フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

起きたら掃除

2011年06月05日 | 猫ばか日記
 曇りの日は、猫たちが朝起きてこなくて大変よろしい・・・。
 日の出とともに起きる彼らと違い、飼い主は24時間制なのだ。6時より前には起きたくない。なので、梅雨入りしてからは曇って朝日がはっきりしないので、猫たちは騙されて(?)なんとか6時くらいまでは寝ていてくれて嬉しいぞ。
 なのに・・・なのに、貴重な休日の今日、5時半に不吉な声で目が覚めた。猫を飼っている人なら聞いたことのある、毛玉を吐こうとするときの「ゴッ、ゴッ」というような断続的な喉の音だ。
 私は2階の寝室で寝ているのだが、聞こえてくるのは1階から。ちなみにそんなに大きな声ではない。しかし私は、たとえどれほど熟睡していようと、トラックが地響き立てて通ろうと起きない私だが、一緒に寝ている老猫が(こいつはしょっちゅう吐くんだ・・・。長毛だから?)、まだそんな声さえ出す前に、気配を察して目が覚めるという特技を持っている。(そのおかげで何度、ベッドの上で吐こうとしている老猫を大慌てで床に下ろして、事なきを得たことか)しかし今朝は老猫がベッドから抜け出して、1階に降りてからだったので、目が覚めるのが遅れたのだ。
「うぬっ」
 と飛び起きて階段の上から見下ろした私は(眼鏡かけていないのでよくわからん・・・)、玄関で吐いている老猫を見た。ま、まさか・・・?!と慌てて引き返して眼鏡をかけて階段を駆け下りると、案の定。
「お~ま~え~・・・。なぜわざわざ、この広い玄関で(ムダに広いんだ、これが・・・)、私の靴の中、しかも380円の突っ掛けサンダルではなく、ヘビロテお気に入りパンプスの中に吐く・・・?」
 猫というのはほんっとーに嫌がらせか?!と思う場所に吐くんだよなー。リビングが縄張りの若い猫たちは、防水加工済みの床ではなく、床面積の3分の1しかないラグの上にわざわざ吐いてくれるしな・・・。
 というわけで、朝からしくしくしながら掃除をしたワタクシであった・・・。

お向かいさんが越してきた

2011年06月05日 | 極めて日常茶飯事

 土日のワタシは外出しない限り、寝巻きでダラダラである。そんな土曜の午後、DVDを見てごろごろしていると、玄関の呼び鈴が鳴った。一体何のセールスだ・・・とインターフォンの画面を見ると、カジュアルな服装の男性。セールスじゃないなら何だ?「リンゴ売り」(ときどきやって来る・・・。この季節はもうないけど)でもあるまいし、と「どちらさんですかー?」と聞くと、「あのー、向かいのアパートの○号室に越してきたものですが、ご挨拶に・・・」
 こりゃ驚いた!同じアパートの両隣くらいなら挨拶するかもだけど、まさか道路はさんだ向かいの家に挨拶なんて、なんて奇特な・・・と思いつつ玄関に出て行き、
(あ・・・わし、パジャマにスッピンじゃん。かろうじて顔が洗ってあるだけで・・・。ま、いっか・・・)
 どうせ宅配のにーちゃんにもこの格好だしな・・・と戸を開けた。
 まだ20代と思われるおにーちゃんが、「こんにちは、向かいの○号室に越してきました。これ、どうぞ」と差し出したのは、知多半島(私の住む地域)名物、えびせんべい・・・。
「あらまー、どうもご丁寧に・・・」
 私が引っ越して来たとき配ったのは、石鹸3個、激安薬局で買ったから150円くらいだったけど(←これもどうよ・・・)、推定500円くらいの立派なもの。もしかして、アパートの向かい、並びの3軒全部に配ったのかしら・・・。この分だとアパート全室に配ったんだろうなー。勤務先がえびせんべい屋だとか?
「どうもどうも、よろしく」
と言いつつ、戸を閉めたが、はたと気がついた。・・・名前聞いてない・・・。
 思うに、研修が終わってそれぞれの勤務地に飛ばされたが、初めての1人暮らし。親が息子が住むアパートを見に来て、「アパートの人たちはもちろん、車を朝や夜中に出し入れして(夜勤があるとそうなる・・・。結構夜中にエンジン音やドアを閉める音が聞こえるよ)、向かいのお宅にも迷惑かけるんだから、菓子折りでも持って行っておきなさい」と指導したのであろう・・・。それで言われるままに持ってきたはいいが、物を渡すのに必死で、肝心のことは言い忘れたのであろう・・・。
 しかし、あれだな、そんな初々しいぼうやだったのなら、こう、ワタクシも、「引越し先の向かいの人妻」を演じるべきだったか・・・。
 老夫婦ばかりの家々の中に(この際、最近越してきた子連れファミリーの存在は無視。並び3軒のうち2軒はそうなんだから、いいことにしておいてくれ)、1軒だけメルヘンチックな可愛らしい家。小さな庭には真っ赤な・・・いや、真っ白なバラと、白・・・じゃなくて紫のパンジー。子犬はいないが猫ならいる。(レースを編んだりもしないが、ネットに妄想を垂れ流している・・・)若奥様が住んでてもおかしくないよな!
 実際には、おひとりさまの腐女子が本と猫にまみれて、たらりと住んでいる・・・。おそらく老後も何も変わらないであろう・・・。
 この頃はいい年した女性でも「婦人」と言わず「女子」というので、いまだ「腐女子」を名乗っているのだが、とりあえず定年退職までは「腐女子」を名乗りたいと思う。しかし、退職後は髪も染めるのをやめ(若白髪なんだよ・・・)、見事な真っ白な髪の上品な老婦人となり、「老腐人」または「腐老女」(なんとなく「不良」っぽい響きがよいぞ)と呼ばれたいものだな!