フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

萌え語り~『psycho-pass』について語るぜ!~

2013年01月07日 | オタクな日々

 オ、オレに、深夜アニメ「サイコパス」について語らせろ・・・!

 10月の新作アニメがどどっと始まったとき、たくさんあったのでどれも第1話だけ見てあとは良さそうな作品だけタイマー録画にしておいた。なんやかやと時間がとれず、どのアニメもそれ以降録画した分を見てないままだった。で、やっと年明けて暇になったので、休み中に清盛とか戦国鍋とかバラエティとかを見終わり、次にアニメに取りかかるか・・・と、まず見始めたのが「サイコパス」。世界感や設定、1話のストーリーはおぼろげに覚えてはいたのだが、主人公の女の子があまり好みでなかったので、期待せずに(でも他のKとかコードブレイカーよりは一番好みだろうなーと思い)見始めたのだが・・・
 途中であれ・・・?と引っかかり、え、え、え?と期待を膨らませながら見、ドカーンと来たのが第10話。「なに、この子ってば、デレのないツンデレ・・・!」・・・まあ、ツンどころかトゲトゲですけどね・・・
 最初から説明しよう。
「人間の心理状態や情緒的傾向を計測し、数値化できるようになった世界。あらゆる心理傾向がすべて記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS」の俗称で呼び習わした」。精神状態を計測する「シビュラ・システム」は世界中に張り巡らされ、精神の安定を表す「色相」や、犯罪傾向を表す「犯罪係数」に異常があると判定された場合、セラピーや治療を受けて正常に戻すことが義務付けられている。犯罪係数については一定値を超え、かつセラピーを受けても下がらない、更正の見込みがないと判断された場合「潜在犯」とされ、社会から隔離される。
 社会の治安維持のため犯罪者=犯罪係数の高い者を取り締まる「厚生省公安局」の中の刑事は、「ドミネーター」という銃形態の武器を使用するが、この「ドミネーター」はシビュラ・システムとリンクし、瞬時に犯罪者の犯罪係数を測定、一定値以上にはパラライザー・モード(麻痺銃)、さらにその上の一定値以上の者には「エリミネーター・モード」すなわち即時射殺の形態に変化する。逆に規定値に満たない場合はセイフティーがかかり使用できない。つまり、犯罪者かそうでないか、裁判を待たず死刑執行すべきかどうかは、すべてシビュラ・システムが判断する。
 刑事は現在、実質的な捜査を行う、「潜在犯」が担当する「執行官」と、「執行官」を監視、指揮する「監視官」とに分かれている。これは犯罪に直接関わったり犯罪者と接したりすることによって刑事はストレスや精神汚染にさらされ、色相が濁ったり犯罪係数が上昇することが必至なため、それを防ぐために導入されたシステムである。
 ・・・というのが基本的な設定で、主人公(?)常守朱(ツネモリアカネ)が公安局に新人監視官として配属されたところから話は展開していく。しかし細かく話をしていたら先に進まん!ので、以下はワタクシのツボにはまった点についてのみ、語らせてくれたまえ!(詳しくは公式サイトやWikiで見てくれればよし!)

 ワタクシがはまったのはですね、「ギノ」こと「宜野座伸元(ギノザノブチカ)」監視官でございます。(この作品、人物名称の漢字が難しくて、読めないっつーの。なのでカタカナ表記で勘弁してください・・・)
 監視官というのはどうやらあらゆる官公庁の役人の中で一番なるのが難しいエリートであり(公安局に合格するなら、他の役所はどこでも行けただろう?みたいなやりとりがあったから)、おそらく知識、知性、判断力、責任感、安定した精神が求められるであろう監視官だっつーのに、ギノってば普段は冷徹、冷静沈着に振舞っているが、結構感情的。地雷を踏まれるとキレる。地雷とは何かっつーと、幼少の頃刑事だった父親が潜在犯と判定され、そのせいで差別を受けたりいろいろとつらい目にあった過去のトラウマに関わること。シビュラ・システムや科学的解析に基づいて捜査すべきであり、「勘」だの「経験」だの昔ながらの捜査を嫌悪している。多分父親がそういう「昔ながらの刑事」タイプだったんでしょうなー・・・。
 そんなどう考えても執行官たちに嫌われそうなギノなのに、一番年下のチャラいカガリ(漢字出ねー)執行官からは「ギノさん」と呼ばれているのが不思議なのだが(嫌いならそんなニックネームで呼ばないだろうし。それにきっと最初の頃、カガリはギノのこと「陰険メガネ」と陰で呼んだに違いない・・・!)、年下のまだ経験も浅い執行官に「ギノさん」呼ばわりを許しているところを見ると、ギノは執行官と監視官は一線を置くべき、と言いつつも、一線置くことと差別することは違うとちゃんと心得ている人なのだと思う。それに、一番サイコハザードに侵されそうな「犯罪者へのエリミネーター執行(第5話)」なんてそれこそ執行官にやらせればいいことを、自らやっている。(監視官の任務は「執行」じゃなくてむしろ「監視」ですからねー)そういうところが癖のある執行官たち相手に信頼を得ている理由なのではなかろうか。
 それに現在の執行官たちは、カガリを除いて全員、ギノの同期の同僚で友人でもあった狡噛慎也(コウガミシンヤ)が、ある事件で潜在犯と判定されて監視官から執行官に降格された事件の前からいるから、その事件のせいでますます頑なになったギノの態度を、寛容に受け止めている感じ。ただ、「おやっさん」とこベテラン元刑事の征陸智己(マサオカトモミ)とギノは何らかの確執があるらしい・・・が、もしかしてマサオカがギノの父親というのが隠し設定?と疑っているんだけど!だからあんなにギノはマサオカに反発するのかなー・・・と。カガリやもう1人の執行官クニヅカヤヨイなんてマサオカさんのことを「ギノの地雷」呼ばわりしてたしねえ。それにマサオカさん、いくらずーっと年下とはいえ、上司のことを人に話すときに「ノブチカ」って下の名前で呼ぶかなあ?だいたいは「ギノザ監視官は」とか「監視官は」って言ってるんだけど、私の見た限り2回だけ、「ノブチカ」ってぽろっと言ってるんだよねー。
 おっと、コウガミのことを語らずして私のギノへの萌えは語れない・・・!
 マサオカが朱に語った、ギノが、父親に加えて友人(コウガミ)までもが潜在犯になってしまったことでどれほどショックを受けたこととか。「犯罪者の心理を理解しようとするな。影響されるぞ」と心配してくれたコウガミに、「お前の経験か?」とギノは嫌味で返すんだけど、コウガミは肩をすくめただけでスルー。そのときのコウガミの、ひねくれてるギノを理解してるって雰囲気がたまらんとか。
 執行官は監視官同伴でなければ外出できない、もし監視官から離れれば逃亡と見なされてしまうんだけど、第10話でコウガミが朱のミスで罠にはまって攫われたとき、ギノは「コウガミを見つけたら警告なしにドミネーターを撃て」と言う訳ですよ。もしコウガミに逃亡の意思があって犯罪係数が上昇していれば最悪、エリミネーター・モードが発動して死ぬ。「殺してもかまわないというんですか!」と食ってかかる朱に、ギノってば「これでコウガミが死ねば君の監督責任だ。どうだ、自らの無能で人が死ぬ気分は」とネチネチと陰険な言葉を返すんですな。どうですか、このツンツントゲトゲっぷり!もちろん、ギノはコウガミが逃亡するはずないとわかっている。(信頼してるから)だからせいぜいパラライザーで気絶するだけだとわかっているけど、こんなトラブルに巻き込んだ朱に対して怒ってるからいじめずにはいられない。それに、コウガミが非番にも関わらず朱の依頼につきあって出かけたことも腹が立つ。つまり、朱に嫉妬しまくり。こ、このツンデレ(コウと2人のときはコウにしかわからないデレ方をするに違いないよ!)がああ!!
 このあと、「それくらいにしとこうか、ちょっと陰険過ぎるぜ」とマサオカさんに猫の仔のように首根っこを掴まれて放り投げられ(マサオカさんの左手はサイボーグ化されてます)、呆然とするのもかわいいったらありゃしない・・・!さらにコウからの連絡が届いて応援要請があったとき、「全てのドローン(補助ロボット)を出動させて、しらみつぶしに探せ!」(台詞うろ覚え・・・でもだいたいこんな内容)ととっても必死な様子で命令してて、「あー、そんなにコウが好きなのね・・・」と私をにやにやさせたことだよ。
 ああ、どうしてもっと早く見ておかなかったのか・・・!第1話も消しちゃってるし、時間がずれて2回ばかり録画できてないし・・・!(まあDVD買うからそのうち見られるけど、今見たいんじゃー!!なにしろツンデレギノと、コウとの絡みをチェックするため、録画分はすでに3回も見直してしまったくらいなのだ・・・!)
 私は兄と姉にメールを打った。「サイコパス、録画してない?」すると兄から私が録画しそこなった回も録ってあるとの返事が。ありがとう兄ちゃん・・・!持つべきものはオタクの家族だね・・・!!