日の出とともに起きる彼らと違い、飼い主は24時間制なのだ。6時より前には起きたくない。なので、梅雨入りしてからは曇って朝日がはっきりしないので、猫たちは騙されて(?)なんとか6時くらいまでは寝ていてくれて嬉しいぞ。
なのに・・・なのに、貴重な休日の今日、5時半に不吉な声で目が覚めた。猫を飼っている人なら聞いたことのある、毛玉を吐こうとするときの「ゴッ、ゴッ」というような断続的な喉の音だ。
私は2階の寝室で寝ているのだが、聞こえてくるのは1階から。ちなみにそんなに大きな声ではない。しかし私は、たとえどれほど熟睡していようと、トラックが地響き立てて通ろうと起きない私だが、一緒に寝ている老猫が(こいつはしょっちゅう吐くんだ・・・。長毛だから?)、まだそんな声さえ出す前に、気配を察して目が覚めるという特技を持っている。(そのおかげで何度、ベッドの上で吐こうとしている老猫を大慌てで床に下ろして、事なきを得たことか)しかし今朝は老猫がベッドから抜け出して、1階に降りてからだったので、目が覚めるのが遅れたのだ。
「うぬっ」
と飛び起きて階段の上から見下ろした私は(眼鏡かけていないのでよくわからん・・・)、玄関で吐いている老猫を見た。ま、まさか・・・?!と慌てて引き返して眼鏡をかけて階段を駆け下りると、案の定。
「お~ま~え~・・・。なぜわざわざ、この広い玄関で(ムダに広いんだ、これが・・・)、私の靴の中、しかも380円の突っ掛けサンダルではなく、ヘビロテお気に入りパンプスの中に吐く・・・?」
猫というのはほんっとーに嫌がらせか?!と思う場所に吐くんだよなー。リビングが縄張りの若い猫たちは、防水加工済みの床ではなく、床面積の3分の1しかないラグの上にわざわざ吐いてくれるしな・・・。
というわけで、朝からしくしくしながら掃除をしたワタクシであった・・・。