元気でいいのう・・・。
        
 前部に乗って叫ぶヤンキーな兄ちゃん2人。日頃はバイクに乗って爆走していそうな強面だ。(法被にさらし巻いているのにグラサンとか、キャップ被ってたりとか。ミスマッチ・・・)是非この二日間、暴走するエネルギーを発散して青春を謳歌してほしいものだ(笑)
 そしてどこへ旅行しても幸田が必ず買うもの・・・それは地元の酒。知多半島内の地元の酒屋さんとかでは売っているらしいが、めんどーなので酒もスーパーで買う私は見かけたことがない。ので、商工会議所だか市役所だかのスペースで売られていた知多のぶどうで作った(うちの市内にも、ちょこちょこぶどう直売所があります・・・)ワイン。
  
 横向きですみません・・・。直すのがめんどー「デラウェアで作ったでら(名古屋弁でとても、すごく、の意)甘い」酒というダジャレな名前。ラベルの鯛はこれも知多半島先端の豊浜町の「鯛まつり」だな。ごんぎつねの姿もあります。今飲みかけ(さすがにフルボトルを一度に飲んだりはできません・・・)のワインを飲み終わったら口開けよーっと。

 というわけで、ヒッキーを(1日)返上したので、明日からはまた元通り。ああ、面倒だけど植木の手入れ(単に雑草を抜いて伸びた枝を切るだけ)もそろそろしないと、いいかげん見苦しいよな・・・。